2020/05/06(水)08:00
「自省録」11巻25〜33
第11巻
25 ソクラテスの「私が極悪の死を遂げるといけませんから」という言い訳は、
恩を受けてこれを返すことができないような破目に陥らないように、との意。
26 「有特の生涯を送った古人の中の誰かを絶えず念頭に思い浮かべていること」
27 ピタゴラス学派の人たちの勧め
早朝空を仰ぎ、天の住人たちを思い起こし、彼らの秩序と、純潔と裸なることを思い浮かべよ
28 羊の皮を纏うていたソクラテスの姿を思え。
29 書き方と読み方は、まず教わらなくては教えることができない。
ましてや人生においてをや。
30 「君は奴隷に生まれついたのだ、理屈を言うのは君のすることじゃないぞ。」
31 「我が心わらえり。」
32 「彼らは過酷な言葉をもって徳を非難するであろう。」
33 「冬に無花果を求める者は狂人である。
子供がもはや奪われてしまっているのに、これを求める者は右と選ぶところがない。」
29 教える前に学ぶ必要がある。
「支配する前に支配されることを学べ」(『哲学者列伝』)
33 逆縁の不幸は、子供の死を看取ることは、受け入れ難いことです。