あまりスポーツの話ばかり書いていると見捨てられてしまいそうなので(笑)、久々に投資関連の本の紹介でもしてみたいと思います。
直伝藤巻流「私の個人資産」運用法
著者の藤巻氏は東京市場では「伝説のトレーダー」と呼ばれる大変有名な方です。といいつつ私はよく知らなかったのですが、先日フィナンシャルジャパンのインタビュー記事を読んで興味を持ったので、著書を読んでみました。
本書はタイトルの通り藤巻氏が考える資産運用方法についての説明が中心になっています。といっても個別の株や不動産の選択方法ではなく、資産配分について述べるものです。
その主張の要旨を簡単にまとめると、「今後日本はインフレになる。だからデフレかつ低金利な今のうちに可能な限り固定金利で借金をして、株や不動産などの実物資産を購入すべきだ」というものです。
将来のインフレを予想する見解は珍しいものではありませんし、私自身も将来結構なインフレになる可能性は高いだろうと考えています。それ以外に政府の膨大な財政赤字を合法的に解決する手段は思い浮かびませんので。
この本のすごい所は「可能な限り借金すべき」という意見です。
これは心情的には難しいですが、理論的には完全に正しいと思います。インフレになればなるほど借入金は希薄化されるので、それを希薄化されにくい実物資産に変えておけば労せずして大儲けです(目には見えない儲けですが)。
問題は銀行は不動産を買うためにしかお金を貸してくれないということです。私は不動産投資の知識は皆無ですし、そもそもあまり不動産を保有したくありません。不動産は税制上不利ですし、将来的に地価はもっと下がると考えているからです。どこかに株式投資のための資金を30年間3%の固定金利で貸してくれる金融機関はありませんかね(笑)
少し話がズレましたが、本書は内容が充実している上に大変読みやすいので、お勧めです。
本日ブログのアクセス数が20万に到達しました。更新頻度の低さにもかかわらずたくさんの方にご訪問いただき、大変感謝しています。
自慢話のようで恐縮ですが、「アクセス数÷日記件数」で見るとこのブログはなかなか優良な部類に入るのではないでしょうか。今後この指標をAER(Acsess Entry Ratio)と命名して広めていきたいと思います。
冗談はさておき、今後も思ったことを気軽に書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。なお、下落・暴落の際には可能な限り張り切って更新したいと思います(笑)