名刺(その2)
フランス旅行ではもう1枚、著名な作り手の関係者の名刺をもらった。 場所は帰国直前、パリのラヴィーニャ。 ワインを物色していたところ、なんだか上の方が騒がしい。 以下、女性店員さんとの会話(日本語です)。 「いまちょうど、有名な作り手の方が来ているんです。残念ながら会員の方とジャーナリスト限定なんですが」 「どんな作り手ですか」 「○○とか○○とか…」 「…すみません。ボルドーは興味ないですね…」 「スペインやシャパーニュの方も来ているんですよ」 「へー」 突然、長身の紳士が階段を降りてきた。 オリヴィエ・クリュッグ氏。昔、日本にもいたことがあり、日本語が話せるのだそうで。 帰国後、「ワイナート」のバックナンバーを眺めていたところ、彼のインタビュー記事が出ていた。 クリュッグなんて今まで飲んだことがないので(飲んでみたいのはヤマヤマなんだけど)、話題につまる。ブルゴーニュワインとは、かなり勝手が違う。もう、何を話したか、ほとんど覚えていない。ただ、「私のように、貧乏でもワインが好きな愛好家が日本にいることを忘れないでください」とだけ申し上げた。 店員さんのお勧めのビゾーと、シャソルネイのブルゴーニュブラン、パカレのアリゴテを買って店を出た。 2階では、まだワインの著名な作り手とジャーナリスト、お得意様限定のイベントの歓声が続いていた。 次にシャンパンを買う機会があれば、クリュッグを購入してみたい。