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ピーヴィーミルブログ

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Courage My Love　Girls　MV視聴感想

Courage My Love - Girls (Official Video)PV公開日：2020/01/18すごい80年代っぽいポップを見つけた！！子どもの頃、確かこんなポップソングをよく聴いていたよなぁ――と、懐かしくなってしまうような曲調であり、メロディーラインであり、サウンドであり、アレンジである。なんとなくシンディ・ローパーなどを思い出したりしたのだが、他に何かもっと思い出しそうな気もしてしまう。（参考URL）Cyndi Lauper - Girls Just Want To Have Fun (Official Video)（YouTube）それくらい80年代テイストのポップなのだ。「三つ子の魂百まで」とはよく言ったもので、幼いころに聞いていたような曲というのはいつまでたっても好みである。しかし当然、最近はめったにこのようなポップには巡り会えなくなっている。時代が変わっているのだから当然と言えば当然だ。とはいえ、淋しくないと言えば嘘になる。だからこそ、この曲を見つけてテンションが上がってしまったのである。近年、BAND-MAIDやLOVEBITESがオールドスクールなハードロックやヘヴィメタルを彷彿とさせる曲を作ってくれていて、世のおっさんどもを咽び泣かせているが、この曲もかなりその感覚に近い。最近の若者はこういったポップソングを「古い」「ダサい」と思うのだろうか。むしろ逆に「新しい」「イケてる」と思うのだろうか。もし後者なら、それはこれ以上なく嬉しいことだ。さて、このCourage My Loveなのだが、カナダ出身のバンドで、リードヴォーカル兼ギターのメルセデスとドラムのフェニックスが双子の姉妹ということだ。――というわけで、何故か次回に続く。楽天市場でお買い物をなさる際は、↑こちらのバナーを経由していただけると、大変嬉しくございます。そして、今後の励みになります。よろしくお願いします。

2021年11月30日
BAND-MAID　secret My lips　MV視聴感想

BAND-MAID / secret My lips (Official Music Video)PV公開日：2017/03/26この曲を聴くと思い出す。Megadethの「Youthanasia」――。いや、オープニングのほんの一瞬だけなんだ。でも、BAND-MAIDの「secret My lips」を聴くたびにMegadethの「Youthanasia」を聴きたくなっちゃうんだ。だから、私にとってこのBAND-MAIDの「secret My lips」とMegadethの「Youthanasia」はセットになっちゃっているんだ。（参考URL）Megadeth - Youthanasia（YouTube）さて、そんなわけで、ヴォーカルSAIKIが「好きになれる？　何が変わる？　溢れる弱音に蓋してよ」とエモーショナルに歌い上げるサビから、KANAMI様の野太いギターサウンドのリフに変わっていくところがひたすら気持ちいい「secret My lips」である。そして、そんなKANAMI様のかっこいいリフに続いて、またAメロに入っていくところも気持ちいいのだ。そのAメロのSAIKIの声に少しエフェクトをかけているのも心憎い。なぜならエフェクトが外れたときに、SAIKIの歌声が解放される感覚がまた気持ちいいのだ。だから、SAIKIが情緒的に歌い上げるサビも、余計に広がっていく感じがするのである。じつに計算され、考え抜かれている。だからこそ、KANAMI様らしい、BAND-MAID謹製らしい奥行きがある曲になっているのだ。ミュージックビデオのほうは、ライブ映像をフューチャーして制作されている。BAND-MAIDがライブ映像をミュージックビデオに使っているのは「Before Yesterday」とこの曲だけである。だが、「Before Yesterday」がライブのオフショットも取り入れているのに対して、この「secret My lips」はこれでもかというほどにBAND-MAIDのステージの様子だけだ。（関連URL）BAND-MAID　Before Yesterday　MV視聴感想それにしても、なんとライブの似合うバンドであろうか――。ミュージックビデオだとわかっていても、熱気や臨場感が伝わってくる。オーディエンスの歓声までもが聞こえてきそうなくらいだ。熱い。そして、強い。ただし、BAND-MAIDのようにライブが素晴らしいバンドが、ライブ映像をミュージックビデオにすることにはひとつだけ欠点ある。それは「ライブ映像をライブ音源で見たくなってしまう」ということだ。ライブが凄いからこそ、ライブ映像をミュージックビデオにすると、この曲のように凄いものができあがるのだが、ライブが凄いからこそ、ライブ音源で聴きたくなってしまうというパラドックスだ。これが俗に言う「シークレットマイパラドックス」である。（嘘）Just Bring It [ BAND-MAID ]楽天で購入

2021年11月29日
JINJER　Disclosure!　MV視聴感想

JINJER - Disclosure! (Official Video) | Napalm RecordsPV公開日：2021/11/16これはかっこいい。ど初っ端のグルーヴ感たっぷりのギターのリフからもう好み。最近、Rolo TomassiやSkarlett Riotといったクリーンヴォイスとデスヴォイスを二種類を操る女性ヴォーカルバンドに「いいじゃん！いいじゃん！」となっていた。それもこれも、もとはと言えば完全にNEMOPHILAや花冷え。のせいなのだが――。（関連URL）Rolo Tomassi　Cloaked　MV視聴感想Skarlett Riot　Black Cloud　MV視聴感想そうしてYouTubeを散策していたところ、もういっちょ「いいじゃん！」な女性ヴォーカルのバンドを見つけた。それがJINJERである。JINJERはウクライナのプログレッシヴ・メタルコア・バンドである。ウクライナのバンドを聴くのはおそらく人生で初めてだ。でも最高。普通に極上のメタル。普通にイギリスやアメリカのバンドと言われてもわからない。もう音楽に国境なんて関係ないのだ。正直なところ、ウクライナどころか、旧ソ連の音楽はほとんど知らない。もうドミートリイ・ショスタコーヴィチまでさかのぼってしまうくらい存じ上げない。あ、そういえば、旧ソ連のモルドバ共和国出身のO-Zoneの「Dragostea Din Tei」は、日本で一大ブームになったっけ。（参考URL）O-Zone - Dragostea Din Tei [Official Video]（YouTube）「マイヤヒーマイヤフーマイヤホーマイヤハッハー」や「飲ま飲まイェイ」や「すごい肉」でお馴染みのヤツである。あら懐かしい。そんなレベルで旧ソ連圏の音楽は聴いたことがなかったので、こんな最強のメタルを演っているJINJERが、ウクライナ出身と知って結構驚いたということである。さて、JINJERに話を戻そう。個人的にはミドルテンポでグルーヴ感のあるギターがかなり好みだ。自然に身体がノッてくる感じが、いかにそのリフが素晴らしいかを如実に示している。さらに、注目すべきはヴォーカルのタチアナだ。クリーンヴォイスもデスヴォイスも、どちらもパワフルでエネルギッシュで、じつにエモーショナルなのだ。しかも、クリーンヴォイスで叙情的に歌い上げるパートなども、本当に上手い。いや、普通に歌が上手いのだ。その歌が上手いところへ持ってきて、さらに気合を入れてくるのである。徹頭徹尾、渾身の歌声なのだ。いや、これはもう覇気というべきか。エネルギーに満ち溢れている。こりゃもうたまらん。もうなんか一日中聴いてしまった……。JINJERの女性ヴォーカルのタチアナは、おそらく覇王色の覇気をあつかうことができる世界で唯一の女性ヴォーカリストである――。輸入盤 JINJER / WALLFLOWERS [CD]楽天で購入

2021年11月28日
@onefive　Underground　MV視聴感想

@onefive 「Underground」**Official Music Video**PV公開日：なんだ、この美人の集まりは――。いやぁ、笑っちゃうほどスタイル抜群の美女の集まりだなぁ――などと思いながら調べてみたら、メンバーの年齢が16歳17歳だった。16歳17歳か……、若いなぁ。は？――と、まあ、それが今日イチの衝撃だった。正直なところ、22歳23歳くらいかと思っていた。少なくとも高校生だとは思わなかった。女性の年齢は本当にわからない。というか、見る目がないのだろう。さて、そんな大人びたヴィジュアルもさることながら、とりわけ曲が面白い。とにかく、リズム重視なのだ。歌はちゃんとメロディーラインのある歌なのだが、感覚的にはラップを聴いているような印象を受けてしまう。それくらいリズム主体に感じる。そんなリズムを重視したラップのバックサウンドのような作りがユニークなのである。曲作り的にはヒップポップのようで、従来のポップミュージックの文法とは一線を画している――というか、もうこういうのが今のポップの文法なのだろう。ヒップホップサウンドと融合したポップミュージックというのは、時代の流れ的にはむしろ当然のようで、腑に落ちる。面白いもので、繰り返し聴いているうちに、そのサウンドがだんだん癖になってくるのである。きっと同じメロディの反復とリズムで構成されているせいで、それが頭にこびりついてしまうからだろう。かなり中毒的である。そして、もう一つ特筆すべきことは、この@onefiveはBABYMETALを世に送り出したさくら学院出身であるということだ。さくら学院というのは、女子小中学生で結成されたアイドルグループだ。面白いのは、中学を卒業する年齢になるとさくら学院からも卒業するという、まるで学校のようなグループなのである。BABYMETALは、そのさくら学院の部活動というていで生まれたのだそうだ。だが、残念なことに、さくら学院はもう活動をしていないらしい。さて、話を戻そう。この@onefiveのメンバーの一人であるKANO――藤平華乃は、なんとそのBABYMETALのサポートダンサーとして世界ツアーに参加しているという経験もあるのだという。その様子は、BABYMETALのミュージックビデオでも確認できる。（参考URL）BABYMETAL - PA PA YA!! (feat. F.HERO) (OFFICIAL)（YouTube）このとき、高校1年生なのだそうな。若いのに、すごい。というか、それぞれのメンバーのさくら学院時代の画像と見比べると、つまり中学生の頃と見比べると、本当にこの時期の女の子から女性へと変わっていくんだなと実感してしまう。きっと、そういう父親目線で成長過程を追うのも、アイドルを応援する醍醐味のひとつでもあるのだろう。なるほど、わからないでもない――と思ってしまった。

