カテゴリ:カテゴリ未分類
第8章 一路セビリアへ
その2 モザンビーク発、ケープ経由、カーボヴェルデ行き モザンビークを出ると、港の南海上に戦闘用ガレオン10隻が待ち構えていた。まともに戦っては、勝ち目はない。距離を取って、戦闘回避することにした。 艦隊を振り切って一路ケープを目指す。いくらアフリカの熱気が強いとはいえ、驚くべき早さで食料が腐っていく! 何なんだ。これは、エルカノの部下の策略か? 原因をつかめぬまま、さらに船を進める。 ケープの南側にも戦闘用ガレオン10隻が、二列に隊列を組んで海上を封鎖している。大きく西側に迂回し、距離を取って、戦闘回避しながら、無事にケープに入港。モザンビークを出てから21日目。 補給して、次の寄港地であるカーボヴェルデを目指す。32日目でカーボヴェルデ付近の海上に到達するが、再び、戦闘用ガレオン10隻以上の大艦隊が海上封鎖している。NPC海賊も多い海域なので、今回は迂回は不可能のようだ。できるだけ、敵船に接近しないように航路を取りながら、入港をめざす。しかし、合計3回、襲われた。 傭兵 「おい、そこの船。停船しろ!」 船乗り「あの艤装…、香料諸島で襲ってきたヤツらと同じものですぜ! ということは…やっぱりだ! きっ、きやがった!」 停戦協定書を連発して、事なきを得、ようやくカーボヴェルデに入港することができた。 到着するとすぐに、エレナが、樽の底に隠された腐った肉を発見した。 エレナ「うええ…レミンカイネンさん。樽の底にこんなものが入ってたよ…。」 船乗り「うわっ、なんだそれ。腐りきった肉じゃねぇか…。誰だ、こんなもの入れやがったのは! すみません。船長。これからは、よくよく管理いたしやす…。」 食料が腐った原因はこれだ。エルカノ一味の策略に違いない。エルカノは、自分たちが味わった地獄を、あっしらにも味わわさせようと企んだのだろう。 エルカノ「…あれはまさに地獄だった。口にできるものといえば、黄色く濁って異臭を放つ水、犬さえ食べぬ腐り果てた食料…。それさえ口にできぬ日が、どれだけ続いたか…」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.08.16 09:19:15
コメント(0) | コメントを書く |
|