はじめての鍵っ子
弥生3月だというのに、いまだにインフルエンザが猛威をふるっている坊のクラスは今日から3日間、学級閉鎖となっている。さすがに一日中留守番させるわけにはいかないので、母に頼もうと思ったら日曜日からログハウス(長野)に行っており、今日帰ってくるという。そのため今日だけは義母に託すことになったが、義母は自宅から半径3キロ以内しか運転できないので、昨日の夜のうちに義母宅へ坊を連れて行き、泊まらせてもらうことになった。さて、とりあえず坊は預かってもらえるとして、問題は小姐である。学級閉鎖になった場合、学童に行くことはできない。そして、そのきょうだいも学童に行くことはできない。坊が学級閉鎖になっている3日間、小姐はまっすぐ帰宅するしかないのだ。明日と明後日は午前中から母が家に来てくれているからいいけど、今日はどうする。5時間授業で、帰宅するのは3時10分頃。幸い、私は今月4時退勤なので、4時半には家に到着できる。自分で鍵を開けて家に入り、1時間ちょっと留守番していられるかどうか。どのみち4年生から(来月から!)は学童に行けなくて、鍵っ子になるのだから、練習してみてはと勧めると、すんなりと「やってみる」。鍵をつけた西武のストラップをランドセルに縛りつけ、実際に使うまでは先端(鍵の部分)は中にしまっておくように念を押した。小姐はしっかりしているから大丈夫、と思いつつ、やはり初めてのことなので、仕事中3時過ぎから なんとなくそわそわした。もう学校を出た頃だろうか。そろそろ家に着く頃だろうか。祖父母と同居していた私は鍵っ子になった経験がなかったけど、誰もいない家に、鍵を使って入るのってどんな気持ちかな。4時に仕事を終え、ダッシュで帰った。運がいいことに、比較的 道がすいていたので、4時25分には家に着いた。小姐は、本を読んでいた。予想どおり!邪魔する人(坊)がいないから集中して読めた、って いかにも小姐らしいコメント。あぁ、来月からは毎日こうなるんだな。帰宅後、友達と遊ぶ約束をする日もあるだろう。今まで やりたくでもできなかったから(学童に行っているとそんな時間はない)、大いにやればいいさ。ただし門限5時は守ること。坊を迎えに義母宅へ行く途中、100円ショップセリアに寄った。小姐は、「なめこ」のシールが欲しいという。そんなもの、と思ったけど、小姐は今日頑張った!惜しみなく買ってやった。