2021年11月27日
Skarlett Riot　Black Cloud　MV視聴感想

Skarlett Riot - Black Cloud (Official Music Video)PV公開日：2021/10/15先日、Rolo Tomassiというバンドを取り上げた。女性ヴォーカルでクリーンヴォイスとデスヴォイスを使い、じつに印象的だったからだ。（参考URL）Rolo Tomassi　Cloaked　MV視聴感想今回取り上げるSkarlett Riotも、そんな感じで、クリーンとデスの声を操る女性ヴォーカリストは他にいないかな――と探していて見つけたバンドである。イギリス出身で、聴いた感じはハードロック寄りのメタルといったところだろうか。サウンドはヘヴィでラウドでちゃんとメタル。耳が気持ちいい。一方で、ヴォーカルのメロディーラインはかなりキャッチ―。とくにサビがちゃんとサビでいい。かなり聴きやすいのだ。Rolo Tomassiはデスヴォイスの中にクリーンヴォイスが入ってくる感じだったが、Skarlett Riotのほうはクリーンヴォイス主体で、味付けにデスヴォイスが入ってくるような感じである。こういったヘヴィなメタルサウンドに、女性の切なげで儚げなハイトーンな歌声はじつにマッチするように思う。ひょっとすると周波数的に合っているのかもしれない。男性ヴォーカリストよりも女性ヴォーカリストのほうが、哀愁というか、叙情的に感じるのだ。メタルというと、どちらかと言えば、陽というよりも陰を表現しているであろうし、正というよりも負の感情を表現しているように思う。そうしたときに、女性ヴォーカリストのいい意味で線の細い歌声が、男性ヴォーカルの力強さや粗野さとは違った繊細な情感を醸し出す。男性には表現できない切なさが、女性の声にはあるように思うのだ。まあ、ただ単に自分が、女性ヴォーカルのヘヴィメタルというジャンルに、ただただ打たれ弱くなっているだけなのかもしれないのだけれど、女性ヴォーカルのメタルって――、いいよね。楽天市場でお買い物の際に、↑こちらのバナー経由でご利用いただけると、大変嬉しく思います。日々の活力になります。

2021年11月26日
Rolo Tomassi　Cloaked　MV視聴感想

Rolo Tomassi - Cloaked (Official Music Video)PV公開日：2021/08/18Rolo Tomassiの女性ヴォーカリスト、エヴァ・スペンスは二つの声を操る。知る限りでは、日本にも二つの声を操る女性ヴォーカリストが二人いる。NEMOPHILAのmayuと花冷え。のユキナだ。とくに花冷え。のユキナのほうは、アニメ声のような可愛い声とグロウルのギャップがとにかくえげつない。二つの声のギャップ――ということなら、このRolo Tomassiのエヴァ・スペンスもなかなかのものだ。とくにクリーンヴォイスのほうがやたらと美しい。美声なのである。それこそクリーンヴォイスだけで勝負できるほどにいい声をしている。なのに、うめき叫ぶのだ。さらに面白いのは、ギターサウンドもゴリゴリのメタルから、エフェクターをかましていないクリーンなトーンに変わるところだろう。まるで嵐が去ったか、あるいは嵐の前の静けさのように一気にクリーンになる。そのせいか、全体的にヘヴィでラウドなのにもかかわらず、ときに時間が止まったかのような静謐さすらも感じさせるのだ。面白い、実に面白い。これは新しいメタルだ。いや、メタルと言っていいのかすら怪しい。いやはや、新しい。バンド名のRolo Tomassiなのだが「その名前、何か引っかかるなぁ」と思いながら英語版のウィキペディアを読んでいて――、ようやっと気づいた。「ロロ・トマシ」は、ジェイムズ・エルロイの小説「L.A.コンフィデンシャル」に出てきた名前だった。大昔にミステリー小説にはまっていて、暗黒のL.A.四部作である「ブラック・ダリア」「ビッグ・ノーウェア」「L.A.コンフィデンシャル」「ホワイト・ジャズ」も読んでいたのだ。そういえば、「L.A.コンフィデンシャル」は、ケヴィン・スペイシーやラッセル・クロウで映画化もされていたっけ。いや、懐かしい。いやいや、懐かしい。非常に新しさを感じるメタルを聴きながら、よもやそんなところから懐かしさを感じるとは思わなかった。Rolo Tomassi、ぜひ今後も注目していきたいバンドだ。

2021年11月25日
Pale Waves　You Don't Own Me　MV視聴感想

Pale Waves - You Don't Own MePV公開日：2021/03/02「そういえば昨今の海外バンドもまったく知らないよなぁ……」と思いつつ、YouTubeでミュージックビデオを探索していたら、とてもいいバンドを見つけた。Pale Wavesである。今回初めて見つけて知ったバンドなのだが、イギリス出身のかなり期待のバンドらしい。ヴォーカルとドラムが女性で、ギターとベースが男性の4人組バンドである。聴いていただければわかるように、曲はかなりキャッチ―だ。アメリカの青春ドラマで採用されそうなほどノリのいいポップである。サビのところなどはもうノリノリで、それこそカリフォルニアの青い空が見えてきそうだ。そんなふうに、いかにもアメリカの西海岸の陽気なバンドのアメリカンポップのような感じなのだが、実際はイギリス出身のバンドなのである。そもそも音楽はその土地の文化を色濃く反映するもので、文化はその土地の風土を色濃く反映するものである。言ってみればワインのようなものだ。土地の味が出る。イギリスと言えば、北海道よりもさらに高緯度にある国である。また、一日の中に四季があると言われるほど天気も変わりやすい。だから、そんなイギリスで、このようなからっと晴れた爽やかな青空を想起するようなポップが生まれるとは想像しにくい――と思ったのだが、もはやそんな考えは古いのかもしれない。いや、古いに違いない。化石的思考だ。YouTubeを見ていてよく感じることがある。それは「音楽には国境がない」ということだ。全世界的にネットが普及している現在、それは加速度的に顕著になってきているように思う。グローバル社会における音楽のボーダーレス化とでも言うべきだろうか。もうこれからの世の中はどこでどんな音楽が生まれてもおかしくない時代なのかもしれない。改めて、音楽の凄さ、素晴らしさを考えさせられた一曲だった。【送料無料】 PALE WAVES / Who Am I? 【CD】楽天で購入

2021年11月24日
LianRouge　wings.　MV視聴感想

LianRouge「wings.」 MV（Full Ver.）PV公開日：2021/10/10第一印象は「この曲のために結成されたアイドルバンドかな？」というものだった。アニメの主題歌を歌うためだけに集められたアイドルバンド――というのが、正直な第一印象だった。そう思ったのも理由がある。まずビジュアルである。アイドルグループかと見紛うくらいに美女揃いなのだ。麗しい。そして、それ以上に、楽曲がじつに達者なのである。それこそ第一印象でアニメの主題歌だと思うくらいに勝手がわかっているような曲なのだ。少なくとも、新人のガールズバンドが演奏するなら上記のような第一印象を持ってしまうレベルの楽曲である。ところが、この「wings.」は何かのアニメの主題歌というわけでもなく、LianRougeもそのために結成されたバンドではなかった。Twitterなどを見る限り、普通に、真面目に活動をしている4人組のガールズバンドであった。ヴォーカル、ベース、ドラム、キーボードの4人に、ライブではサポートメンバーとしてギターを含めた5人編成になるらしい。今年2021年7月から活動を開始しているそうだが、新人バンドにしてはなんとも楽曲のクオリティが高い。こなれている。メンバーのこれまでの経歴や楽曲の制作者など、調べてみてもまったくわからなかったので、謎が深まるばかりだ。だが、たまたまライブ会場などで遭遇して「へぇ、新人のガールズバンドなんだ。どれどれ――」と思って舐めていたら、完全に返り討ちにされるパターンのヤツである。多分その夜は興奮で寝れないだろう。一睡もできないかもしれない。そして、次の日の仕事に支障をきたしてしまうのである。いったいどうしてくれるんだ。いやそれでもむしろ、ライブで遭遇して返り討ちにあいたいくらいだ。やられたい。その日の夜に興奮で寝れなくなりたい。一睡もできないくらいに打ちのめされたい。次の日の仕事に支障をきたしてもいい。まったく、いったいどうしてくれるんだ――。楽天ポイントモールの会員登録をなさる際は、↑こちらからご利用ください。筆者の今後の励みになりますので、何卒よろしくお願いいたします。

