2023/12/08(金)18:40
【出さない手紙〜私の場合】
これは先日の「トークライブ」でお話した、私が初めて「出さない手紙」を書き、効果を実感したときのお話です。
これまであまりしてこなかったお話です。
………………………
もう20数年前のことになります。
3人兄妹の真ん中の長女が幼稚園の頃、幼稚園バスのお迎えでママ友が出来ました。
私の住んでいたニュータウンは、マイカーがないと不便なところ。
私は運転が苦手な上、ダーリンが仕事で車を使っていたので、普段はバスや徒歩でした。子ども3人連れての習い事の送り迎えや買い物など、大変でした。
そんな中、ママ友Aさんが車を出してくれることが多くなりました。
それは本当にありがたく、いつも感謝していましたが、当然彼女の都合に合わせなくてはならず、ある時からだんだん上下関係が出来てきたのです。
そのうち付き合いが7年と長くなり、Aさんと私は、子どものお稽古事だけでなく、スポーツジムやパートに至るまで、同じところに通うようになっていました。
今思えば、私はAさんに少しコントロールされていたのかもしれません。
そんな時、長女が小5のときに不登校になりました。
それは私にとって衝撃的な出来事で、色々考えて、私はジム通いやパートを辞めることにしました。
すると、何故かAさんからひどく叱責されたのです。
当時、子どもの不登校は今ほど多くなく、
私もまだまだ未熟で真理が見えず、
当時は親も先生も皆「学校に行くこと」だけが解決と思っていました。
本当に今思ってもかなり落ち込んで、自分を責め続けていた時期でした。情報も支援も受け皿も全く無い中、本やカウンセラーからは「愛情不足」「母親のせい」等と言われ、氣力体力ともに限界という時でした。
正にそんなとき、親友だと思っていたAさんから「不登校はあなたのせい」 「あなたの家族はバラバラだ」「上の子ばかり贔屓していた」
かなりのことを言われました。
潰れた豆腐のようにぐちゃぐちゃだった私の心は、さらにナイフでズタズタに刺されました。
何故こんなに責められなければならなかったのか。
当時はスピリチュアルも心理学も、全く縁遠く、その意味も理由もわからず、近所のカフェで大泣きしたのを今でもハッキリと覚えています。
その後、何ヶ月間も悩み続け、Aさんに対してずっとモヤモヤしていた私は、この関係性を変えたいと思い、手紙にこれまでの氣持ちのたけを、書いていきました。
本氣でAさんに渡すつもりで、何度も何度も下書きを書いて、何度も何度も書き直しました…
「受け取ったAさんはどう思うだろうか…」「あんなことも、こんな事もあった」
何枚もの便箋にギッシリと書いた手紙。
でも、最後に出てきた言葉は・・・
「ありがとう」でした。
書き終えて、ダーリンに読んでもらったら、「Aさんと付き合いを続けたいのか、離れたいのかわからない」と言われました。
確かに。自分はどうしたいのか?
そして、とりあえずその手紙は引き出しにしまいました。
すると…その一週間ほどたったある日。
なんとAさんは突然引っ越したんです❗
カフェで大泣きして以来、ほとんど顔を合わすことはなくなっていたので、その情報は私には全く入ってきていませんでした。
結果的に、私は一切なんの嫌な思いもすることなく、彼女と離れることが出来たのです。
奇跡のようでした。
…………………………
(画・佐川治奈)
本当に不思議なこと。
その後心理学を學び、「出さない手紙のセラピー」というのを知り、 「これはこういうことだったのか」
と漠然と、 内観することや、思いを吐くことの大切さを知ったのでした。
また、Aさんにもインナーチャイルドがあり、叱責され、コントロールされて育ったことも解りました。
彼女にとっては「叱責することが愛」だと思っていたのかもしれません。
そして今、様々な深層心理の學びを深めれば深めるほど、この事柄は実は「集合的無意識」に働きかけたのではないか、ということを思うようになりました。
自分の心を満たすためには、自分にとって「嫌な感情」を持ってしまう相手とは距離を取りたい。
だけど、どうしてもその「想い」を消すことが出来ない…
そんなとき。
「出さない手紙」を書いてみてはどうでしょうか?
ポイントは、自分の心を内観する。思いを吐く。
それだけでなく、相手の目線「2カメ」も持って、「この手紙を受け取った相手はどう思うか」
そこまで想像すること。
そこが最重要ポイントです。
*参考〜https://plaza.rakuten.co.jp/leirutan/diary/201811010000/【五つのカメラ・五つの視点】
そして出来ればその手紙は燃やすのがベストです。
私はこの「出さない手紙」の体験を通じて、今學んでいる「宇宙の叡智・言霊」との共通点を見出したとき、相手に思いを馳せることは、相手の深層心理とつながることになるのではないか、という考えに行き着いたのです。
先生は明確には「集合的無意識」とはおっしゃってはいません。
まだ學び終えてないから、推測の域でしかないのですが、自分の中で何かが繋がった感覚があります。
氣づいたことを少しずつシェアしていきたいと思います。
皆で一緒に氣付いていけるように。
ありがとうございました🙇
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