Too stupid to fail

2005/09/03(土)11:23

誤読日記 by 斉藤美奈子

ここのところ少し仕事が落ち着いているので、皆で交代で2~3日ずつ夏休みをとることにした。そういうわけで、今日はお休み。のんびりの3連休である。来週の金曜日も有給。今月は祝日も多いし、なんかウレシイ。 今日は朝から読書日和。斉藤美奈子氏の「誤読日記」を読み始めたら止まらなくなってしまった。CNNでは1日中ハリケーンのニュースをやっていて、私はその画像と交代で誤読日記を読み浸る、静かな金曜の昼下がり。今回のこの本は、筆者が「アエラ」と「週間朝日」に連載していたコラムを編集したもので、延べ175冊に及ぶ本のレビューを一気に読むのはある意味とても贅沢。それにしても、本のセレクションがえぐい。たぶんお金を出してまで絶対買わないだろうなぁ、というものが8割くらい並ぶので妙なお得感?も感じるし。ああ、それにしても、世の中ってくだらない本が多いんだなぁ、と思う。そういう「とんでも系」にこんなスバラシイコメントを寄せる美奈子氏は偉大な人であることよ。175冊のうち、私が興味をひかれたのは加賀まり子の「とんがって本気」、ノック事件の被害者による「知事のセクハラ 私の闘い」、魚住昭「野中広務 差別と権力」あたりか。特に、加賀まり子のコメント「コンサバな生き方はバカを作ると思ってた(今も思ってる)」っていうのにぐっと来てしまった。 夕方までに読了した私は、ハマの姉さんと夕飯を食べる約束をしていたので一路野毛へ。そしたら思いがけず色んな人がやってきて、結局午前3時までの大宴会に突入。都橋の「はる美」もお客様2回転の大賑わいで売上もかなり上々だったらしい。実にめでたい充実の金曜日!

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