2021年11月23日
NECRONOMIDOL　END OF DAYS　MV視聴感想

NECRONOMIDOL - END OF DAYSPV公開日：2021/09/28想像以上に本格的ブラックメタル。アイドルグループと侮ることなかれ、サウンドがもう世界中のメタルヘッズたちを納得させうるほどに本物思考だ。実際にYouTubeのコメント欄も、かなり海外からのものが多い。NECRONOMIDOLは2014年から活動する暗黒系のアイドルグループである。メンバーの入れ替わりが激しく、このミュージックビデオでは4人だが、2021年11月21日現在では3人体制である。ちなみに、以前に取り上げたSARIはこのNECRONOMIDOLの卒業メンバーだ。（関連URL）SARI　Paraiso　MV視聴感想これは勝手な想像だが、メンバーの入れ替わりが多いのは、やはりそもそもアイドルになりたい女子だけに、もっとポップで可愛い曲をやりたくなるからじゃないだろうか。「呪」をコンセプトにしたじゅじゅくらいなら、まだアイドルとして許容範囲かもしれない。（関連URL）じゅじゅ　Guilty　MV視聴感想しかし、NECRONOMIDOLはブラックメタルとして音が本格的すぎる。花も恥じらうようなうら若き女子に、エグいぐらいにダークでゴリゴリのメタルは、さすがにしんどいと思うのだ。ひょっとしたら、トラウマになるんじゃないだろうか。そう思うくらいにブラックメタルなのである。ただ、ダークでヘヴィなメタルサウンドに、意外と少女たちの声がフィットしているのだから、面白いと言わざるを得ない。女子たちの声がメタルサウンドに加わることによって、急に荘厳なゴシックっぽくなるのだ。ちょうどウィーン少年合唱団のようなテイストが加味されるような感じである。メンバー一人ひとりが同じグループで息の長い活動をするほうが望ましいとは思う。だが、メンバーが頻繁に変わっても残していきたいグループもある。そんなことを、今回のこのNECRONOMIDOLを取り上げてみて学んだ気がした。楽天市場でお買い物をなされるときに、↑こちらのバナーを経由してご利用いただけると、ものすごく嬉しいです。今後も頑張ろうと思えます。ご協力お願いいたします。

2021年11月22日
Ke$ha　TiK ToK　MV視聴感想

Ke$ha - TiK ToK (Official HD Video)PV公開日：2009/11/14先日、MAD JAMIEというアイドルグループを取り上げた際に、いい意味でのビッチ感があってとてもいいというようなことを書いた。（関連URL）MAD JAMIE　Livehouse(e)na　MV視聴感想そんなにビッチ感のあるのがいいのなら、じゃあ、これまでにヒットした曲はあるのだろうかと考えてみたところ、この曲を思い出した。Ke$haの「TiK ToK」である。もう十年以上前になる。時がたつのは早いものだ。余談だが、TikTokというとだいたいの場合スマホのアプリを思ってしまうだろう。だが、そもそもTikTokとは時計の針の音を表したオノマトペである。日本語で言う「チックタック」のようなもの。もう見るからにセクシーだ。表情がいちいち扇情的である。歌詞にも「Tonight, I'ma fight 'Til we see the sunlight」、大まかに訳すると「今夜は夜明けまでファイトしちゃうわよ」とあるのだが、それは、つまりそういうことを表しているのだろう。このあとむちゃくちゃ××××した――。そんなことを容易に想像できるくらいに、明確に漂うビッチ感である。いい。ファム・ファタール――いわゆる魔性の女とでも言うべきだろうか。男はこういうタイプの女に言い寄られると、まあ弱いのである。自分からはいけるタイプじゃないと思う男性でも、あっちから迫って来たら、きっとイチコロだ。さらに曲もかなりいい。耳に残るメロディとリズムである。日本でもテレビ番組のBGMで使われていたりしたので聞いたことがある人も結構いるかもしれない。やっぱり、こういうビッチ感のあるやつは――、いいよね。楽天市場をご利用の際は、↑こちらのバナー経由でお買い物をしていただけると、とても嬉しいです。元気の源になります。

2021年11月21日
MAD JAMIE　Livehouse(e)na　MV視聴感想

MAD JAMIE - Livehouse(e)na【OFFICIAL MUSIC VIDEO】PV公開日：2021/06/18先日のLOVEBITESやNEMOPHILAは別にしても、ここのところ期せずして、RYUTistの「水硝子」、SARIの「Paraiso」、さらにIRIS MONDOの「awake」とオシャレ楽曲が続いていた。（関連URL）RYUTist　水硝子　RYUTist 10th Anniversary "HALL" LIVE@りゅーとぴあ劇場　視聴感想SARI　Paraiso　MV視聴感想IRIS MONDO　awake　MV視聴感想また、そうしたオシャレ楽曲はすべてにおいて精緻であり、それゆえにインテリジェンスを感じさせてくれる。今回は取り上げるMAD JAMIEは、いわばその逆。そんな小難しいこと考えてないで、思ったままに音楽しようぜ！――というノリの小気味いいパンクロックテイストのアイドルグループである。この「Livehouse(e)na」は、彼女らのいくつかあるミュージックビデオの中でも、もっともパーティー感のある懐かしいオールドスクールなロックだ。だから、今回はこれを取り上げることにしたのである。いや、これはいい。これはロックが楽しかった、あるいは楽しい音楽がロックだった頃のパーティーロックだ。気持ちいい。そして、装っているのか、本質的なのかはわからないが、そこはかとなく漂う彼女らのいい意味でのビッチ感がこのパーティー感に華を添えている。ビッチというと聞こえが悪いかもしれないが、言うなればセクシーである。そうである。こういうパーティーロックにはビッチっぽい女子ほうがいいに決まっているのだ。それだけステージを華々しくするセクシーでいい女だということだからだ。MAD JAMIEのコンセプトが「KAWAIIはFxxK!! かわいくないから、してきた事がある。かわいいヤツには歌えない歌」だそうだ。まさにそこから醸し出される色っぽさ、艶っぽさが彼女らのストロングポイントとなるのだろう。いいじゃないか、いいじゃないか。それにしても、そんな真面目とは真逆のセクシーな彼女らが、MAJIME（真面目）に空目して見えてしまうようなグループ名のMAD JAMIEなのは、偶然なのか、それとも意図してなのか、非常に気になるところではある。さて、最後にこれだけは言っておかなければなるまい。「かわいくない」とか、ふざけるな！じゅうぶんにかわいいじゃないか！！……あれ？ひょっとして、思う壺？

2021年11月20日
NEMOPHILA　HYPNOSIS　MV視聴感想

【MV】NEMOPHILA/HYPNOSISPV公開日：2021/11/172021年11月17日に、NEMOPHILAの「HYPNOSIS」のミュージックビデオが公開された。デジタルシングルとしてリリースされた「HYPNOSIS」は、2021年12月15日にリリースされるファーストアルバム「REVIVE」の収録曲でもある。かなり好きなタイプの曲。今までのテンポの速い曲とはうって変わって、かなり落ち着いたテンポである。特徴的なのはサムネイルを見てもわかるように、かなりオリエンタルなテイストがフューチャーされていることだ。オリエンタル――とは、我々が「アラビアンナイト」などからイメージするようなペルシア周辺文化のヤツである。なので、冒頭に出てくる「HYPNOSIS」の書体も、かなりアラビア語に寄せたものになっている。ちなみに「アラビアンナイト」はもちろん英語版での名称で、正式には「アラビアンナイト・エンターテインメント」である。アラビア語での名称は「アルフ・ライラ・ワ・ライラ」。それを日本語訳すると「千一夜」となる。余談だが、そもそもアラビア語版の「千夜一夜物語」には、有名なシンドバッドの話やアラジンと魔法のランプ、アリババの話や空飛ぶ絨毯も含まれていなかったのだという。ヨーロッパに初めて「千夜一夜物語」を紹介したフランス人のアントワーヌ・ガランが付け加えたのだそうだ。話を戻そう。なにゆえそうなるのかよくわかっていないのだが、そんなオリエンタルな感じを表現しようとした場合、よくサイケデリックなイメージと融合して表現されることがある。BABYMETALの「Shanti Shanti Shanti」のミュージックビデオでも、バックで極彩色がぐるぐる渦巻くような幾何学的なパターンが使われていた。（参考URL）BABYMETAL - Shanti Shanti Shanti (OFFICIAL)（YouTube）幻覚的なイメージと「千夜一夜物語」のようなオリエンタルなイメージは、なぜこれほど親和性が高いのか――、機会があれば調べてみたいものである。さらに、そもそもグルーヴ感のあるメタルも、幻覚的な極彩色のサイケデリックなイメージと親和性が高かった。そういったものはとくにストーナーロックと呼ばれていた。（参考URL）Cathedral - Ride（YouTube）そんなわけで、この「HYPNOSIS」のミュージックビデオでも極彩色のカラーがちらちら現れたり、ぐるぐる回転する渦巻きが現れたりする作りは、このグルーヴ感のある曲にじつにマッチしているのである。むしろ、曲のグルーヴをさらに引き立たせていると言ってもいいだろう。いい演出だ。さて、曲の好みで言うならば、個人的にはNEMOPHILAの曲の中でいちばん好きかもしれない。私はとにかくグルーヴ感のあるゆったりしたテンポの曲が好きなのだ。だから、この「HYPNOSIS」は、かなりど真ん中のストライクなのである。というわけで、この曲はしばらくヘヴィローテーション確定だ。えーと、そうだなー。BAND-MAIDの「Manners」のあとに置こうかなー。もうウハウハである。REVIVE (初回限定盤 CD＋DVD) [ NEMOPHILA ]楽天で購入

