いま、会いにゆきます
1話さて何から話そうかな~まずリメイクや続編や映画→ドラマを見る際には比べずに見ることを勧めます。比べてしまうと傾向として後で見た作品のほうが悪く映るケースが多い。映画版を見た人は頭の中をリセットしましょう。私は映画を見まして、これをドラマ化すれば家族の絆が強くなっていくことを実感でき、別れという最大の感動要素をフルに出すことが出来るので、映画化してほしいなと思っていた。そしたら本当に実現してしまったという感じです。 あと言わないといけないのは年齢の問題でしょうね。澪を演じるミムラさんが24歳、巧を演じる成宮君が25歳で、佑司を演じる武井君が6歳という設定である。ミムラさんの24歳はまったく問題ないと思います。彼女は実年齢より大人っぽいですから。問題は成宮君で25歳という設定は厳しいなと感じています。父親役を演じていても違和感を感じるのは事実ですが、もう1話の後半あたりから違和感が取れつつあるのでまあ~大丈夫かなというところです。このドラマは役者が作品の雰囲気になじめれば、成功する確率は高いと思います。ミムラさん、成宮君がこのドラマで役者として成長を遂げるのではないかと予想してますが、あまり期待をかけすぎずに長い目で見ていく予定です。2人ともこのような役柄を演じることはまったく予想していなかったので、未知なるものを見る気持ちです。(内容) 初回ですから人物紹介+内容半分という感じで構成されている。評価上で1話を含めないというのはこういうところからきているんですけどね。さて澪が亡くなって1年、巧と佑司は平凡に暮らしている。梅雨が来て雨が降る。佑司は澪との約束の場へ行く。そこへ行くと澪がいた。このとき巧がもう少し驚きのある表情がほしいなと感じた。あっけなく出会って、家に澪を連れて行ったというあっさり感が出てしまったので、この辺は視聴者に強いイメージを残してほしかったなと思いますが、まあ~いいでしょう。 澪は自分のことも巧、佑司のことも覚えていない。なので澪は巧、佑司に対して他人行儀になる。巧は何とかして澪に記憶を取り戻してもらおうと写真を見せるが、澪の記憶は戻らない。 澪と佑司は誕生日ケーキを買いにいった。澪は佑司の名前を覚えていないことを佑司が知り、ショックが隠せないようだ。その途中で捨て犬を拾う。巧は面倒を見れるなら飼ってもいいと。佑司の誕生日パーティが始まる。だが記憶のなくした澪についに佑司は怒り出す。イチゴがとられ、ぐちゃぐちゃのケーキを見て「僕のことは何でも知っているはずだ」佑司は家を飛び出し、こもる。「そんなママならいらない、どこでも行ってしまえ」澪は謝る。澪を傷つけてしまったことをしみじみ思い、澪に謝るに行く。だが家にはいなかった。必死に探した結果、駅のホームに…電車が出発した。駅にはすでに澪はいない。巧らは悲しみに酔いしれる。しかし犬が突然走り出す。追いかけると澪が…。3人は家族になった。巧は梅雨の季節が終わると澪がいなくなる。そのことを一人実感するのであった。 後半はなかなかいいシーンが多くて心の温まる日曜日になりそうな気がします。今後は澪と巧の学生時代の話も加わってくる。1話ごとに積み重なった感動要素をラストに爆発させるそういう作品になってくれることを期待する。2話 評価4 さて苦言を呈さないといけないようだ。とにかく音楽がしつこいというかうるさすぎる。曲自体はいいが、強すぎる。ミムラさんも成宮君も演技力に関しては乏しいものがあるのは事実であり、曲でカバーするというのは自然な流れかもしれないが、はっきり言って逆効果だ。雨が降っていて佑司が寝ていて、寄り道ということで学校へ向かうシーンがあったが、ここでは雨の音だけで十分なのに、曲を流してしまう。少しは静かなシーンを入れたらどうだ。それか音楽に強弱をつけるべきである。今のところ全部、音楽が内容に勝ってしまっている。本来、サントラは内容に相乗効果を持たせるものだ。メインにたってどうする。あと巧は軽い障害を持っていることが推察できるが、日常で大して出ていない。ゆえにいまひとつ実感できないものがある。また2話に関しては感動要素がまったくなかったのがいただけない。感動要素を毎回盛り込まないとこのドラマの成功はない。こうして2話がいまひとつなんでこの先に対する期待は薄い。