<レギオンより>
監督自らの自叙伝と言うことをふまえて観た方がいい。
「韓国版 スタンド・バイ・ミー」とか「韓国版 ワンス・アポン・ア・タイム」
等という宣伝はかえって、この作品への期待を損なわせてると思う。
「スタンド・バイ・ミー」ほど作られた友情物語でもないし
「ワンス・アポン・ア・タイム」ほどGANGの壮大な世界を描ききってもいない。
「チング=新旧=長く親しい友」と名してるわりに、終わりは
ヤクザの乱闘シ~ンに時間を割きすぎてる気がする。
ただ、今の日本にも失われてしまってる、友人・家族・大人などのありかたは
懐かしかった。自分の息子ドンスを殺した(嫌疑のある)かもしれない
ジュンソクに対して、「おまえも息子だから。。。」と言えるドンスの父親や
どんな生き方をしてても、友人を見捨てない優等生のサンテクやジュンホの
人間性は素晴らしいと思った。
ジュンソクは自分の親の道を生きた。それに対して、自分の親の仕事を恥じて
ヤクザの世界へ足を踏み入れたドンス。そこらへんが心の行き違いを招いたのかな。。。
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