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フィンとリーフのトラキア博物館

フィンとリーフのトラキア博物館

エレブ人物図鑑・烈火の剣編(2)

フィン:「エレブ人物図鑑・烈火の剣編」のパート2は「ロウエン」からスタートします。

最新更新情報:4月17日に、No29「イサドラ」~No30「ヒース」までアップして、パート2は完成しました。(研究所所長フィン)



No16

ロウエン:18歳:リキア地方フェレ公国:ソシアルナイト→パラディン
恋人:なし 支援相手:マーカス

フェレの外れの小さな村に住んでいた彼は、村を山賊から守ってくれた騎士にあこがれ、フェレの騎士団に入団。マーカスのもとで従騎士として訓練をうけ、エリウッドの旅に参加した。食に対して妙に執着心を持っているのは、先代のフェレ侯爵専属の料理人を務めた父親の影響があるようだ。ボサボサ頭で独特の朴とつとした雰囲気をもつロウエンだが、彼のキーワードといえば、先ほども述べたように「食」である。食事でも一度でも抜くと気を失って倒れるというロウエンは、戦場では常に「保存食袋」なる袋を携帯し、中には大量の食料を詰め込んでいる。また料理をつくることも得意で、旅の間はエリウッドの食事も用意していたようだ。マーカスの厳しい訓練を耐えたロウエンは、その後の活躍は目ざましく、ついには「聖騎士」まで昇格する。静かな表情の裏では、かなりの実力を秘めていたようで、マーカスを驚かせる。動乱終結後、戦いを経て大きく成長したロウエンは、晴れて正式な騎士として認められ、ロウエンはその後も聖騎士としてその力を存分にふるったという。


No17

レベッカ:17歳:リキア地方フェレ公国:アーチャー→スナイパー
恋人:ウィル 支援相手:ウィル・ルイーズ

山賊に襲われた自分の村を守るため、エリウッドたちに助けを求めた村長の娘。山賊撃退後、行方不明に兄を探すのも兼ねて、エリウッドに同行することを決意した。狩りで鍛えた弓の扱いはなかなかのもの。レベッカは、とても気さくで明るい女の子である。年齢の近いニノとはすぐに打ち解けるし、リグレ公爵婦人のルイーズや、ちょっと強面(こわもて)の傭兵、レイヴァンなどにも積極的に話しかける。きっとレベッカの笑顔には、みんなの心を開かせる力があるのだろう。リンディス傭兵団に所属し、後にキアランの仕官となったウィルとは幼なじみ。5年前に自分の兄ダンとともに行方不明となっていたのだが、キアラン城の戦いで思わぬ再会を果たす。そしてウィルにともに家出をした兄のダンが、バドンの町で2人は別れ、その後の彼の消息はつかめないことを知った。しかしファーガスの海賊団にいるダーツと会った時、風貌があまりにも兄に似ているので、思わず彼に問いただす。しかしダーツはあくまでもファーガス海賊団の一員だという。結局その後の兄の消息は誰にもわからなかったようだ。動乱終結後、フェレに戻った彼女はフェレの家臣の1人となる。そして幼なじみウィルのプロポーズをうけ、結婚し男児を出産する。因みにその男児こそ、後の「封印の剣」に登場する弓騎士ウォルトである。家庭的で優しい性格を買われ、後にエリウッドの息子ロイの乳母となった。


No18

バアトル:26歳:西方三島:戦士→ウォーリア
恋人:カアラ 支援相手:ドルカス・カアラ

傭兵として腕を磨きながら旅をする戦士。エリウッドが旅に出る際に、近くの村でロウエンが雇った。お金よりも男気を上げるためにエリウッドについてきており、敵味方を問わず、強いものと勝負をしたがる。難しくて理解できない話をされると頭痛をおこす、ある意味非常にわかりやすい人物といえる。つまりバアトルは「体力がすべて、いつでも猛進」というタイプである。強そうな味方に挑んでは舌戦で受け流される。ハッキリいってしまえば、軍の中においての位置付けは、お笑い担当なのだが、根はいい人間だけということは、誰もが認めるところである。凄まじい体力を武器に、敵を薙ぎ倒す姿は、まさに「猪突猛進」という言葉がぴったりである。そんなバアトルのいい男ぶりを、もっともよく理解した女性はカアラである。彼女とは以前西方三島で対決し、一刀で敗れた過去がある。その彼女とはオスティアで再会し、再び勝負し今度は引き分ける。実力を認めた彼女はエリウッド軍に加わり、2人でともに戦場で駆ける。動乱終結後力を競いあう中で愛情を育んだカアラとバアトルは、後に結ばれることとなる。


