2006/03/11(土)22:05
独断と偏見で選ぶスポーツ名場面ベスト20 その7
第5位 ソルトレーク五輪 ショートトラック男子1000M(2002年)
皆様はオーストラリアのスティーブン・ブラッドバリーという選手をご存知でしょうか?「神」の異名を持つスケート靴職人です。
ブラッドバリーの神業的偉業は実際に見るのが一番でしょう。動画を拾ってきましたのでまずはそちらをご覧ください。
準決勝
http://www.geocities.jp/vitaminw1977/bradbury2002_1.wmv
決勝
http://www.geocities.jp/vitaminw1977/bradbury2002-2.wmv
いかがでしょうか?幸運どころの騒ぎではありません。まさに神の域です。
当時私はこのレースからどんな教訓を学ぶべきなのかかなり真剣に考えました。「あきらめたらそこで試合終了だよ」(by安西先生)ということなのか?でもブラッドバリーは最後の周回明らかに諦めてたしな。
まさか、「レースでは後方待機に徹すべし」ということなのか(笑)
他にも色々考えたのですが、結局答えは出ませんでした。
私は思いました。「要するにブラッドバリーは現人神なのだ。凡人が神の所業から教訓を得ようというのがおこがましい。ただ拝み、崇拝していればいいのだ」と。
第4位 アメリカW杯アジア最終予選 日本対イラク(1993年)
あまりにも有名な「ドーハの悲劇」です。
最後のヘディングシュートが決まった以後しばらくの間のハッキリした記憶はありません。気がついた時には全ての番組が終了しており、小さなテレビ画面は砂嵐になっていました。現在に至るまでショック度ではこれを超えるものはないです。
ただ、冷静になって振り返ると、当時の戦力では望みうる最高の成績だったのは間違いないと思います。選手の能力の低さ、選手層の薄さを、抜群のチームワークとカズの決定力でカバーしていました。この最終予選に限らず、当時のカズの力は凄かったです。本当に頼りになりました。
そのカズがとうとうW杯には出場できなかったんですよね・・・これも神の思し召しなのでしょうか?
スポーツの極限の場面ではどうしても運命論者になってしまいますね。