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カテゴリ:鉄道
さて、投稿順が前後しますが、この日お出かけのついでに撮影したこのカマを紹介しましょう。
ネット上で何かとお世話になっております品川530様のブログページのこの日の発言で触れられていた、ドイツのクラウス=マッファイ社製蒸機の保存車です。 元はこの地を走っていた防石鉄道の2号機です。社名から察すると防府を起点に島根県(石見地方)まで延伸する予定だった模様ですが、元々然程沿線人口があるわけでもなく、農産物等貨物輸送もたかが知れていて、開業当初からその経営は捗々しくなかった由。営業不振→減量経営(減便)→更なる利用客減→営業不振→…という「負のスパイラル」に陥ってしまい1964(昭和39)年、鉄道は使命を終えたとして廃止。会社はバス事業者として営業を続けましたが、その営業エリアを完全に内包する形の防長交通に吸収合併される形で会社は消滅、梅鉢の真ん中にレールの断面を配した社紋も過去のものになりました。 残念ながら私にはこの鉄道の現役時代の記憶がありません。物心つくかつかないかの頃に消えてしまいましたので… ただ、まだ防府駅が地平だった頃、駅前(現在の天神口側)に防石鉄道バスの乗り場があり、キップ売り場を兼ねた建物はどうやら鉄道時代の駅舎をそのまま流用していたと見え、その姿に鉄道現役時代への思いを馳せたものでした。 このカマを含め、「失業」した鉄道車輛達はしばらく元中間駅跡にそのまま忘れ去られていましたがその後このカマは市内の佐波中学校脇に移設・静態保存されていたとのことです(生憎私の出身中学ではなく当時の行動範囲外の場所でした)。 ![]() 現在の姿です。防府駅の少し大道寄りの、上り線の北側に鎮座ましましています。 この保存機に関して、製造元のクラウス=マッファイ社から防府市に感謝状が送られているそうです。1894(明治27)年の製造当時の雰囲気を残したまま文化遺産として保存されていることを嬉しく・誇りに思うとのことで、日独友好にも一役買っているようです。末永く大切にされて欲しいものです。 (同じ保存機ながら市内の児童公園に設置されたD51463はしかし、あまり顧みられることなくうち捨てられ朽ち果てるに任されるまま荒れ果て、遂には解体処分されてしまった由。その轍を踏まないように願うばかりです) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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