峠は近い武漢肺炎オミクロン株パンデミック、いつまでも旧来対策を続ける岸田グズ政権の愚
NHKなどのテレビのニュースとワイドショーで連日ど派手に報道される武漢肺炎オミクロン株のパンデミックで、全国の新規感染者は近々10万人を超えるのは間違いない。◎すでに欧米諸国はピークアウト、沖縄も しかしおそらくそれがピーク、となる。いち早くオミクロン株パンデミックに見舞われた南アフリカと欧米の新規感染者数の傾向から、感染力の強いオミクロン株の流行は急速に進むが、ピークアウトも早いことが明確になってきた。前記諸外国では、すでに流行の峠を越したことが明確になっている(写真=イギリスは規制をほぼ撤廃した)。 日本国内でも、最初にパンデミックが起こった沖縄県では、1週間平均が前週より減っていて、沖縄がピークアウトしたことを示している(図=1月27日まで)。 これを東京と全国に当てはめれば、2月上旬、となる。 得体の知れないウイルスだから、科学知識の乏しい多くの人たちが不安に思うのは分かるが、それにつけこんでいたずらに危機を煽るテレビなどは、それが経済活動の無用な萎縮を起こすことを考えているのだろうか。◎東京都の重症化率はたった0.03%、しかもデルタ株に比べて激減 当初から推定されていたように、オミクロン株の重症化率は低い。 東京大学の仲田泰祐准教授らの調べで、オミクロン株による第6波の東京都の重症化率は極めて低く、0.03%であることが分かった。 デルタ株による昨年夏の第5波の重症化率は、0.66%だったから、オミクロン株の危険度はデルタ株の約25分の1ということになる。 ちなみにウイルスの進化は、過去にも何度も述べているように、未知の宿主への感染ということで最初は毒性は高いが、徐々に毒性は弱まっていく。ウイルスに繁栄にとって、次世代をできるだけ多く残すためには、感染力は強めたいが、宿主を殺してしまっては自らも滅びるので元も子もないからだ。◎弱毒化へと進化する武漢肺炎ウイルスの傾向、顕著に 実際、第3波の重症化率0.93%から、第4波の0.83%、そして前述のように第5波の0.66%となだらかに弱毒化に進化し、今回の第6波の0.03%で劇的に変身している。 ちなみに0.03%というのは、感染者1万人に対して重症化する人はたった3人ということだ。1万人の中には持病のある人、喫煙などの不摂生の人、体力の弱った老人もいるから、3人というのは、コロナウイルス他4種による普通の風邪レベルである。◎濃厚接触者はなぜまだ7日間もの長期待機なのか それなのに、いまだに続ける新規外国人の入国禁止の水際対策など、ナンセンス極まりない政策を自分の人気取りのために岸田グズ政権は続けている。 ナンセンスと言えば、濃厚接触者の待機も、そうだ。岸田グズ政権はやっと濃厚接触者の待機日数を10日間から28日から原則7日間に短縮したが、そもそも濃厚接触者の待機など、意味はほとんどない。 オミクロン株の場合、感染してPCR検査陽性になるにはたった2日だ。7日間というのは、無意味に長いし、そもそも待機させる必要性の乏しいことは、発症したとしても普通の風邪並みの重症化率の弱さからも明らかだ。◎今は社会を守ることが必要な局面 この不必要な待機のために、社会機能が著しく麻痺している。保育園や病院などで、待機のために出勤できない濃厚接触者が多く、閉鎖や業務縮小が相次いでいる。 一般企業も、BCP(事業継続計画=写真)のための対策に追われている。 7日緩和でも、例えば東京の場合、最大70万人が自宅待機になるという。東京都人口の5%、である。 飲食店やイベントなどへの行動制限もあり、経済に大きな負担となっている。 政財界は経済のために、医学関係者は社会防衛のために科学の観点から、早く無意味な社会規制を岸田グズ政権や小池都知事などに止めるように働きかけて欲しい。昨年の今日の日記:「尖閣諸島、スターリニスト中国の海警法施行で風前の灯火、いつまで事なかれ=先送りでは南シナ海のスプラトリー諸島(南沙諸島)などの二の舞」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202101310000/