2021年11月19日
LOVEBITES　Nameless Warrior　MV視聴感想

LOVEBITES / Nameless Warrior [MUSIC VIDEO]PV公開日：2021/11/17ヤバいヤツが来た――。これは涙もろい人間にとっては完全に涙腺が崩壊するヤバいヤツである。ベーシスト mihoの脱退以降活動休止中のLOVEBITESが、2021年12月22日にリリースするベストアルバム「IN THE BEGINNING - THE BEST OF 2017-2021」の中から、完全新曲となる「Nameless Warrior」のミュージックビデオを公開したのである。記事によると、「Nameless Warrior」はmihoの脱退が決まってから書かれ、miho在籍中にレコーディングを行ったオリジナル・ラインナップでの最後の楽曲であるらしい。（参考URL）LOVEBITES、ベスト・アルバム『IN THE BEGINNING - THE BEST OF 2017-2021』から完全新曲「Nameless Warrior」MV公開！（激ロック）……この記事を見ただけでも、もう涙で画面が滲んでしまっている。脱退から決まってから書き下ろされたオリメン最後の曲というに、メロディックパワーメタルの歴史にその名を刻み込むほどの名曲だ。LOVEBITESらしい素晴らしいヘヴィメタル。壮大で、力強く、美しく、そして悲しい名曲なのである。そして、まるで「思い出アルバム」のようなミュージックビデオの作りもヤバい。LOVEBITESを知ってからまだ半年も経っていないのに、彼女らの歴史を振り返るようなこのミュージックビデオに激しく心を揺さぶられて、もうどうしようもない。彼女らがLOVEBITESとして残してきた足跡は、まさしく「月明かりに照らされた穢れなき栄光」である。まさに奇跡のような軌跡だ。そうしてLOVEBITESとして駆け抜けてきた栄光を表すように、ミュージックビデオでは一匹の狼が疾走する。狼は彼女らLOVEBITESの分身だ。そんな狼が現在まで走ってきたときに、真っ白な吹雪の中で立ち止まってしまう。まるで走ることに疲れてしまったかのように、狼は止まってしまうのだ。これは、現在の活動休止状況をしてしているのだろうが、かなりドキッとする。不吉なことを考えて、心臓がキュッとしてしまう。だが、狼は再びグッと鋭い双眸を開き、走り出す。「これが始まりだ」と言わんばかりに、狼は厳しい雪の寒さの中を駆けていく――。すると、その雪は、いつしか桜の花びらへと変わる。深読みするのはよそう。我々にできることをは、待つことだ。いつか「おかえり」と言える日を待つだけである。IN THE BEGINNING - THE BEST OF 2017-2021 (スタンダード・エディション 2CD+DVD) [ LOVEBITES ]楽天で購入

2021年11月18日
IRIS MONDO　awake　MV視聴感想

IRIS MONDO - awake [ MusicVideo ]PV公開日：2021/11/07このブログを書くようになってからかなりの数のミュージックビデオを見るようになった。その中で毎回個人的に琴線に触れたものだけを取り上げているわけだが、当然取り上げていないミュージックビデオのほうが圧倒的に多い。だから、ここで取り上げるミュージックビデオはすべて私の心の予選を勝ち抜いた楽曲ということになる。そして、また今回もまたいい感じの音楽を発見した。IRIS MONDOはヴォーカル：くるみスカイウォーカー、ギター：スーパーさったんによる二人組エレクトロ音楽ユニットである。それにしても、すごい名前だ。ジェダイとスーパーサイヤ人の末裔なのだろうか。音はオシャレなテクノサウンドに少しだけノイジーなギターサウンドの組み合わせなのだが、これが想像をはるかに超えてフィットしている。テクノとロックが高次元で融合したことで生み出されたハイブリッド感があるのだ。とてもいい。なぜかわからないが、聴いているうちに、初めてRobert Milesの「Children」を聴いたときのような、いつまでもその音を聴いていたいというような、ある種の衝撃を感じた。（参考URL）Robert Miles - Children (Official Video)（YouTube）Robert Milesはオシャレで無機質なテクノサウンドに親しみやすいピアノ、アコースティックギターを組み合わせることによって美しく仕上げ、理知的なオシャレ感を損なわず人間的親近感を醸し出していたが、IRIS MONDOの音楽もそれに近い印象を受けたのである。IRIS MONDOの楽曲は理的にオシャレでありながら、とても耳に馴染むサウンドなのだ。それはスーパーさっちんの程よくノイズ感のある有機的なギターのサウンドが組み合わされたことによる相乗効果に違いない。それに加え、くるみスカイウォーカーのヴォーカルがいい。高音なのだが、どことなく癒される声なのである。いい揺らぎがある。きっとα波が出ている。ヒーリング効果があるに違いないヴォーカルだ。それらが見事に組み合わさって、とても綺麗で都会的な楽曲になっているのである。これは音楽におけるデジタルと現代の人間性の素晴らしい化学反応だ――。

2021年11月17日
SARI　Paraiso　MV視聴感想

SARI 『Paraiso』 OFFICIAL MVPV公開日：SARIは暗黒系アイドルのNECRONOMIDOLに所属していた瑳里のソロ名義だそうである。以前に「じゅじゅ」という「呪」をコンセプトにしたアイドルグループを取り上げたことがあったが、暗黒系アイドルなるものもあるのか……。アイドルは本当に何でもあるものだ。感心してしまう。（関連URL）じゅじゅ　Guilty　MV視聴感想さて、そのSARIの「Paraiso」なのだが、これはもうすこぶるコンテンポラリーなオシャレ楽曲である。NECRONOMIDOLのほうも聴いてみたのだが、こっちはブラックメタルっぽいダークなヘヴィメタルだったので、その違いに「耳キーンなるわ」というくらいである。真逆。この「Paraiso」は、とても静的だ。そして、有機物よりも、無機質なイメージを感じる楽曲である。それを道で例えるなら、古来人が通ることによって踏みしめられてできた生活道といった趣はなく、どちらかというと都市計画道路のような無機質なイメージを掻き立ててくるサウンドである。いかにも都会的でシャレオツといった感じだ。オシャレさで言うと、RYUTistの「水硝子」に匹敵するだろう。（関連URL）RYUTist　水硝子　MV視聴感想さて、そのミュージックビデオもミュージックビデオで不思議な作りになっている。服を着たままバスタブに浸かるシーンや、水面に佇むシーンなどは、どことなくミレイの絵画「オフィーリア」を想起させる。ミレイは「オフィーリア」を描く際、実際に知り合いの女性にモデルとしてバスタブに浸かってもらったのだという。このミュージックビデオも「オフィーリア」の絵のように、どこか現実感が薄弱で虚ろな、あるいは、幻想的な雰囲気になっている。そして、なんか変な人が登場する。造形は戦隊モノに登場しそうなナンチャラ怪人のようにも見えるが、そこまでコミカルには見えない。むしろ、人知を超えた異形のものを表現するのに成功しているように思える。とはいえ、ホラーという感じでもない。深層的には恐怖を感じる人がいるかもしれないが、少なくとも表面的には怖くない。むしろ、Metallicaが「Until It Sleeps」のミュージックビデオで表現しようとした世界観に似ているような気がする。（参考URL）Metallica: Until It Sleeps (Official Music Video)（YouTube）曲名の「Paraiso」は英語で言うパラダイスであるらしい。これがパラダイスなのかどうかはちょっと判断はできかねるが、とにかく、現実からの乖離が狂おしく感じられるミュージックビデオである。ユニークだ。

