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Leisurely life

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メルの病気:低Ca血症とは

フトアゴ・メルは低Ca血症と診断を受け、現在治療中です。
そんなメルがなってしまった病気ってどんな病気?簡単に説明していきます。

☆低Ca血症とは☆
血液中のCaは副甲状腺(上皮小体)から分泌されるホルモン&ビタミンで維持されています。
このCa濃度の維持機能が正しく働かなかったり、この機能が狂う原因があった場合に血液中のCa濃度が低下する事を言います。
特徴的な症状に乏しいため症状から判断するのは困難です。主に血中Ca濃度の測定で診断がつきます。


*メルの症状*
・初期(我が家にきた段階)-手足の筋力が弱め・爪の掛からない所におくと立てずペッタンコ
       でも歩く、走る、登るが出来ていた。
       これが初期症状だと気付かず。

・中期段階-メルを持ち上げると手足の振戦が出る・でもまだ歩けていた

徐々に手足の振戦がひどく、急速に歩けなくなり異変に気付き病院受診。
初期段階~4ヶ月経過。レントゲン上、骨が細く密度も少ない「先天性骨密度低下」と診断。
先天的なものだから、特に医学的な治療もなくCa、VD3のサプリメントを与え2る様言われる。
全く歩けなかったメルが立てる様になったり歩ける様になったり出来、回復しつつあるのかなと思っていた。
ただ深刻な便秘で下剤を飲んでいた。

2ヶ月毎の受診をしていたが、色々調べているうちに「違う先生がメルを診たらどう診断するのか、治療法はないのか」と思い始める。

セカンドオピニオンを仰ぎに違う病院へ受診。初期段階~7ヶ月経過。
「進行性低Ca血症・テタニー&炎症合併・」と診断を受け、全身状態もシビアで厳しいと言われる。
一時期回復した様に見えたが、元気もなかった。痛み刺激に反応なし。
Ca注射開始。

・現在の症状-手足の振戦はまだあるが、全身状態が改善され少し活気復活。
調子のいい時は痛み刺激に反応する様に。呼びかけにも良く反応。
頑固な便秘も解消。
とっても調子のいい時は希に床上で歩ける様になる。手足の力が少し強くなる。



*メルの現在の治療*
軽症だとCaのダストで改善される場合が多いそうですが、メルの場合は重症なので毎日Ca剤&2週に1度のビタミン剤の注射を
私がしています。
薬.JPGシリンジ.JPG
Ca剤のカルチコールです。今のメルにとって大事な命綱の薬です。
これに加え、獣医さんの指示でCa&VD3のサプリメント(ネクトンMSA&REP)を与えています。
ネクトン.JPG
また、メルの様な子は便秘になりやすく、実際に便秘がひどく前医通院中に便秘治療もしていました。
最近は解消されましたが、今は整腸剤・レプラーゼも与えています。



ではCaってどんな働きをするの?VD3&P(リン)との関係を説明していきます。

☆Caについて☆
Caは主に骨や歯等を作っています。
体内のCaは99%は歯・骨に、残り1%が血液等の体液や筋肉等の組織にあります。
この1%のCaが止血をしたり、神経の働きや筋肉運動など生命の維持や活動に重要な役割をしています。
このためCaは常に骨に蓄えられています。

骨は少しづつ形成と破壊を繰り返し絶えず作り替えられています。
体内に入ったCaは小腸から吸収されて血中に入り、使う分だけ残して残りは骨に蓄えられ骨の形成をします。
一方、血中には常に同じだけのCaが必要なので血中のCaが不足したら骨は自らを破壊して補います(骨の破壊)
骨は体を支えると同時に不足に備え、Caを蓄えているのです。

長期間のCa不足等から骨の破壊が形成を上回ると骨がもろく折れやすくなる病気になる恐れがあります。


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☆VD3について☆
脂溶性ビタミンの1つ。食べ物から摂取をする他に日光を浴びると体内で生成されます。
VD3は肝臓や腎臓で活性型VD3となります。
小腸や腎臓でCa、Pの吸収を促進する働きによって、血中のCa濃度を一定に保って丈夫な骨を作ります。
不足すると体内でのCa代謝が乱れやすくなります。
Ca吸収が不十分となって、歯や骨の形成がうまくいかなくなり、それによってくる病や骨軟化症を引き起こしやすくなります。


*バスキングライトについて*
元々我が家ではずっと使用していたのですが、獣医さんの推奨はメタハラです。
(UVA、UVBの波長が最も太陽光に近く、光量も優れています)うちはカミハタ製を使用しています。
メタハラ1.JPG
ただこちらは高価なものが多いのが難点です。

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☆P(リン)について☆
リンは体内のミネラルの中でCaに次多い栄養素。Caと結合して歯、骨を作ります。
また神経や筋肉にも存在して神経の伝達等に役だっています。
Pが正常に機能するためにはCaとのバランスがとても大事です。
血中のCa・P比のバランスが崩れるとCaが活用されなくなります。
Pが多すぎると骨中のCaの排泄が促進されて、血液中に溶けだしてしまい骨がもろくなりやすくなります。
丈夫な骨のためにCaをしっかりとる事は知られていますが一方、Pを摂りすぎない事も重要なのです。


メルの場合は重症なCa低下のため、Pの摂取量も考えなければなりません。
獣医さんにも言われたのですがジャイアントミルワームはP含有がとても多く、Pが多いため逆にCaが少ない生き餌です。
なのでメルには与えられません。
元気な子でもジャイミルの与え過ぎには気をつけた方がいいかと思います。

メルに主に与えているものは、ふやかしたフードをメインに時々野菜を食べさせています。
メルは歯もスカスカになっているので硬い物が食べられません。

何事もそうで当たり前なのですが、バランス良く与える、ダストすることが大事です。
Ca、VD3、Pとの関係について改めて知って頂けたらなと思いご存じでしょうが載せました。

メルはアダルトでうちにきたUSCBの子でした。
来た当初から、床に置くとペッタンコ気味で筋力が弱いな、と気にはなっていたのですが歩いたり、走ったり、登ったり出来ていました。
9/16.2.JPG メル2.JPG←我が家に来た当初のメル。

バスキングもメタハラを当て、ダストもマルベリー・ミネラオール等を使用し、野菜も与えていました。
恐らく来た当初~Ca欠乏になっていて進行してしまったと思います。
何もしていなかった訳ではなくメタハラも当て、ダストもきちんとしてエサ等全てに凄く気を遣っていたにも関わらず止められなかった
病気の進行。
「くる病」は知っていましたがそういう病気はうちは無縁、と安易に思っていました。

フトアゴは変温動物なのでこういう病気になると獣医さん曰わく治るまでに凄く時間が掛かります。
メルも年単位は掛かると言われています。

辛い思いをするフトアゴはメルだけで充分、大変な思いをする飼い主さんも私だけで充分だと強く思っています。
出始めていた兆候に早く気付いてあげられなかった飼い主の私。
早期発見・早期治療が大事です。
例えば筋力が何か弱いな、手足に力が入ってないな等いつもと違う兆候があったら病院に受診する事をお薦めします。
エキゾチックアニマルを見て頂ける病院は少ないので万が一の時すぐに連れて行ける様
予め目星をつけておく事もお薦めします。

それを知って頂きたかったのです。


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