久しぶりに慌ててワインを購入した。「シャトー・メルシャン マリコ・ヴィンヤード・オムニス 2012」と「シャトー・メルシャン 北信シャルドネ 2014」の2本で、伊勢志摩サミットで提供されたという発表がきっかけだった。
<参考資料>「シャトー・メルシャン マリコ・ヴィンヤード オムニス 2012」、「シャトー・メルシャン 北信シャルドネ 2014」、「シャトー・メルシャン アンサンブル ももいろ 2013」がG7伊勢志摩サミット2016で提供!
http://www.kirin.co.jp/company/news/2016/0527_01.html
他にも伊勢志摩サミットでは別の日本の作り手のワインも提供されたという。とはいえ、シャトー・メルシャンは何度か見学させてもらったワイナリー。日本開催のG7サミットでメーン級として提供されたというので、入手して飲んでみたい(あるいは飲んでみたいという人をみつけて一緒に飲みたい)という気持ちがむくむくとわき上がった。
オムニスは、よく通う都内の有名ショップに在庫があったことを思い出した。お金ができたら買おうと思っていたのだ。慌てて電話を掛けたら「在庫ありますよ~」とのこと。1本ゲットできた(買い占めに走るネットオークション中毒者がいたら、もう在庫がなくなっていることだろう)。
ついでに北信シャルドネがあるかと尋ねたら、「それはない」との返事。ヴィンテージが違ったワインでは、コト消費の観点からすると意味がない。急がなくては。
ここならあるかも、と考えて電話をかけた先は、勝沼のシャトー・メルシャンのビジターセンター。まだ数本在庫があるとのことだったので、昨日(5月28日)買いにいった。入手できた。
ビジターセンターの棚をのぞいてみたら、オムニスは在庫切れ。北信シャルドネは、訪問時点では棚に3本残っていた。一般売り用は、まだもう少しあるらしい。まもなく売り切れになるだろう。
シャルドネの北信はともかく、オムニスはボルドー系品種のブレンドワインなので、ブルゴーニュ好きには物足りないかもしれない。とはいえ、ピノ・ノワールに適した産地をカバーしていないシャトー・メルシャンの中で、椀子(マリコ)は売り出し中の新しい産地である。大手資本(というほどメルシャン自体は金持ちじゃないと思う)が力を入れる今日的な日本ワインとしては代表的な存在といっていいだろう。
選ばれたワインについては、セレクションした人物の問題で偏りがあるかなとは思う。個人的には、中央葡萄酒などの甲州とか、余市などのピノノワールのワインが含まれていたらもっと良かったのに、という印象を受ける。