No19

ヘクトル:19歳:リキア地方オスティア公国:ロード→グレートロード
恋人:フロリーナ 支援相手:フロリーナ・エリウッド

オスティアの新侯爵ウーゼルの弟。身分は侯弟なのだが、堅苦しいことは苦手で兄に任せ、自由気ままに行動することが多い。だが、その分兄には頭があがらない。フェレ公子エリウッドとは幼なじみで、フェレ侯爵エルバートを探す旅を助ける。エリウッドに比べると少々乱暴だが、好青年である。ヘクトルは時に無鉄砲な行動に出るので、臣下のものたちはいつも肝を冷やしている。しかし勇将と呼ばれるヘクトルの実力も確かだ。エリウッドとは定期的に手合わせをしているが、成績はほとんど互角のようだ。エリウッドとのエピソードといえば興味深いのが、ヘクトルが未来を暗示する夢をみている話のこと。髪の青い女の子と髪の赤い男の子は「封印の剣」に登場するロイとリリーナに符合する。ヘクトルは自慢の体力を武器に、次々と襲ってくる「黒い牙」の兵士たちを倒していく。いつしか神将器の1つ「天雷の斧アルマーズ」まで扱うようになり、その斧で諸悪の根源である暗黒魔道士ネルガルと、古の竜をも倒すことになる。動乱終結後病死したウーゼルに変わって、オスティア侯爵となった。突然兄を失った悲しみと、リキア盟主としての重圧が彼に重くのしかかる。しかし彼の力になろうと必死に努力する恋人フロリーナに励まされ、ウーゼルにも勝るとも劣らない名君としてその名を残す。後にフロリーナと結ばれリリーナという女の子をもうけた。


No20

オズイン:36歳:リキア地方オスティア公国:アーマーナイト→ジェネラル
恋人:なし 支援相手:なし

オスティア重騎士団の中心人物。元は平民だったが、実力主義のオスティア家で重臣までのぼりつめ、オスティア家の「盾」として忠義をつくしている。侯爵ウーゼルに命じられ、侯弟ヘクトルの目つけ役を務める。無鉄砲なヘクトルに気苦労が絶えず、ついつい小言が多くなりがちである。かなりの堅物に見えるオズインだが、実は意外と気さくで誰とでも話ができる人物だ。堅物のイメージは30代という年の割に老けて見える顔のせいなのかも知れない。傭兵ドルカスの戦いぶりに感心して重騎士団に勧誘してみたり、わがままなセーラをなだめすかしてみたりと、ヘクトルの相手以外にもいろいろと忙しいようだ。こんなオズインに魅力を感じ、オスティア重騎士団に仕官を希望するものも多いことだろう。エリウッドの父エルバートの捜索の旅に同行し、重騎士としての役目を存分に発揮する。動乱終結後は新侯爵となったヘクトルの重鎮として、その役目を果たした。


No21

ギィ:16歳:サカ地方クトラ族:剣士→ソードマスター
恋人:なし 支援相手:ラス

草原の民、サカのクトラ族の少年。部族を離れて放浪し、日々の生活費を稼ぐために傭兵として国々を渡り歩いていた。過去にキアランで行き倒れ、オスティアの密偵マシューに救われたことがある。エリウッドの部隊にいたマシューに、その時の恩を着せられて、エリウッドたちの旅に同行することになった。顔つきには幼さが残る少年で、恩人であるマシューには、遊び半分にからかわれていることが多いようだ。また、リグレ侯爵婦人ルイーズには完全に子供扱いされて、「ギィくん」などと呼ばれてしまう始末である。だが、剣の腕はかなりのものだと評判だ。通常、サカの遊牧民は弓を扱うことが多く、ギィのように剣を扱うものは少数派らしい。ギィは弓が苦手だったが、クトラ族長ダヤンに剣の腕を認められ、「自分にはこの道があっている」と感じて剣士になったようだ。エリウッド軍に入ってからも、剣の腕は冴え渡り、ソードマスターにクラスチェンジする。後に「剣魔」ことカレルと勝負の約束をするまでに、腕をあげた。動乱終結後はサカのクトラ族のもとへ戻り、さらに剣の腕を磨いたという。


