いよいよ明日…。
朝から娘はパジャマのままパソコンでゲームをしている。まだ荷物もできていないのに。まったく緊張の色はなし。一人ではなくたくさんの先輩や仲間たちとの出場だし心強いのは確かである。私の方がいらいらして、つい大きな声を上げてしまう。「はやく支度して!」「二日もヴァイオリン弾けないんだからちょっとは練習したら!」「そのぼさぼさの頭、どうにかならないの?」etc...娘は10時過ぎの新幹線に乗るために、9時50分頃家を出ていった。「じゃ~あね~。がんばってくるよ~」といつもの笑顔である。「ほんとに頑張って。顔だよ、顔。とにかくいい~~~い顔して歌ってね!」「はぁ~い(^_^)V」送り出してからはっと思った。娘は一人電車で行ったけれど、わたしがJR駅まで送ったほうがよかったかしら。親たちみんな見送りに来ていたかも…。いやいや、いつもしないようなことをするものではない。うちはうち。午後2時からは、一日先がけて小学校の部が始まった。わたしもピアノの練習どころではない。ビデオも撮りながらしっかりテレビに釘付け。でもどうも落ち着かない。こういうときはわたしはなぜかアイロン掛け。(ああ主婦だわー。)娘のブラウス。自分のブラウスやスラックス。普段かけないようなものまで積み上げて、つぎつぎ掛けていく。思いを込めてシワをのばしていく。すっきりアイロンのかかった衣類が増えると、その分なにか良いことが起こる気がするではないか。小学校の部では、関東甲信越大会でも目をひいた「合唱組曲日曜日から『朝』」が光っていた。表情よく歌っている。なつかしい歌である。同じ作詞者による組曲「チコタン」は自分も小学校の時に伴奏した。コミカルな大阪弁に突然の悲劇の物語。大好きだった。良い曲は時代を超えて残るんだなーと思う。ところでこの頃、娘達は東京高円寺の商店街を散策中のはず。今年の課題曲「花と一緒」はねじめ正一さん作詞で、この高円寺商店街に実際にあった花屋がモデルだという。3月から半年間にわたり歌ってきたこの曲も、明日が歌い納め。最後にその舞台である高円寺商店街を散策して気持を高めようという、先生の配慮である。家族へのお土産代もわずかだが持っていった。何を見て何を感じているだろうか。その想いが明日の歌に現れるだろうか。先日の関東甲信越大会の放送でアップになった顔を見たら、長野の少年少女たちはよく言えばとても素朴で純朴。だがそれは、反面「生き生きした」とか「活気のある」という雰囲気には欠けるという印象であった。普段から「響きと内面表現を重視する」のが信条の合唱部ではあるが、大きな舞台ではどうしてもアピールが弱くなる。さあてそこをどう乗り越えるか。この一週間は「あと残されたのは顔作りだけだ~」と先生のハッパもかかっていたというから、ちょっと楽しみではある。わたしも明日は行くからねー!がんばれー!あ。小学校の部は、「朝」の学校が金賞だった。やっぱりねー。「今まで生きてきた中で一番幸せです!」と泣いている小学生。うふふ。かわいかった。★娘たちは10校中9校目の出場。アルト(舞台に向かって右側)のどこかでうたってます。★今長女から電話!今日の弓道の試合、なんと団体で2位だったって!やったー。びっくり。いいことは続く、と信じよう(^_^)