2018/10/04(木)10:29
横山大観展@講談社野間記念館・オトノハカフェ
金曜日、日本画教室の校外授業で横山大観展を観に行きました。
場所は目白の講談社野間記念館。
来年3月公開の亀ちゃん主演映画の『PとJK』のフライヤーを
新宿ピカデリーでゲットしてから都バスに乗りました。
『PとJK』のフライヤーは表に出ていなくて。
カウンターで「PとJKのフライヤー、ありますか?」と訊いて
奥から出してきてもらいました。
胸キュン必至の映画なので、今から たのしみ~
何回観ようかな?3回は観るな、きっと。
講談社野間記念館は『ホテル椿山荘東京前』で降りると
ほぼ目の前にあります。
人の手を入れすぎない自然を生かした日本庭園の脇道を進むと
記念館の入口に辿り着きます。
展覧会のパンフレット。
展示されている作品の数がそれほど多くなかったため、
一つ一つの作品をじっくり観ることができました。
横山大観といえば、富士山の絵が有名ですが、
富士山を描くことについて、
大観氏の並々ならない思いがあることを
『霊峰(昭和3年作)』の説明で知りました。
「富士の名画というものは、昔からあまりない。
それは形ばかりうつすからだ。
富士の形だけなら子供でも描ける。
富士を描くということは、
富士にうつる自分の心を描くということだ。
心とは、ひっきょう人格にほかならぬ。
それはまた気品であり、気迫である。
富士を描くということは、つまり己を描くことである。
己が貧しければ、そこに描かれた富士も貧しい。
富士を描くには理想をもって描かねばならぬ。
私の富士も決して名画とは思わぬが、
しかし、描くかぎり、全身全霊を打ち込んで描いている。」
(「私の富士観」朝日新聞 昭和29年5月6日付)
展覧会では、横山大観と同時代に活躍した画家たちの作品も
展示されていました。
横山大観展は10月23日(日)まで開催されています。
展覧会鑑賞後、先生と教室のお仲間と共に
隣接している『オトノハカフェ』でお茶をしました。
野菜を使ったメニューが豊富なカフェみたいです。
カフェの入口では、有機野菜を販売していました。
イチジクとブルーベリーをたっぷり使ったゼリーをいただきました。
日本画の大作をじっくり鑑賞した後、
美味しいスイーツを食べながら日本画教室の仲間と歓談して。
心もお腹も満たされる豊かなひと時を過ごしました