ただミムラさんと成宮君がこの作品を通して成長してくれればいいなと思いますし、すべてが悪いとは決して思わない。風景の見せ方もいいだろうし、3人のやり取りでいいシーンがあることも事実。まあ~様子を見ます。(内容) 大雑把に言うと澪が梅雨の季節が終わればまたいなくなってしまう。それを知っているのは巧だけ。澪も自分の運命を知らない。佑司も絵本の最後を見ていないので知らないし、巧が見させないように仕向けている。巧は障害があり、トラブルを起こした。そして定期的に通っている病院で澪のことを話す。ここから言えるのは巧と医師との信頼関係が強いことが窺える。また澪の親に対してはいずれ伝えることになりと思うので、そのときに感動要素を出していただきたい。さてそのときに「心臓を素手でつかまれたような衝撃だった」そのわりには大した衝撃を受けたような演技が出来ていなかった。ここは「衝撃を受けなかった」としたほうが1話の演技を見れば、自然である。演技力があれば自然に聞こえるんですが…。彼の演技力がまだまだという感じがありますが、徐々にいい演技を見せてほしい。そこでは佑司のために澪を分かれさせることも検討していた。 佑司は体操着袋を澪が新しく編んでくれたものではなく、古いものを使っている。佑司にとって、今の澪より昔の澪のほうが大事だったということを遠まわしで伝えている。巧は仕事の都合で参観日に出れなくなる。佑司はだだをこねるが、納得する。その後、澪がそのことを知り、巧に参観日ぐらいは参加してもいいんじゃないかと問うが、巧は澪がすでに死んだ人間であることを知っているため、そのような手段は取れなかった。そして佑司が遊びに森へいき、寄り道として学校に行き、過去の話になる。過去の話が終わると佑司の作文を見つけて、巧は梅雨が終わればまた別れなければならない澪を受け入れることにした。3話 評価5 総評なし4話 評価6 曲のしつこさはまだ気になるところです。虫の音は入れなくていいような気がします。しかしながらミムラさんの演技が光ってきたなという印象をもちます。というよりミムラさんが澪の役柄にはまってきたと言っていい。正直、ミムラさんにこの役が務まるか不安でした。コメディ系の役柄がほとんどで、人を感動させる役は厳しいという印象をもっていたが……。今後が楽しみな女優さんだ。内容のほうは3話で佑司を中心として巧と佑司の絆が深まっていくありさまが描かれていた。4話では佑司は昔の澪が恋しくなり、澪を怒らせようとする。しかし澪は全然怒らない。そして巧と澪の思い出の品の一つである四葉のクローバーを佑司が壊してしまい、責任を感じた佑司は大雨の中、山にとりに行くが、川に流される。澪は佑司が大雨でありながら家に戻ってこないことを心配に思い、探しにいく。ケーキ屋のシーンで自分は佑司の母であるという認識を持ちながら、川で佑司を発見し、救出する。澪は佑司を叱り、佑司は澪の愛情を強く感じるのであった。佑司の手には四葉のクローバーが握られていた。このシーンは非常に良かった。川の流れはゆるやかなんだけど、救出するのは容易いに見えるが、彼女の演技を見ていると澪の危機感・佑司が自分より大事な存在であることが良く伝わってきて、川の救出シーンに重みが出た。巧は澪に嫌われると思って言わなかったことを言う。澪は受け入れる。こんなところでしょうね。今後は巧が働いている図書館で働く澪と同級生の女性がどう絡むか?それと澪はまだ巧とは他人行儀で接している。どのように二人の間が近づくか?注目したい。澪が佑司君→佑司と呼ぶようになったところは一つのポイントとして考えていたので、思った以上に早くそのときが来たなと感じました。5話 評価3 総評なし6話 評価4 特にコメントすることがないんですが、一つ言っておかないといけないのは来週は世界陸上のために休止ですので、見ている方は内容を忘れないようにおいてください。どうもこのドラマは終わり方が次週に期待を持たせる終わり方ではなく1話ごとで話が切れているような感じなので1話ぐらい見逃していいかという気持ちになる。うまく描けばいい作品になったと思うが、描き方が下手だと…。しかし良いこともある。ミムラさんがこの手の作品をこなせるということが分かったことがこのドラマに対する収穫である。7話の母と澪の関係をどう描くか?私はこの場面を2番目のキーポイントとおいている。ここで巻き返してほしい気持ちもあるが…。7話以降未見