カテゴリ:カテゴリ未分類
我々の艦隊は、イベントのシナリオ通りには進まず、まず、ハバナ経由でメリダをめざした。冒険クエのためである。さらに、ポルトロペで報告し、次のクエを受けてリオデジャネイロをめざすことにした。 リオデジャネイロに到達し、出航所役人に報告を行う。ここでも、世界周航を達成した艦隊についての話を聞くことができた。 「世界周航を成し遂げた艦隊はこの付近にも寄港しているんです。ただ、その頃まだこの街は無く、艦隊は積んできた品々と交換に先住民の方々から物資を手に入れています。交換する品としては、鏡や鉄製のものが喜ばれたようですね。この航海に参加した記録官も先住民は人がよく 十分な補給ができたと記しています。ですが…、艦隊の提督である、マゼランという人物がかなり強引なことをやっています。サンアントニオ号の船長を、突然、提督の従弟にあたるアルヴァロ・デ・メスキータに代えたのです。この艦隊は、イスパニア国王の出資で編成されていたので、ポルトガル人の徴用は制限されていました。当時イスパニアとポルトガルは海洋国家としての主導権を争う敵同士。この処置は当然といえましょう。ですが、このマゼランはポルトガルの生まれなのです。艦隊に参加した同郷の者は、わずかであり、むしろ提督がポルトガル人であること、それを快く思わない者が多数派です。この船長の交代は、提督への不満をさらに高める結果となりました。」 出航所役人にエレナが乗っているのに気づかれ、定期船により本国への送還を提案されたが、エレナはレミ航海を続けることを望んだ。 報告を終えたレミンカイネンは、次の寄港地ブエノスアイレスを目指す。 一方、セビリアでは、エルカノがバルボサを捕らえてるべく画策していた。エルカノはバルボサが世界周航の話を聞きつけ、その任を負った航海者に接触したとの情報を得たようだ。このバルボサは、マゼランの伯父に当たる男で、この世に残されたただ一人の親族ともいえる人物だったのだ。マゼランは香料諸島に向け、出航する前の数年間を貴族であるこの男のもとで過ごしたそうである。イスパニアの国王に航海の提案をするならば、王室に顔の利く人物がいれば心強いし、その人物が伯父ならばなおさら…というわけだ。さらに、マゼランはバルボサのもとにいるうち、その娘、ベアトリクスと恋仲になり、ついには妻として迎えた。そして、長男ロドリゴが生まれ、さらに世界周航中には、次男が生まれるはずであった…。しかし、本人も長男も死亡、そしてマゼランの妻も次男を死産した後に死亡。マゼランの妻と子に相続されるはずであった世界周航であがる利益の二割は、すべてエルカノの手にするところとなったというわけである。 エルカノ曰く「ネズミの死体にすら高値がつく極限の航海の末に得た利益だ! それを本国でぬくぬくと暮らしていた年端もいかぬ小僧どもに分け与えねばならぬなど…、断じて承知できん! 航海の利益は、私と、私の部下、そして、出資者であるイスパニア国王。この三者で分けることが道理…! だが、国王が血迷ってバルボサに恩寵を与えんよう、私は、マゼランの功績に関する一切の記録を抹消した。バルボサは、相続がなされなかったことそして親族の度重なる不幸に絶望し、いずこかに隠居したはずだ。この機に動くとあっては、必ずや、なにかある…。バルボサを早急に捕らえよ。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.07.27 16:04:02
コメント(0) | コメントを書く |
|