【お出かけ】与勇輝の芸術世界展
はい、タイトルどおりです。自宅から徒歩15分程度のところにある周南市美術博物館で開催されている特別展に行って来ました。与勇輝氏は著名な人形作家です。氏の手によって生まれる数多の人形達はいずれも表情豊かで、息吹が伝わってくるかのような、まるで生きているかのようです。布地にこだわりがあるとのことで、古布を用いた童人形など、まるで時代劇や明治・大正・そして昭和初期の子供たちの姿をそのまま伝えるかのようでした。ことに、複数の人形を並べたものは、お互いの会話が聞こえてきそうなもの。幼い弟や妹の世話をする様子や、炬燵に突っ伏してうたた寝する姿、それらのどれもが微笑ましくついつい見入ってしまいます。良き時代の子供たち、今では同じぐらいの年頃のひ孫がいても不思議ではない年代になっていることでしょうか?そうかと思うと、何人も並んでいてもお互い会話が弾むでもなく、一心不乱にケータイを見つめ弄ってる今時の子供たちの姿もありました。ハイテクIT機器は確かに便利ですが大人も子供も振り回されているような現代社会を痛烈に風刺している様でもありました。氏の創作人形は子供だけではありません。大人、それも実在の人物を再現したものもありました。映画監督小津安二郎氏・女優原節子女史他、映画のワンシーンを再現したものもありました。また、大勢の河童達が酒宴をしているものもありました。愚痴をこぼすヤツ・慰めるヤツ・陽気に踊るヤツ…何ともはや愉快な姿は見るものの笑いを誘います。もっとも…人によっては「河童のフリ見て我がフリ治せ」かも?(^^);(当の本人は上機嫌でしょうけど、傍から見ると結構滑稽で得てして迷惑なものです>酔っ払い)さて、この美術館を語る上で否、周南市を語る上でこの写真家は外せません。我が町周南市出身の著名写真家です。この美術館には同氏の作品を展示した常設展示室があります。氏の作品鑑賞はこちらからどうぞ。入館料1,000円、老母と2人で2,000円でしたが、充実した内容で、決して高くはありません。1月18日(日曜日)まで開催されています。お近くの方は是非お運び下さい。帰宅してみると?おやおや、娘共がオカンムリです留守番させた事でご機嫌斜めのようです。(しかし、あの人混みに連れ出そうモノなら絶対「怪我」してしまいそうですからそれは無理と言うものです)