れみどりの☆楽・音・食・眠☆     ☆らくおんしょくみん

2010/09/07(火)00:41

サイトウキネンBプログラム

音楽(1129)

サイトウキネン、聞いてきました。 今年もこの場にこられて幸せでした! マエストロ・オザワが最初にステージの端に登場して、会場のお客さんにおわびの挨拶。たしかに痩せられて、腰も痛そうでした。が、声はお元気でした。 チャイコフスキーの弦楽セレナードは、もうなんというか、わたしはいつ聞いてもこの曲は「胸キュン」なのですが、中でも最高に濃密な7分間でした。熱い熱い指揮。受け止めるメンバー。弦の響きが、こころと共振するような、じんじんする演奏でした。一瞬のタメに、う、ああぁぁと、やられてしまいます(なんて、俗な表現でしょう…すみません。この曲に関しては、ついこういう表現になってしまいます…)。 L2は、深く溜息をついて、「暖かい雨に打たれたようだ…」といいました。娘のあまりに詩的な表現に、我が身を反省しました…^^;  マエストロ、舞台への出入りも足をひきずるように。でも何度も登場されて、メンバーのみなさんと握手していました。立ってらっしゃるだけでも辛いのでしょうに…。がんからは卒業しました…と力強くおっしゃいました。腰も膝も、しっかり筋肉をつけて、完全復帰をお待ちしています。 ーーーーー 武満徹のノヴェンバーステップスでは、左右対称なチャイムやハープ、ドラ、弦も含めての配置。生で聞くのは初めてで、いろいろ新鮮です。琵琶と尺八のとても日本的な音と西洋の楽器が不思議に絡みます。ノイズ(=噪音そうおん)と静寂。風のざわめき。木々のそよぎ。…なのに、指揮者の下野さんはきちんと拍を振っているのが、とても不思議でした。 この曲は1967年、バーンスタインの依頼で武満徹がニューヨークフィルのために書き、小澤征爾が初演しています。小沢さん自身なら、どういう指揮だったのか…。うーむ(つい、こぼしてしまう…^^;) 後半の「幻想交響曲」(ベルリオーズ)も、相当な熱演でした。弦、特にコントラバスがこんなに一生懸命本気で弾いているのを見るのは、初めてでした! まさに、狂気のベルリオーズがそこに。マエストロの十八番です! 下野さんにとっても、相当なプレッシャーだったことでしょう。 世界中から集まった超一流の演奏家たち。終演後は互いに握手です。下野さんを称えて、オザワさんも登場。ハイタッチして抱擁していた姿。観客からも暖かい拍手が送られていました。あぁ~いつまでも聞いていたかった~! ーーーーー 会場で、お友達に会いました。「え? 1人で高速運転してきたの?」すごく驚かれたんですけど…^^; 彼女はとても女らしく美しい奥様。私とは全然違うタイプです(笑) でもなぜか長くお友達でいてくださって 彼女を見ると、いつもちょっと背筋が伸びる気がするのです…。そういう存在って、貴重です。

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