【清春白樺】==-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=--=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-==【清春白樺美術館】 ――――――――――――――――――――――――― 清春白樺美術館 山梨県北巨摩郡長坂町中丸2072 電話 0551-32-4865 中央本線長坂駅or小淵沢下車・中央自動車道長坂ICから車で10分 ――――――――――――――――――――――――― 名前そのものが、どこかロマンに満ちて、一度は立ち寄りたいと 念願だったところ。 清春白樺美術館は、八ケ岳山麓に以前「清春小字校」だった跡地 を使って、貸アトリエ「ラ・リューシュ」、「ルオー礼拝堂」など とともに建っています。 武者小路実篤、志賀直哉ら「白樺」の同人たちは美術館を作る事を 夢見ていたそうです。それは実現しなかったけれど、吉井画廊の 吉井長三氏が志を受け継いで建設したところ。 白樺派に影響を与えたルオー、ピカソなどの他に、武者小路実篤の 「自画像」や岸田劉生の「麗子洋装之像」などを所蔵。 ここで私は、高村智恵子(1886-1938) の油彩『樟』を見る事が できたのが収穫だった。単純にこんな油彩を描いたんだ…という こともあるけれど、「智恵子抄」の智恵子でないものを見たような 意外さが新鮮だった。 清春白樺美術館を出たら、近くの「ルオー礼拝堂」も必見。 とっても小さいです。 東京から移築したという「故・梅原龍三郎のアトリエ」も趣き深く、 貸しアトリエの「ラ・リューシュ」はパリのそれを模したもの。 正16角形(←数えませんでしたが…^_^;) 「ラ・リューシュ」は、訪ねたそのときは、ほとんど人のいない 様子でしたが、ふだんはどうなんでしょうね。 絵を描く人はアトリエとして、使ってみたいでしょうか。 観光客に覗かれているような、落ち着かない感じもあるかどうか ・・・ちょっと私には分かりません。 いずれにしても、非日常へワープできる空間です。おすすめ。 (9月12日記) ジャンル別一覧
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