No22

プリシラ:16歳:リキア地方コンウォル侯爵家:トルバドール→ヴァルキュリア
恋人:エルク 支援相手:エルク・レイヴァン

生まれはリキアのコンウォル家。10年ほど前にエトルリアのカルレオン伯の養女となり、両親と兄と別れている。護衛のエルクとともに家族を探す旅に出ていたのだが、プリシラの身分を知ったラウス侯爵に目をつけられてしまい、ラウス領の村から抜け出せずにいたところを、エリウッドたちに救われ以後行動をともにする。彼女自身に自覚があるのかは定かではないが、プリシラから滲み出る気品の高さは、見るものの心を奪う。これは幼少のころからの環境のせいかの知れない。しかも、お嬢様育ちだからといって頼りないわけではなく、一度決めたら意見を曲げない強い意志をも合わせもつ。そんなプリシラの惹きつけられるものは少なくはなかった。だが、家族と離れて暮らしたため、家族愛に飢えている。特に兄であるレイモンド(レイヴァン)には、過剰な兄妹愛を示す。キアラン城で兄であるレイモンド(レイヴァン)と再会すると以後は常に兄と一緒に行動することが多くなった。動乱終結後、エリウッド軍でともに戦い、以前から気にかけていたエルクと結ばれる。そしてよき妻、よき母としてエルクをかげから支えたという。


No23

レイヴァン(レイモンド):19歳:リキア地方コンウォル侯爵家:傭兵→勇者
恋人:ウルスラ(黒い牙の一員) 支援相手:ルセア・プリシラ

元はコンウォル家の嫡男で、レイモンドと名乗っていた。しかしコンウォル家は2年前に取り潰されており、これをオスティアの陰謀と考えたレイモンドはレイヴァンと名を変え、オスティアへの復讐を誓う。傭兵として雇われたキアラン城でカルレオン家の養女として出された妹プリシラと再会し、以後エリウッド軍と行動をともにする。オスティアへの復讐に命をかけていたレイヴァンは一見、不愛想で冷酷そうに感じられるが、だが本当は、昔からの従者であるルセアや妹のプリシラを大切に思っている。戦場で2人に辛く当たっていたのは、戦いから遠ざけようとするレイヴァンの優しさからだった。エリウッド軍の仲間にも意外と人あたりがよく、兄を探すレベッカには優しさを見せ、ウィルやバアトルの他愛ない話も聞いてくれる。戦いの最中、レイヴァンは「黒い牙」のメンバーの中に、彼の幼なじみであり、許嫁の約束をかわしたウルスラの姿があった。戦場で出会う2人。無事に再会を喜ぶものの、後にウルスラがリムステラによって殺されてしまい、「黒い牙」はもちろんのこと、黒幕であるネルガルに強い復讐を誓う。そして迎えた最終決戦で再びウルスラと再会した。ネルガルが操る心のない人形である「モルフ」として。彼女を傷つけることができないレイヴァンは、彼女の魔法によって重傷を追わされるものの、ルセアの機転でサイレスの魔法で、ウルスラを止めることができた。その後宿敵であるネルガルを倒し、彼の最後の力で目覚めた「古の竜」をも退ける。動乱終結後モルフとして蘇ったウルスラは記憶の大半を失っていた。しかし彼は決して諦めず、彼女を献身的に励ます。その祈りが通じたのかウルスラは以前の記憶を取り戻した。後にリキアの地で2人は結婚。1男1女と子供にも恵まれ、幸せに暮らしたという。