2021年11月16日
RYUTist　水硝子　RYUTist 10th Anniversary "HALL" LIVE@りゅーとぴあ劇場　視聴感想

RYUTist - 水硝子｜RYUTist 10th Anniversary "HALL" LIVE@りゅーとぴあ劇場PV公開日：2021/11/13RYUTistの「水硝子」は、一聴してあまりにもオシャレな楽曲だったので「これは！」と思い、以前にも取り上げた。（参考URL）RYUTist　水硝子　MV視聴感想RYUTistは新潟を中心に活動するグループである。これはもう偏見になってしまって本当に謝らなければならないことなのだが、RYUTistの「水硝子」は、地方のアイドルグループにしては無茶苦茶オシャレな楽曲だった。そこに衝撃を受けたのだ。今回は、その「水硝子」のライブヴァージョンである。これがまたすごい。ステージと客席の間に薄く白い幕を下げ、そこに映像を映し出し、その映像とステージのパフォーマンスが重なって見えるように仕掛けている。それが、とても不思議な空間を作り上げているのである。きっとガラスのような透明感のある楽曲の世界観を表現しようとしたのだろう。映像の向こう側に透けているように見える様は、絶妙に楽曲の透明感を表せているように思う。↑客席側から。↑ステージ側から。いや、これは本当に面白いライブだ。アイデアが素晴らしいし、透明感のある素敵な楽曲をあいまって、とても不思議で面白いライブ空間を作り上げている。すごい。

2021年11月15日
Risky Melody　REBOOT　MV視聴感想

Risky Melody『REBOOT』(Music Video)PV公開日：2021/10/20YouTubeを散策しているうちに、おすすめにでてきたミュージックビデオである。このRisky Melodyのヴォーカル日野アリスは、グラビアモデルなのだそうだ。ミスFLASH2020 審査員特別賞にも輝いているらしい。それよりも注目したいのが、ギターのAsumiである。とにかく、この「【VAN HALEN】Eruption(Guitar Cover)19歳ギター女子 Gt.Asumiが弾いてみた」という動画を見たら惚れてまうのは間違いない。現在はたぶん20歳になっているだろうが、それにしても若い。演奏がうまい。そして、ギターの音もいい。逸材だ。さて、ミュージックビデオのほうはというと、非常に今っぽいノイジーでパーティー感のあるシンセ音からスタートする。そのリズムのかなりダンサブルだ。そのダンステイストなリズムの前奏から、キャッチ―なロックに移行していく。ロックとしてはオーソドックスだ。曲展開、とくにベースラインに安心感がある。スタンダードなポップロックといったところだろう。だが、そこでもやはりAsumiのギターサウンドがとても気持ちいい。とにかくRisky MelodyのギタリストAsumiの名前は絶対に覚えておくべきだろう。ESPERANZA [ Risky Melody ]楽天で購入

2021年11月14日
新しい学校のリーダーズ　Free Your Mind　MV視聴感想

ATARASHII GAKKO! - Free Your Mind (Official Music Video)PV公開日：2021/11/122021年11月12日に公開されたばかりのATARASHII GAKKO!――日本語表記では「新しい学校のリーダーズ」――のミュージックビデオである。新しい学校のリーダーズは海外デビューしているので、その海外名義が「ATARASHII GAKKO!」なのだ。（関連URL）新しい学校のリーダーズ　Pineapple Kryptonite　MV視聴感想Free Your Mind――心を解き放て。なるほど「自由」である。そもそも「心を解き放て」と歌っているのだから、そうでなければ始まらない。曲調はかなりレトロなロックテイストだ。とくにドラムのズッタンズズタンのリズムは高度経済成長期の上向きな感じを醸し出しているようにさえ思える。いわゆる、古き良き――である。昔のロックはカウンターカルチャーだった。古い価値観からの脱却で、いわば「自由」を表現しようとしていたと言ってもいいだろう。しかし、幸か不幸か、その後次第にロックはメインストリームに祭り上げられていく。そして、カウンターカルチャーではなくなったことで「ロックは死んだ」と表現される時代が来るのである。そういうロックの変遷から鑑みると、この「Free Your Mind」は、カウンターカルチャーだったころのロックを体現しようとしているように見える。この令和の時代にしてはあまりにも古臭いロックサウンドで、しかも「Free Your Mind」と歌っているのだ。だからこそ、現代のメインストリームには存在しない個性的な音楽に仕上がっていることは間違いないだろう。もうそれこそ、一周回って新しいんじゃないだろうか――。だからかもしれないが、新しい学校のリーダーズのミュージックビデオを見るたびにいつも「いいぞ、もっとやれ！」と思ってしまうのである。

2021年11月13日
BAND-MAID　Choose me　MV視聴感想

BAND-MAID / Choose me (Official Music Video)PV公開日：2017/06/26以前に、BAND-MAIDの曲でヘヴィローテーションしている5曲は「DICE」、「Blooming」、「Manners」、「Bubble」、「Daydreaming」であると書いた。（関連URL）BAND-MAID　Blooming　MV視聴感想しかし、現在ヘヴィローテーションしている5曲は「DICE」、「Blooming」、「Manners」、「Bubble」、「Daydreaming」に「Sense」と「Choose me」を加えた7曲である。はい、日本語おかしい。というか、算数おかしい。BAND-MAIDの曲でヘヴィローテーションしている5曲は、7曲て。つまり、もはや、BAND-MAIDの曲は5曲を選ぼうにも選びきれなくなっている――というのが現状なのである。5曲選ぼうとしたら、7曲になる。それがBAND-MAIDだ。というわけで、今日は「Choose me」。美麗にして爽快――。これは、まさにガールズバンドロックの真骨頂である。女性のロックバンドであるからこそ可能な美しいハードロックだ。野郎には到底真似できない女性らしさが、これでもかというほどに美しい楽曲の中で光り輝いている。Netflixで公開されたハリウッド映画の「Kate」でBAND-MAIDが演っているのが、まさにこの「Choose me」だ。それはもう、この「Choose me」がBAND-MAIDの代表曲のひとつであることを如実に物語っている。美しすぎるがゆえに序盤はポップにすら聞こえてしまうかもしれないが、個々のサウンドはちゃんとハードロック。甘くない。美しいのに甘くない。そして、後半になるほど女性らしさを越えた迫力が牙を剥き出しにする。これがロックだ、これがBAND-MAIDだと言わんばかりのエナジーがほとばしる。この曲のAKANEのドラムはもやは雷神だ。天に激しく雷鳴を轟かせるように、雷鼓をうち鳴らしているかのようだ。そして、MISAは風神だ。空気中の波動をつかさどり、我々の鼓膜を通じて魂までも揺さぶってくる。そしてこの「Choose me」でも、創造神KANAMI様のギターは冴えわたっている。神々しい。ギターソロのなんと情熱的で、なんと叙情的なことか。パワフルで、美しく、そして熱い。まるでフラメンコを舞っているかのようなパッションを感じるのだ。そして、またギタリストとしての一挙手一投足がかっこいいのである。二回目のソロのフィニッシュでPRSを掲げる姿などはもう百点満点だ。そして、今回のフロント二人の色気が凄まじい。モノクロから時折カラー画面に変わるのだが、そのときのSAIKIと小鳩ミクの女っぷりが、もう軽くK点越え。全体的に色調を落とし、寒色でクールさを出して画面のかっこよさを引き立たせているのだが、瞬間瞬間に暖色系の画面を挟み込むことによって、女性としての艶っぽさが普段以上に強調されているのである。おかげで見ているこっちはそのたびに「惚れてまうやろ！」と雄叫びを上げなくてはならなくなるので大変だ。これこそがガールズバンドにおけるハードロックの真価である――。Daydreaming/Choose me [ BAND-MAID ]楽天で購入

