「ロコ貝」という正直な表示に、好感を持って食べました。
久しぶりに回転寿司に行きました江戸前の高級な鮨屋も好きですが、回転寿司も嫌いではありませんこれはラーメンにも言える事で、一杯で1,000円近くする有名店も良いけれど、年に何回かはカップ麺を無性に食べたくなりますたまたま「春の旬と貝まつり」という期間で、貝類が充実していましたおっ~「ロコ貝」があるのか少し驚きました以前は殆どの回転寿司が、「ロコ貝」を鮑(あわび)だと偽って提供していました最近でも静岡県にある「ホテル御前崎旬彩」が摘発を受けましたわざわざ、美味しい海の幸をいただこうと、遠州灘まで行って、南米の貝を鮑だと信じて食べさせられるのですから堪りません昭和期には高騰する鮑の代用品として、主に南米のチリから大量に輸入されて、回転寿司などで流通していましたしかし、2003年3月より日本農林規格の表記ガイドラインにより、標準和名の「アワビモドキ」若しくは「ロコガイ」を用いて、「チリアワビ」や「アワビ」等の名称を使わない事とされましたが、なかなか守られずに浸透していませんでしたこの「はま寿司」は平日ならば一皿90円(税込94円)ですから、本物の鮑を提供するのは難しいのでしょうしかし、潔く「ロコ貝」と表記している事に好感を持てました普段は絶対に食べない一皿ですが、何故か気持ち良く、食べてみたくなりましたただコリコリした食感が有るだけで、やっぱり「ロコ貝」は鮑では無く「ロコ貝」ですでも、正直に正しい表示をする「はま寿司」を気に入りましたもう「ロコ貝」は食べないと思いますが、また利用したいと思います些細な事に感じる方も多いでしょうが、一事が万事です「ロコ貝」を鮑として提供している店は、きっと他の事も偽ってますよ~