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独習!ウクレレ奮闘記

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April 1, 2009
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カテゴリ:映画・ドラマ

映画やテレビはあまり見ない方だった。
美術畑の私にとって、
銀幕やブラウン管に映るものは、絵画や彫刻と違って
実体のない、虚構でしかなかった。

ひょんなことから、今の仕事をすることになり
勉強のために映画やドラマを見るようになった。
何しろ、ADの経験なくいきなりDをやらされたんだから、
本当にあわてた。

さて、『洲崎パラダイス・赤信号』(日活 白黒 81分)という映画。
奇才、川島雄三監督が昭和31年に撮った作品である。
東京・州崎遊郭へと繋がる橋のたもとにある飲み屋を舞台に、そこに出入りする人々の姿を決して飾ることなく、しかし温かい眼差しで描いたドラマ。

オープニングとラストシーンが同じ場所。
このこと自体、大したことではない。
面白いのは、それぞれの天気の違い。
天気が違えば、光も違う。
この映画、実に光がきれいだ。
(照明部さんグッジョブ!)
モノクロで、フィルムだからなおさら、奥行きを感じる。
今では再現不可能な究極の美しさである。

無駄のない演出、精緻なカット割りも見ものである。
世界に誇れる監督の一人であり、もっと評価されてもいいと思うのだが。

いいかげん、露悪的、無責任、自虐的などと評される川島監督であるが、彼の本当は別のところにあるような気がしてならない。
ダンディな風貌の中に隠し持っていたもの、
それこそをカッコいいと、私は思う。

「サヨナラだけが人生だ」
「生きて行くと云う事は悲しいことです。恥しいことです」
彼の遺した言葉は一つひとつが染みてくる。

筋萎縮性側索硬化症という病に冒され、昭和38年に急逝した。
享年45才。









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Last updated  November 6, 2011 06:08:46 PM
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