2021年11月12日
HAGANE　-SiN-罪 (Official Live Video)　視聴感想

HAGANE -SiN-罪 (Official Live Video)PV公開日：2021/11/07私が個人的に日本ヘヴィメタル界の未来で、そして希望であると勝手に思っているHAGANEちゃんであるが――、（関連URL）HAGANE　Labradorite　MV視聴感想HAGANE　WintrySky　MV視聴感想この度、2021年10月16日に行われたワンマンライブの中から「-SiN-罪」の模様をアップしてくれたので、今回はそれを取り上げていこうと思う。まずガールズヘヴィメタルバンドHAGANEのいいところを説明していきたいと思う。HAGANEの何がいいかって、それはもう圧倒的に――、顔である。いや、ボケのつもりで書いてみたのだが、あながち冗談でも間違いでもないのがHAGANEのひとつ目の凄いところだ。いやはや顔面偏差値が高い。そして、そんなアイドル的容姿にアイドル的衣装でツインリードという光景が、あのメイド服を着てハードロックをしている彼女たちのような、見た目とサウンドの素敵なギャップを感じさせてくれる。興奮するのである。そして何よりもHAGANEの凄いところは、若い世代の女子でありながら王道的メロディックメタルの道をちゃんと突き進んでくれているところだ。それは素晴らしいというか、むしろありがたい。本当にありがたい存在だ。ヘヴィメタルは、決して流行しているわけではないジャンルである。そこに素晴らしい才能を持った彼女らがいてくれるのであるから、それはもう感謝しかない。また、このライブ映像を見て思うのは、とにかくこのコロナ禍が終息することを願わずにはいられないということだ。今回のライブ映像で、唯一足りないのはオーディエンスの歓声だ。このご時世だから声を上げられないのは仕方がないが、この興奮のライブで声が出せないというのは、なんと残酷なことであろうか。ライブというのは、ある意味演者と観客の共同作品のようなところがある。それにはオーディエンスの歓声は必要不可欠だ。昂った観客の興奮した声が、さらにライブを盛り立てる。そして、さらに声が大きくなる。相乗効果なのだ。早くこの災禍が収まってくれることを願いたい。私は大歓声に包まれたHAGANEのパフォーマンスを見たいのだ。オーディエンスの興奮の声に、最高潮にボルテージが上がるHAGANEちゃんたちを絶対に見たいのである。興奮のライブで興奮の声が出せないこの現在の状況は、まさに「罪」である。もし神がこの災いを終わらせることができるのなら――。EpisodeO [ HAGANE ]楽天で購入Labradorite [ HAGANE ]楽天で購入

2021年11月11日
我儘ラキア　SURVIVE (LIVE at USEN STUDIO COAST)　視聴感想

我儘ラキア - SURVIVE (LIVE at USEN STUDIO COAST)WAGAMAMA RAKIA TOUR 2021PV公開日：2021/09/17先日、じゅじゅというアイドルグループを取り上げたときに、その「余談」という曲の生バンドをフューチャーしたライブ映像があまりによかった。（参考URL）じゅじゅ　Guilty　MV視聴感想なので、その勢いで今回もアイドルグループ×生バンドのライブ映像を――と思ったわけである。やはり、アイドルグループ×生バンドのライブと言えば、圧倒的に我儘ラキアだ。というわけで、今日はこの「SURVIVE」を取り上げることにした次第である。（関連URL）我儘ラキア　Why？(LIVE at USEN STUDIO COAST)　視聴感想我儘ラキア　One (LIVE at USEN STUDIO COAST)　視聴感想はい、かっこいい。生バンドでサウンドに迫力があり、かつ楽曲もヘヴィでラウドで、それでいてキャッチ―で素晴らしい。それだけでも十分に我儘ラキアはかっこいいのだが、さらにこのステージにはかっこいい要素があるような気がして、繰り返しじっくりとこの映像を見ていたら、何かわかった気がした。それは、メンバーに振り付けが当てられている部分とは別に、メンバー自身にパフォーマンスを一任されている部分があるということだ。とくに星熊南巫の歌唱パートには決められた振り付けがなされていない。ここに、その場その時その状況のライブ感が生まれる。さらに、そこに振り付けの付いたダンスをするメンバーと、自由にその個性を表現をする星熊南巫との間に、そのライブ感を掻き立てるシナジーが発生する。その相乗効果で、我儘ラキアのステージは、そのときだけの一瞬の輝きを放つのだ。これがライブである。この一期一会とでも言うべきパフォーマンスの閃光が、ライブなのである。我儘ラキアのライブは、数多あるアイドルグループの中でももっとも激しい煌めきを放つ。圧倒的な光彩を放つ一等星だ。数多の綺羅星が煌めくアイドル界において、我儘ラキア、そして星熊南巫は、その中でもひと際明るく輝く、おおぐま座の一等星シリウスだ――。WAGAMAMARAKIA [ 我儘ラキア ]楽天で購入SUPERIORITY [ 我儘ラキア ]楽天で購入

2021年11月10日
じゅじゅ　Guilty　MV視聴感想

【Music Video】Guilty - じゅじゅPV公開日：2021/09/13一昨日取り上げたシンダーエラの関連で見つけたミュージックビデオである。どういう関係かというと、シンダーエラとプロデューサーが同じなのだ。（関連URL）シンダーエラ　YHWH　MV視聴感想じゅじゅは2014年に活動を開始したアイドルユニットである。「呪」をキーワードに、世の不条理や、嫉妬・妬み、インターネットの闇などを表現するのだそうだ。衣裳はかなりゴスロリっぽい。人形感がある。おそらく呪いの人形のようなものをイメージしてのことだろう。曲調は、思ったよりも聞きやすいロックテイストなポップだ。あるいは、ポップテイストなロックというべきか。歌唱は力を抑え気味で、ダークさを演出している。まあ「呪」がコンセプトなのだから、元気いっぱいに「イエーイ！」とか歌われても困るというものだ。ちなみに陰陽道では手のひらが陽、手の甲が陰とされている。だから古来、幽霊は手の甲を見せるような格好をしているのだという。当然だ。「やあ、こんちわ！　俺、お化けやで！」などと言って手のひらを見せてくるようなお化けなど、ちっともこわくない。さて、そんなじゅじゅさんの公式YouTubeチャンネル「じゅじゅ公式チャンネル」にライブ映像があったので見てみたら、なんと生バンドを従えてのステージをやっているではないか。これはテンションがあがる。「呪」がコンセプトなのに、こっちのテンションが上がっていいのかどうかはわからないが、なかなかよかった。【Live Video】余談PV公開日：2021/09/30これはいいライブだ。非常に失礼だが、正直なところ、上のほうで取り上げたミュージックビデオよりもこっちのほうが見ごたえがある。是非見比べて欲しい。レコーディングされた楽曲にはない、生バンドの迫力とエネルギーがこのライヴ映像にはあるのだ。やはり、ロックバンドはライブだ。それは生バンドをバックにパフォーマンスをするアイドルグループとて同じことだろう。それがロック寄りの楽曲ならなおさらだ。いやぁ、今日はいいライヴ映像を見れた。やはり、ロックはライブなのだ――。

2021年11月09日
Haze　煙霧　MV視聴感想

Haze / 煙霧 / Official Music VideoPV公開日：2021/10/29Hazeとは、元ZOCの香椎かてぃがKATYに改名し、結成した4人組ロックバンドである。香椎かてぃの名は、以前にマツコ・デラックスの「アウト×デラックス」という番組で、喫煙するアウトなアイドルとして出演していたので知っていた。だが、その程度である。もちろん、今回のこのミュージックビデオでも吸っている。バンド名のHazeや曲名の「煙霧」は、気象用語で視界が悪くなることを言うそうだが、おそらく彼女のタバコの煙のことも意味しているのかもしれない。ちなみに、タバコの煙表す言葉に「紫煙」というものがある。ここで私の子どものころの勘違いを紹介しよう。The Jimi Hendrix Experience、いわゆるジミヘンに「Purple Haze」という曲がある。その意味を無知ながらに辞書で調べて、パープル・ヘイズは紫の煙だということがわかる。そして、紫の煙となると紫煙のことで、紫煙はタバコの煙だから、つまるところ、Purple Hazeはタバコの煙だ――と思って、ずっと勘違いしていたのだ。実際は、Purple Hazeは麻薬やマリファナのことを表しているのだという。ジミー・ヘンドリックスは反論しているそうだが、薬物依存の傾向があったとされている。このバンド名のHazeは、ひょっとしてジミヘンを意識したものなのだろうか。