No24

カナス:27歳:イリア地方カルラエ:シャーマン→ドルイド
恋人:なし(すでに既婚) 支援相手:パント・ニノ

港町バドンでエリウッドたちが出会った、古代魔法使い。自らの研究のために、危険な「魔の島」ことヴァロール島へまで渡ろうとするほどの学究肌だ。闇魔道士のわりには暗い部分を感じさせず、人畜無害にも思えるカナスだが、実は「山の隠者」ニイメの四男であり、後継者として期待されている。古代の闇魔法を使いこなすシャーマン、という何やら恐ろしいイメージがあるが、カナスは物腰柔らかな好人物だ。偉大な魔法使いニイメの跡継ぎであることにあまり自覚がないようで、エトルリアの魔道軍将パントとの支援会話では、お互いに「すごい人物に出会った」と喜んでいるのが面白い。戦場でも常に本を読み、知的欲求を満たしているほどのマイペースぶりで、短気なヴァイダをいらつかせることもしばしばあるようだ。戦闘においては、唯一の闇魔法使いということもあり、攻撃力のある魔法を難なく使いこなすこともあって、非常に重宝された。しかし同じ魔法使いの1人ニノとの会話では、なかなか家に帰ってやれないことに、逆にたしなめられる。動乱終結後故郷に戻って、魔法の探求を続けていたのだが、ある日妻とともに、雪崩の被害を食い止めようとして、妻とともに命を落とす。唯一残された彼の息子は、ニイメが育てることになった。


No25

ダーツ:19歳:出身地不明:海賊→狂戦士
恋人:ファリナ 支援相手:ファリナ・ウィル

バドンで勢力を振るっている、ファーガス海賊団の特攻隊長。5年前にバドンの港町で死にかけていたところを、ファーガスによって救われる。「魔の島」と呼ばれるヴァロールへ向かうエリウッドたちに同行する。伝説の海賊が隠した宝を捜し出すのが夢。口は悪いが意外と優しい一面もある。ダーツは5年以上前の記憶がまったくない。バドンで倒れていた時の後遺症らしいのだが、このせいで出身地や家族が不明だ。ウィルやレベッカに話を聞くと、どうもレベッカの兄ダンという男に似ているらしいのだが、それがダーツの過去の名前かどうかは、真相は定かではない。命の恩人であるファーガスを誰よりも慕い、ファーガス海賊団で斧をふるい、夢を語る。このままでも十分幸せなのかも知れない。過去はどうであれ、ダーツはダーツである。戦闘でも特攻隊長という名にふさわしく、常に先陣で戦った。動乱終結後バドンへ戻ったダーツはそのまま海賊家業を続ける。だがいつしか戦いの中で恋人となった天馬騎士ファリナと、2人で一緒にいることが多くなったようだ。


No26

フィオーラ:20歳:イリア地方エデッサ王国:ペガサスナイト→ファルコンナイト
恋人:ケント 支援相手:ケント・ファリナ

イリア天馬騎士団の第5部隊隊長。三姉妹の長女で、妹はファリナとフロリーナがいる。魔道軍将パントの依頼を受けて「魔の島」を調査中に、敵襲にあい部隊は壊滅、ただ1人生き残った。責任感が強いために単身で任務を遂行しようとするが、エリウッド軍にいた、妹フロリーナの説得で仲間になる。三姉妹の長女らしくしっかりもので、面倒味がいい。妹や部隊の部下たちも、フィオーラに厚い信頼を寄せていることだろう。失敗したとはいえ、パントが任務を依頼したのも、そんなフィオーラあってこそなのだ。だが、少々堅物過ぎな傾向があるのは問題かも知れない。同じく堅物なケントと「みだりに男女が近づいてはならない」という軍規を提案しようとしたのだが、気がつくと自分たちも人のことは言えなかったのである。一部隊の隊長ということもあって戦闘でも、着実にそして確実に敵を倒していく。動乱終結後恋人同士となったケントとは、一度お互いの故郷に戻り文通などで交流を重ねていたのだが、その後ケントの主君であるキアラン侯爵の死後、孫娘のリンディスがキアランをオスティアに編入することにより、ケントがキアラン騎士団を脱退し、イリアに赴いた。後に2人は結婚し、男児を出産。ランスと名付けたという。


No27

ラガルト:28歳:出身地不明:盗賊→アサシン
恋人:アイシャ(すでに死亡) 支援相手:ジャファル

義賊集団「黒い牙」の元構成員で、その素早さから「疾風のラガルト」の異名をもつ盗賊。「構成員がまだ両手に満たない数の時」に「黒い牙」へ参加し、以来、組織を裏切った者への粛正を担ってきた。正義なき集団に変化していく「黒い牙」に見切りをつけて脱退し、エリウッドたちの仲間になる。ひょうひょうとした態度としゃべり口で周囲を煙に巻いているが、もう戻らない旧きよき義賊時代の「黒い牙」への懐古と、かつての仲間たちに対しての複雑な心情を、心の奥底に秘めている。自分と同じように「黒い牙」を抜けたニノとジャファル、友でありながら敵味方に分かれて戦う運命となるリーダス兄弟には、特別な想いを抱いている。マシューから恋人のレイラの仇ではないかと疑われるが、後に誤解が解けて認めあう関係になる。なお、彼には恋人アイシャがいたのだが、任務の中で失態を犯し、自らの手で彼女をあやめた経緯がある。戦いでも素早い動きで相手を撹乱し、確実にしとめるところは、さすがといったところである。動乱終結後は目的を失った「黒い牙」の残党に生きる道を示していったという。失った友のために・・・


