2011/09/09(金)19:45
リズム
先月のある日、
ヘビメタドラマーのK君が久しぶりに帰阪してきた。
今は仕事もバイトも辞めて、音楽だけで喰っている、「プロ」なのだ。
で、3年前に教えてもらった、
“リズムと呼吸法”について、引き続き質問してみた。
前回の教えについては2008年3月5日の日記をご参照。
「だからぁ、言葉じゃ説明できないですよ!」
そこを何とか、さぁ・・・
「ん~、じゃあ1小節を32分で刻む練習をしてください」
32!?1小節4拍として、1拍を8分!?そんなの無理だよ。
「メトロノームを、そうですね・・・テンポ90にセットして、
1拍を2分で刻みます」
・・・それならできる!
「さらに、4分で次に8分で・・・と増やします。
これで1小節を32で刻むことになります、できるでしょ?」
・・・いや、4分×4拍の16が私の限界だと思う。
「それをやるんです!そしたら・・・・」
そしたら????
「その先に“リズムと呼吸法”の極意が見えてきますよ!」
・・・わ、分からん!?なんだか禅問答みたいだ!!!!
とにかく、やってみるよ!!
他に最近、どんな練習してる?
「・・・そうですね、例えば、
自分の叩いた音がマイクにどう乗っていくかを見る練習、とか」
・・・み、見る!?音が見えるのか!?
「はい、見えるというか、見ますね」
ボーカルの場合だと、声がマイクに乗せられるかどうかというのは、
私も宅録していて実感できるけど、
タイコの音をマイクに乗せる???
ってことは、ウクレレをマイクで拾う場合も、
ウクレレの音をどうマイクに乗せるかを考えろってことか!?
「・・・そうなりますね」
・・・そんな練習やってるウクレレプレイヤー、いるのか?
他には?もっとあるでしょ?
「・・・あと、ピアニシモの練習もやってます」
・・・これは、ここでは書けない!
「この練習をやっているのは、日本では僕の他に、何人もいないでしょう」
と彼は言った。
楽器演奏とはスポーツみたいなもんだ、と常々思っているが、
彼の練習はほんとにアスリートのようだ。
実は仕事中だったので、会話できたのは10分程度。
しかし、実に有意義な10分間だった。
k君、いやk師匠、いつも質問攻めにしてごめんなぁ。
うっとおしいおっさんやのに、真面目に答えてくれてありがとう。
感謝!
引退してすることなくなったら、うちのバンドでドラム叩いておくれ(笑)