2021年11月08日
シンダーエラ　YHWH　MV視聴感想

MUSIC VIDEO 「 YHWH 」 - シンダーエラPV公開日：2021/10/24なんだか不思議な感じのするミュージックビデオを見つけた。現実離れした浮遊感のある感じは、先日取り上げたBOAの「Duvet」に通じるところがあるかもしれない。（関連URL）BOA　Duvet　MV視聴感想シンダーエラは、2019年にデビューした4人組のアイドルユニットである。シンデレラの元になった「シンダーエラ（灰被り姫）」の世界観にインスパイアされたということで、猟奇的、衝動的且つ、裏と表の二面性の感情を広がりのあるロック、メタル、ビジュアル系サウンドで体現するのだそうだ。サウンドプロデュースはアーティスト「te’」としても活動する河野氏が行っているそうである。――ということで、早速「te’」を調べてみたら、どうやらポストロックのインストゥルメンタルバンドであるらしい。（参考URL）te' / 舞台の幽暗に潜む『恩寵』は、躬を顫わす律動を媒介に顕現する。【Official Music Video】（YouTube）なるほど、これでシンダーエラの音楽性が少し理解できたような気がする。不思議な感じのする前衛的な曲調は、どうやら彼らのポストロック的な方向性によるものであろう。とても斬新で、鋭角的だ。保守的ではない。そのせいか、このシンダーエラの「YHMH」も、聴いていてほっこりするというようなことはほとんどない。むしろ、言い様のないぼんやりとした不安感を煽られているような気分にすらなる。それほど先鋭的なのだ。彼女らのダンスパフォーマンスもまた、どこか「儀式」を思わせるところがあり、世俗を寄せ付けない。ここには立ち入るな――とでも言っているかのように、現世と一線を引いている。それもそのはずで、タイトルの「YHMH」はヘブライ語で「神」を意味する言葉である。子音しか表記されていないので、実際の発音は謎である。だから、ヤハウェやエホバなど異なった読み方があるのだ。そんなわけで、シンダーエラはコンセプトから楽曲から歌詞まで、とにかく攻めている。非常に個性的で、唯一無二のアイドルユニットである。とても面白い。余談になるが、今回シンダーエラのことを調べている過程で、te'というインストバンドに出会い何曲か聴いてみたのだが、音楽だけで勝負するという姿勢に少なからず感銘を受けた。歌詞があったほうが、きっと売れるはずである。耳に残る歌詞のワンフレーズがあるだけで、商業的に成功する例があることを考えると、やはり歌詞は武器になる。それを、あえて歌詞なしで活動していこうとするのは、表現者でありアーティストだからだろう。素晴らしい。さらに余談になるが、インストバンドで思い出すのはやはり星野源、浜野謙太が所属していたSAKEROCKだ。彼らにしてみても、商業的には解散後に星野源、浜野謙太あるいは在日ファンクとして歌い始めてからのほうが成功しているのではないだろうか。（参考URL）SAKEROCK / MUDA MusicVideo（YouTube）あちこちオードリー。さらにさらに余談になるが、インストバンドで思い出したのがYMO。イエロー・マジック・オーケストラだ。そのベーシストの細野晴臣の祖父はなんとあのタイタニック号の日本人唯一の乗客で生還者である。（参考URL）細野正文（Wikipedia）以上、余談でした。

2021年11月07日
BOA　Duvet　MV視聴感想

BOA - Duvet (official video) High resolutionPV公開日：2021/04/25先日、Garnet Crowの「Timeless Sleep」を取り上げた。それは、一昨日に取り上げたBAND-MAIDの「Before Yesterday」の作曲編曲が元Garnet Crowの岡本仁志だったからだ。（参考URL）GARNET CROW　Timeless Sleep　MV視聴感想BAND-MAID　Before Yesterday　MV視聴感想そして、今日はイギリスのロックバンドBOAの「Duvet」を取り上げたいと思う。（ウィキペディアなどではbôaという表記だが、YouTubeではBOAという表記になっているので今回はそちらにならうことにする）何故かと言えば、先日「Timeless Sleep」を何度も繰り返し聴いているうちに、この曲のことをふと思い出した。そして、YouTubeで検索してみると、なんと今年2021年4月25日にミュージックビデオが公開されていたからだ。これも何かのご縁だろう。だから、もちろんこの「Duvet」のミュージックビデオは今回が初視聴となる。前回のGarnet Crowの「Timeless Sleep」と同様、その当時リアルタイムに見ることのなかったMVを、時を隔てた現在に初めて見るというのは、当然嬉しいし、感慨深いのだが、何か不思議な感じがするものである。さて、この「Duvet」も、Garnet Crowの「Timeless Sleep」のように、どこか儚げで、淋しげな感じのする曲である。リリースは1998年で、「Timeless Sleep」の3年前になる。同時代であることと同じような曲調のせいで、私の中の同じ記憶の引き出しに入っていたようだ。また「Timeless Sleep」もアニメの主題歌だったように、この「Duvet」もアニメ「serial experiments lain」のオープニングソングだった。アニメには似つかわしくない曲だったこともあるだろうが、当時ちょっとした話題になった曲なのである。信じられないだろ、これアニソンなんだぜ……。（上杉達也口調）――にしても、アニメのOPにこんな曲を使うって、センスえぐいな！（粗品口調）いや、冗談は抜きして、本当にこの曲をアニメのOPに使うのは素晴らしいセンスだと思う。そしてまた、この曲のどこか現実離れしたような浮遊感のある曲調が、仮想現実をモチーフにした物語と、とてもよくマッチしていたのだ。しかし、よくもまあ、こんな無名――と言っては失礼だけれども、あまり有名ではない海外のバンドの曲を見つけてきたものだ。改めて感心してしまった。いや、感服してしまったと言うべきだろう。すごい。さて、BOAというと、どうしても日韓を股にかけ活躍したBoAのほうを思い出してしまうだろう。私とてBOAは「Duvet」しか聴いたことがないのだから仕方がない。ちなみに、BoAでは「BUMP BUMP! feat.VERBAL(m-flo)」がお気に入りだ。（関連URL）BoA / BUMP BUMP! feat.VERBAL(m-flo)（YouTube）というわけで、今日はとてもボアボアした一日だった。【A】ボアブルゾンジャケットメンズユニセックスライトアウターパーカーメンズファッション秋冬秋服冬服裏地付きジップアップ SPU スプフードもこもこホワイトベージュキャメルカーキブラック M L XL楽天で購入

2021年11月06日
GARNET CROW　Timeless Sleep　MV視聴感想

GARNET CROW「Timeless Sleep」PV公開日：2020/11/09先日、BAND-MAIDの「Before yesterday」を取り上げた際に、作曲編曲が元Garnet Crowの岡本仁志であること知った。（関連URL）BAND-MAID　Before Yesterday　MV視聴感想そこで、ひょっとしたら――と思い、YouTubeで検索してみたところ、なんとGarnet Crowが一年ほど前に過去のミュージックビデオを大量に公開しているではないか！！　そんな興奮も冷め切らないうちに、今これを書いているところである。だが、問題は何を取り上げるかである。さすがにGarnet Crowは私にとって聴き馴染んだ曲が多い。選択肢が多すぎて選ぶに選べないのだ。そうして、何を取り上げようかと悩みに悩んだ末、「Timeless Sleep」を取り上げることにした。やはり、私がGarnet Crowでいちばん聴いたのがセカンドアルバム「SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜」であるからだ。それに加え、「夢みたあとで」はGarnet Crowを代表する名曲だが、ミュージックビデオを見たことがあったのに対し、「Timeless Sleep」は今回が初めての視聴だということもある。（参考URL）GARNET CROW「夢みたあとで」（YouTube）――というわけで、今回取り上げるミュージックビデオは、2001年11月21日にリリースされたGarnet Crowの9枚目のシングル「Timeless Sleep」である。恐ろしいことに、もう20年も前の曲ということになる。「Timeless Sleep」は、冬の早朝、それも息が白くなるような寒い日の朝に似合う曲である。忙しい平日に合う曲、のんびりした休日に合う曲、午前中がいい曲、夜のほうが似合う曲など、音楽は時と場所あるいは状況などと、ばっちり適合するものがある。そういう意味では「Timeless Sleep」は、やっぱり朝だ。それも、せわしない忙しい平日の朝ではなく、時間に余裕のある休日の早朝である。落ち着きのある日の早朝だ。「Timeless Sleep」のどこか儚げで、どこか淋しげな曲調は、ゆっくりと時間が流れるような朝がぴったりだ。ちょっと待て。いやいや。休日にそんなに早く起きることなんてないじゃないか――と思うかもしれない。だが、じつはある。釣りの日の朝だ。そう。朝まずめに釣り糸を垂らしながら、熱いコーヒーで身体を温めつつ、昇ってくる朝日を眺めながら聴く「Timeless Sleep」は最高なのである。あるいは、夜明け前に釣り場に向かう車の中で聴く「Timeless Sleep」もいい。とにかく、私は「Timeless Sleep」を聴くと、こごえるような寒い日の早朝の光景が蘇るのである。肝心のミュージックビデオは――というと、やはり20年の月日を感じさせる。若干の映像の古さは否めないだろう。しかし、曲は20年経った今でもまったく古臭く感じない。今も生きている。今も息づいている。素晴らしい名曲は、時を超え、色褪せないのだ。正直、もうすでに泣きそうである。最近はめっきりしなくなったが、また久しぶりに釣りにでも行ってみようかしらん。もちろん「Timeless Sleep」を聴きながら――。調べていて初めて知ったのだが、今年2021年になって、なんと2013年に行われた最後のライブが映像ソフト化されているのだ。よほど要望が強かったのだろう。いまだに根強い人気があるがあるようだ。【楽天ブックス限定先着特典】GARNET CROW livescope 2013~Terminus~【Blu-ray】(A4クリアファイルカレンダー) [ GARNET CROW ]楽天で購入

