れみどりの☆楽・音・食・眠☆　　　　　☆らくおんしょくみん

何にもおやつがなくて、口寂しいなーと棚を漁っていたら、ポップコーン用コーンの使いかけが出てきた。これこれ。さっそく鍋にパラパラ入れてみたら、ちょうど底に一並び弱。バター一カケ塩パッパ。しっかり蓋を押さえながら、火に掛けて揺することしばし。

……そろそろポンポンと弾けだしたころ、夫が外から帰ってきた。
「を。ポップコーンだな～。俺のやり方と違うなあ。俺はもっと強火でずーっと揺すってるけど」
「疲れるからね。これでいいの。大丈夫」
電子レンジで作れます、とか、アルミ容器入りでそのまま火に掛けられるものとかいろいろ売っているけど、シンプルな「トウモロコシ粒」だけのもので充分。

そのうちぽこぽこぽこぽこぱこぱこぱこぱこ…ぼぼぼぼぼ………。
音が少なくなったのを見計らって蓋を開ける。みごとに鍋一杯にはぜたポップコーンが！

さっそく熱々をお皿にやまもり出したら、あっというまに手が伸びて、むしゃむしゃ……。んー。できたてのポップコーンのおいしいこと！

「家庭用のポップコーンメーカーを作ったら、売れるかな…」と夫。
以前、おもちゃだけど実際に作れます…という商品をみたことがあったような気がするけど…。
「いや、おもちゃじゃなくて、もうちょっと大きくて、バザーなんかでも使えそうな、本格的な…」

「う・れ・ま・せ・ん！！！！」
「あっ・・・・・そっ・・・・」

図書館から帰ってきた二女もお祖母ちゃんの家で勉強してきた長女（誘惑がないからね）も
「を。ポップコーンだぁ！」と喜んで、取り分けてあった袋の中身を平らげた。

たった鍋底に一並べのトウモロコシ粒がこんなに増えるなんてねー。ポップコーンってなんてお利口！ごちそうさま！