No28

ニニアン:16歳(あくまで見た目):イリア地方エデッサ地方:踊り子
恋人:なし 支援相手:ホークアイ

竜の世界からエレブ大陸へやってきた竜族の娘。人竜戦役以前の故郷・エレブの地を捨て切れず、暗黒魔道士ネルガルの誘いに応じて竜の門を開いてしまう。結果、ほかの竜を呼ぶための鍵として、しつようにネルガルに追われる立場となる。弟のニルスとともに踊り子の姿をとり、各地を転々としている。どこかもの悲しい瞳をしており、はかない雰囲気をまとった少女である。エリウッドに救われたあとも、控えめな態度に終始しているが、それももともとの性格より、世界を危機に陥れたという自責の念の思いが強い。強大な力をもつ氷竜の一族でありながら、幼く心の弱いニニアン。だが、エリウッドの純粋な真心を支えにして強くなり、ついにはエリウッドに対する愛を貫くため、運命に抗うことさえするのである。しかし再び戦いの中で捕らわれのみとなり、無理矢理氷竜に変身させられ、のちにエリウッドの手によって殺されてしまう。しかし最後まで諦めなかったエリウッドたちのお蔭で「神将器」の手を借りて復活することができたのである。動乱終結後、彼女は弟ニルスとともに、今の竜の世界に戻っていったのである。いつか竜と人がともに暮らせることを祈りながら・・・


No29

イサドラ:24歳:リキア地方フェレ公国:パラディン
恋人:ハーケン 支援相手:ハーケン

フェレ家に仕える近衛騎士の女性。エリウッドの旅立ちに際しては、侯爵婦人エレノアを警護するためにフェレに残ることになった。エルバートの訃報を聞いたエレノアより、エリウッドの側に仕えるように命じられ一行に加わる。フェレ家に忠誠を誓う頼れる聖騎士である。実は彼女は、騎士でありながらもエリミーヌ教の信者である。それ故に敵を討つという行為に思い悩むこともあるが、騎士としての力量はたしかで、男性の騎士に遅れをとることはない。エルバート侯と共に行方不明となった婚約者ハーケンと再会したあと、彼との支援会話の中で、ハーケンへの深い愛情と、恋人にしか見せない彼女の女らしさが明かされる。また牧師であるレナートとの支援会話では、兵士と教徒としての葛藤に揺れる心情が露呈される。しかしハーケンへの愛情は変わることなく、戦いの中でハーケンから改めてプロポーズをうけ、彼女も了承した。そして動乱終結後、イサドラはハーケンと結ばれる。結婚式にはマーカスたちフェレ騎士同僚はもちろん、主君であるエリウッドやエレノアからも祝福をうけた。


No30

ヒース:25歳:ベルン王国:ドラゴンナイト→ドラゴンマスター
恋人:なし 支援相手:ヴァイダ

かつてはベルン王国の誇る竜騎士団の一員だった。上官が手柄欲しさに無抵抗の村人を虐殺しようとした時、それを止めようとして逆に反逆罪に問われ、ベルンから逃亡した。その後傭兵団に身を投じるが、女性や子供のいるエリウッド一行を攻撃するのを止しとせず、彼らの仲間に加わった。軍人には向かないほど正義感が強く、逃亡の身となったことやオスティアへの謀反に加わったことを卑下している部分をもつ。騎士たるものかくあるべきという理想と現実との格差に思い悩んでいるようだ。かつての上官であるヴァイダとの再会では、自分と同じように理想を追い求めて止まぬ、彼女の姿に共感する。戦いでは、その自慢の飛竜「ハイペリオン」との息もぴったりで、縦横無尽に敵兵を倒していった。動乱終結後、彼はエトルリアに渡り、自由騎士と名乗る。人々のために戦うその姿に、多くの人々が賛同したという。



「エレブ人物図鑑・烈火の剣編(2)」はここまでです!!続きは(3)になります!!


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