2021年11月05日
BAND-MAID　Before Yesterday　MV視聴感想

BAND-MAID / Before Yesterday (Official Music Video)PV公開日：2016/06/24「Before Yesterday」は、2016年5月18日にリリースされた「Brand New MAID」の収録曲である。作詞は中村彼方、作曲編曲は岡本仁志。この2016年時点でのBAND-MAIDは、まだ外部のアーティストの楽曲が大半を占めている。だが、2017年にリリースされたこの次のアルバム「Just Bring It」では、作詞小鳩ミク、作曲編曲BAND-MAIDのクレジットが過半数を超えるようになり、それ以降はほぼ純BAND-MAID産となっていくのである。さて、このMVは、2016年3月にアメリカ合衆国のシアトルで開催された日本文化を紹介するコンベンションイベント「Sakura-Con」でのライブ映像とそのオフショットで構成されている。こうしたミュージックビデオの構成は、個人的に非常に好みである。ライブ映像とオフショットを織り交ぜることによって「緩急」ができ――いやむしろ「序破急」というべきか――とにかく、よりステージ上でのライブパフォーマンスが臨場感あるものとして見えるからだ。そのオフショットを見せることで発生する「緩急」は、メイド服でハードロックをするBAND-MAIDそのもののギャップにも通じるものかもしれない。舞台の上での格好の良さをじつによく引き立てている。楽曲は、やはり、純BAND-MAID産の曲に比べると、制作者の違いによる若干の違いが感じられる。ちなみに、私は、ロックバンドが外部のアーティストの手による作品を発表することについて、まったく批判的な意見は持っていないのでご安心を。そう。一昔前の海外では、ロックバンドが外部の作家を起用すると「商業的だ！」と批判されることがあったのである。たとえば、ロック界の大御所エアロスミスが売れっ子作曲家であるダイアン・ウォーレンの曲をリリースしたときなどは、大いに叩かれたものだった。映画「アルマゲドン」のあの曲のことである。（関連URL）Aerosmith - I Don't Want to Miss a Thing (Official HD Video)私自身はそれ以前からエアロスミスもダイアン・ウォーレンの作る曲も好きだったので、個人的には好きなバンドと好きな作曲家のコラボでしかなかった。だから、批判されているのを見るとちょっと悲しかった。とはいえ、外部作家を嫌う人の心情もわからなくはない。純粋にバンドの曲を聴きたいが故の、気持ちの発露であろうから。そういう意味で言うと、BAND-MAIDが海外のロックファンに評価されるのは、やはりBAND-MAIDが自分たちで曲を作っているからという側面もあるかもしれない。ところで、この「Before Yesterday」の作曲をしている岡本仁志は、元Garnet Crowのギタリストである。Garnet Crowは2013年に解散した男女4人組のバンドだ。アニメ「名探偵コナン」でよく曲が使われていた。そんなGarnet Crowを結構聴いていた私からすると、とても懐かしい。当時通勤時のお供は常にGarnet Crowのセカンドアルバム「SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜」だったのだ。いや、懐かしい。Garnet Crowは主にヴォーカルの中村由利が曲を書いていた。だから、岡本仁志の曲を聴くのは、ひょっとするとはじめてかもしれない。そして、それがBAND-MAIDの曲となっているのが、何かの縁のように感じられて、とても感慨深かった。いいじゃないの、おかもっち！Brand New MAID (Type-A CD＋DVD) [ BAND-MAID ]楽天で購入

2021年11月04日
パピプペポは難しい　犬迷惑【Official Live Video】　視聴感想

パピプペポは難しい/犬迷惑【Official Live Video】PV公開日：2021/10/27先日「なんじゃこりゃ！」なアイドルグループということで、めろん畑a go goというグループを取り上げた。（関連URL）めろん畑a go go　RUN IDOLS RUN　MV視聴感想そのめろん畑a go goに勝るとも劣らない「なんじゃこりゃ！」なアイドルグループがパピプペポは難しいである。今回は取り上げたのはミュージックビデオではなく、パピプペポは難しいの公式のライブビデオだ。私にはパピプペポは難しいに関して、気になることがひとつあったのだ。パピプペポは難しいにはメンバーにドン・グリという名のキリンがいる。つまり、私が気になっていることとは、キリンも本当にライブをしているのか――ということだ。はい、してました。普通に踊って歌ってました。何だろうこの不思議な絵面は――。ステージにキリンがいるという絵に力がありすぎる。よくもまあ、キリンで歌ったり踊ったりできるものだと思う。素直に感心してしまうというものだ。そのせいかはわからないが――、正直なところ、常にドン・グリを探している自分がいる。気がつけばドン・グリのことを目で追ってしまっているのだ。そうしているうちに、不思議なことに、ドン・グリがだんだんと可愛く見えるようになってしまってることに気づくのである。ああ、ドン・グリ―ー、マイク食べてない？　大丈夫？

2021年11月03日
めろん畑a go go　RUN IDOLS RUN　MV視聴感想

めろん畑a go go『RUN IDOLS RUN』MUSIC VIDEOPV公開日：2021/10/19現在、個人的に気になるアイドルグループはいくつかある。その中でもっとも「なんじゃこりゃ！」と思ったアイドルグループのひとつが、めろん畑a go goである。（関連URL）めろん畑a go go　哀しきIDOL　MV視聴感想どこか昔を感じさせる昭和的な楽曲に、石ノ森章太郎の漫画に出てくるような衣装――。この「RUN IDOLS RUN」も初っ端からウッドベースのようなベースサウンドに007を感じさせるようなギターと、もうレトロ感満載である。ヴォーカルのメロディラインもどこかノスタルジック感があり、昭和の香りが漂っている。だが、ステージパフォーマンスはレトロ感はなさそうだ。古き良き時代の懐かしさを振り回してぶん投げているようなステージだ。かなり暴れている。さて、今回のミュージックビデオはライブ映像とオフショット映像の組み合わせで制作されている。個人的にはこういうMV制作の手法は好きである。ライブに帯同しているような臨場感があって愉しめるし、また親近感が湧くからだ。こういうミュージックビデオのほうが、なまじっか作り込んだものよりも、ライブに参加してみようかしらん――という気持ちにさせてくれる。そんな手法を駆使しても、相変わらずめろん畑a go goは「なんじゃこりゃ！」だ。もちろん、このミュージックビデオも「なんじゃこりゃ！」である。

2021年11月02日
HAGANE　WintrySky　MV視聴感想

HAGANE - WintrySky (Official Music Video)PV公開日：2020/04/25これからの日本のヘヴィメタルを背負って立つ若々しいガールズメタルバンドのHAGANE。メタル界の未来であり、希望である。（関連URL）HAGANE　Labradorite　MV視聴感想この「WintrySky」は、そんなHAGANEの2020年6月23日にリリースされたファーストミニアルバム「EpisodeØ」に収録されている曲である。何故このタイミングでこの曲を取り上げたのかというと、先日2021年10月30日に「WintrySky」のメイキング映像が公開されたからだ。「WintrySky」のミュージックビデオが30万回再生を突破したことを記念してということらしい。（関連URL）WitrySky - MV Making -（YouTube）はい、可愛い。誰が見てもアイドルと見間違える。むしろ、アイドルだとしたらかなり上位の部類に入るだろう。少なくともヘヴィメタルをやっているようには見えないルックスである。しかし、HAGANEはちゃんとヘヴィメタルである。それも、美しい美しいメロディアスなヘヴィメタルなのである。Uyuのハイトーンヴォーカルに、古き良き時代のメタルを思い出させてくれるSakuraのリフ、そしてソリッドでシャープなリズム隊。音圧とメロディラインがとても心地いいのだ。じつに聴かせるヘヴィメタルである。この「WintrySky」はオープニングのドラムから、どこかしらJudas Priestの「Painkiller」をほのかに感じさせる。ギターのSakuraは、なんとこの曲を高校生のときに書いたらしい。なんという才能で、なんというメタル愛だろうか。まさに日本のメタル界の宝であり、未来である。ところで、話は変わるがJudas Priestの「Painkiller」のHD版のミュージックビデオが最近公開された。笑えるほど綺麗な画像になっているので、是非ご視聴をお勧めしたい。本当に綺麗すぎるほど綺麗なので、思わず笑顔になってしまうこと請け合いである。（関連URL）Judas Priest - Painkiller (Official HD Video)（YouTube）またSakuraも過去に「Painkiller」の弾いてみた動画を公開している。（関連URL）Painkiller　中３　ギター（YouTube）これを見ると、Sakuraがこの「WintrySky」を高校生のときに書いたということも納得できるというものだ。そして、そんなハイスペックな彼女がちゃんとメタルバンドのギタリストとして、また作詞作曲編曲まで担当するバンドのリーダーとして、着実に歩みを進めていることも素晴らしい。さて、そんなHAGANEちゃんたちは来る2021年12月18日にセカンドシングルをリリースするらしい。もうそのミュージックビデオの撮影は行っているのだろうか。また夜食にコンビニで買ったカップラーメンを食べたりしているのだろうか。そんなことを思いながら、セカンドシングルのミュージックビデオがアップされてくるのを楽しみに待ちたいと思う。EpisodeO [ HAGANE ]楽天で購入

2021年11月01日

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