カテゴリ:マーケティング
夜はだんな様の仕事の下見に同行。
和食のお店のコンサルティングのため、事前調査を兼ねて、そのお店に一緒に食事に行きました。 同行といいながら『飲食店のコンサルティング』は私が大学生のときから憧れ続けている仕事。いつか私もやりたい。 俄然、力が入ります☆ ◆場所は、都心のビルの地下。立地は悪くない。 ◆店内も落ち着いていて、そこそこくつろげる雰囲気。 が、センスが良いとまではいかない。 ◆料理は夜のコースで一番安い3800円のコースにしました。 前菜 焼き物 おいしい。でも「普通においしい」というレベル。 ひとつでもこれは!というものがなかった。 ◆従業員さんの接客も悪くはない、でも時々バイトさんたちの私語が聞こえてきたり、店の電話が鳴り響いていたり、と少々気になる点も…。 全体的にそこそこ良い、がピカイチなところがない。 お店のコンセプトと顧客ターゲットもイマイチはっきりしない。 料理、内装、接客ともに改善の余地ありといったところでしょうか。 帰りの電車で今後の方向性について二人で話し合いました。 まずターゲットを明確にすること。 立地条件から、 (1)20代後半から30代前半のOL(可処分所得が高く、話題の飲食店に最も敏感) もしくは、 (2)企業の接待利用(周りにマスコミ系企業も多く、質の高い客層が見込める、単価も高く設定できる) が妥当なところ。 (1)であれば、内装は大きく手を加えず、照明、小物でもう少し洗練された雰囲気に。 料理は、季節の野菜をふんだんに使うなど、健康・美容に気を使う女性に対し他店との差別化を図る。店のコンセプトにも「野菜」をいれブランドイメージを確立。 私が考えたのは、月替わり「旬の野菜味わい懐石」 家庭ではちょっとできない、野菜のおいしさを味わえるコース。 和食にこだわらず、フレンチ、イタリアンの要素を加えてもよいと思う。 それを懐石風にお箸で食べるのもまた良いかも。 野菜でこんな料理ができるの!といった感動を与えたい。 価格は夜のコースで2800円、3800円ぐらい。 飲み物を2杯ぐらい飲んでも5000円で抑えられる金額。 女性同士で気軽に来店でき、リピート率を高めたい。 (2)であれば、接待用の個室を増やしたいため、多少大掛かりな改装が必要。 料理は今の和食でよいとは思うが、原価を高くしてももっと質にこだわりたい。そして「この店来たならこれを食べなくては」といえる来店客のほとんどが注文するようなメニューをひとつ作りたい。 卵にこだわっていて、『無薬飼育の天然卵』を使っているとのことなので、卵の料理でなにかできないだろうか。 そして、どちらにしてもさらなる従業員教育が必要。 それぞれのコンセプトにあった人材の採用と、共に店を作り上げる雰囲気づくりは必要不可欠。 人の仕事なのにここまで真剣に考えてしまう私…。 本当にいつかやりたい仕事のひとつです☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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