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れもん・は~と

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September 12, 2005
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カテゴリ:ムカツク~!!
今朝も龍治クンが駅で待っててくれた。
金曜日のことを言おうかどうしようか迷ったけど、この幸せな気分を壊したくないし、『凶暴な女』って思われるのも嫌だし、なにより『女同士』の問題に男子を巻き込むわけにも行かないから黙ってた。

べつに宣伝するような事ではないから龍治クンと付き合いは始めた事は、まだ誰にも言ってない。
でも純子たちに聞かれたらなんて答えようかな?って思いながら教室に入ったら、ソッコー純子が近づいてきて、学校に来る途中で2年生から放課後来るように言われたことを泣きそうな顔で言った。

タカコの姿を探したけど教室にいなかったんで、「そんなの無視しとけば良いよ!裕子や香には内緒にしとこうね!」って相手にしないことに決めた。


タカコに文句を言おうと思ったけど、同じクラスなのに何故かそのチャンスが無いまま放課後になった。
「今日ボク、バイトだから」って帰ろうとしたら放送が入って職員室に来るように言われてしまった。
職員室から戻ってきたら純子たちの姿が無かったんで先に帰ったんだろうと思って昇降口に行ったら、上級生が3人いて無理やり2年生の教室に連れて行かれてしまった。

2年生の教室に行ったら、教室の後ろの隅の机がどかしてあって、そこに10人くらいの人垣ができていた。
上級生に背中を押されるようにそっちの方へ行ったら、人垣の陰で純子と裕子、それから1年生だけど知らない子が教室の床の上に正座させられていた。
タカコと昨日ボコボコにした2年生が勝ち誇ったような顔して立ってたから、ソイツらを睨み付けたら、机に腰掛けてた上級生がボクに向かって「ほら、あんたもさっさと座りな」って純子たちの方を指差したけどボクが座る素振りを見せなかったら、「オメー耳がネーのかよ!」って無理やり座らせようとボクの頭を上から押した。

ちょうどそのとき、リョウコが香を連れて教室に入ってきたから「香も捕まっちゃった」って思いながらボクがいつまでも正座しないでいると、机に腰掛けてたもうひとりの上級生がリョウコに「その子もこっちに座らせな」って言った。
その途端、香が凄い顔で駆け寄ってきたかと思うと、机に腰掛けてた上級生の髪を掴んで机から引きずり下ろして、ボコッって上級生の顔面に膝蹴りを入れちゃった。

「ぐぉぉぉぉ」って悲鳴を上げながらのた打ち回る上級生のお腹を踏んづけた香が「フザけたこと、してんじゃねーぞ!」って怒鳴りつけたから、教室の中はシーンと静まり返った。

上級生をやっつけて啖呵を切った香はメチャメチャ恐かったけど、ちょっとだけ『カッチョイー!』って思った。


昇降口に向かう途中、もう一人いた志保って子が「ハイハイって大人しく聞いときゃ良いものを・・これでアイツらも引っ込みつかなくなったじゃん!」って言ったもんだから、香が「助けてもらってその言い草はなんだよ!」って志保の胸倉を掴んじゃった。
そしたら志保も「誰が助けてくれって頼んだよ!」って香の胸倉を掴み返してしまった。
ボクたちは慌てて二人の間に割って入ったけど、なんか香と志保は前から知り合いだったんじゃないかなって気がした。


入学したての頃「香って地元じゃ超有名なワルで、家の近くの高校に行けないからうちの高校に来た」って噂があったのを思い出した。
でも恐くて聞けなかった。

それより、明日からどうなるんだろう?
バイトにも遅刻しそうになったし、こんな事が続いたらどうなるんだろう?
メチャクチャ鬱・・・





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Last updated  September 12, 2005 09:44:08 PM
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