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PHASE-I

PHASE-I

トーク・ダウンについて

現在、日本には覚醒剤含め多種のドラッグが出回っています。
そのドラッグの多くは「やる気が出る」「ハッピーになる」「気分が緩ん
で天国にいる気分になる」といった一時的な快感をもたらしますが、中に
は「死にたくなる」「不安になる」「いらいらする」「底なしの恐怖を感
じる」「恐ろしい幻覚・幻聴が出る」という作用が出るものもあり、ある種
のドラッグでそのような作用が出て苦しむことを「バッドトリップ」、更
に極端なバッドトリップを「バマー」といいます。

もし友達がドラッグによるバッドトリップで苦しんでいたらどうするか?
ここではその対処法をいくつか紹介します。



●バッドトリップ(バマー)を起こしやすいドラッグ
・主に「サイケ系」に分類されるドラッグ(LSD・・・L、アシッド、エル
、シロシン、シロシビン・・・MM、キノコ、マジックマッシュルーム、塩
酸ケタミン・・・K、ケタミン、PCP・・・エンジェルダストなど)

・その他(大麻、シンナー、アセトン等の有機溶剤でもバッドトリップの可能性)


●サイケ系ドラッグについて
・サイケ系ドラッグは、セット(摂取時の精神状態)とセッティング(摂
取時の環境)の状態によって効果が違ってきます。
セットとセッティングが良ければいいんですが、どちらかが悪いと(例えば
体調が悪いとか心配事があるとか)、そのマイナスの状態が強化されるため
(基本的に、サイケ系ドラッグは「その時の精神状態を更に強く表面化さ
せる」ので、不安感や焦燥感があればそういったマイナスの感情も強められます)非
常に強い不安に襲われたりするわけです。


●トーク・ダウンについて
・トーク・ダウンは、バッドトリップ(バマー)で苦しんでいる摂取者を説
得し、説明し、励まし、バッドトリップを克服させたりそれ以上深いバッ
ドトリップに陥らないようにする方法です。
トーク・ダウンの基本として「この苦しみは全部○○(←ドラッグの名前
)のせいだ。効き目がなくなれば落ち着くし、普通の状態に戻れる」こと
を何回でも繰り返して摂取者に理解させることが重要になります。(その
他いろいろテクニックが必要なんですが、摂取者を支える姿勢を一貫して
あらわすことが重要かと)
トーク・ダウンを行うにあたっては、「静かで圧迫感のない環境に移動する
こと」が絶対要件です。クラブとか繁華街とかでトーク・ダウンをしてもあ
まり効果がありません。


●トーク・ダウンでも改善が見込めない場合

・2~3時間トーク・ダウンを行ったが効果がない、あるいは摂取者が恐怖
心や幻聴により暴れ出した、自傷他害の危険性高し、のんびりトーク・ダウ
ンなんかやってる場合じゃない時は、119番に電話して病院に搬送しても
らう(一番確実)かメジャートランキライザーを服用させる(薬事法若しくは向精神薬取締り法に抵触します)方法があります。
119番に電話した場合、「警察に通報してもいいなら行きます」みたいな
条件を出されることがありますが・・・それはその時の状況をよく見る必
要があるでしょう。(選択の余地はないですけど)


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