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2021.07.30
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カテゴリ:社会
 ワクチン接種が進むが、武漢肺炎パンデミックはいよいよ第5波の様相を明確にしてきた。

​◎緊急事態宣言はもう無効、何の役にも立たないなまくら刀​
​ 昨日、新規感染者数が東京で3865人と過去最高を更新した。一昨日、初めて3177人と3000人を突破したばかりだった。また首都圏3県も過去最多の新規感染者を出したし、全国では1万0699人と、初めて1万人に達した()。


 この真夏のパンデミックで、明らかになってきたことが2つある。
​ まず第1に、緊急事態宣言下の東京で過去最多になったように、もはや緊急事態宣言は感染拡大には何の役にも立っていないということだ。これは、酒の提供もせず、8時で閉店する真面目な飲食店に犠牲を負わすだけの愚策に成り下がっている。実際、繁華街では、もはや時短も自粛もやめ、8時過ぎにも営業し、酒を出す店が続出している(写真)。​



 緊急事態宣言は、もはや何の威力もない。それなのに、過去最多の新規感染者数に恐れをなしたか、神奈川・千葉・埼玉の首都圏3県は、政府に緊急事態宣言の発出を要請、政府も2日には発出するという。何のため? 武漢肺炎パンデミックをこれ以上広げないためなら、東京の例を見てもナンセンスである。

​◎ワクチン接種の進んだ高齢層は僅少​
 首都圏3県知事が右往左往しているのは、順調に進むワクチン接種の効果がはっきり現れていることを無視するものだ。
 ワクチン効果は、明らかだ。感染力が最初の武漢肺炎ウイルスの約2倍と言われるインド型(デルタ型)にほぼ置き換わったことから(東京では推定8割がインド型という)、感染は猛威を振るうが、それはワクチン未接種者・非接種者の若い層に偏っている。
 東京では、3865人も新規感染者が出ているのに、重症化リスクが高い65歳以上は105人と、たった2.7%だ。接種が進んでいるから、インド型ウイルスを跳ね返している。
 それでもウイルスは、新たな宿主を求めて若い層に浸透している。
 20代は1417人と最多(36.7%)、30代が782人(20.2%)と、6割に近い。
 若い層だけに、高齢者層と違って、重症患者はさほど増えていない。感染しても、発症しない層も、相当程度いるだろう。
 だから重症者数は、東京でも29日時点で81人だ。新規感染者が2000人超程度だった1月の160人の半分に留まっている。
 NHKや朝日新聞はヒステリックにがなり立てているが、これでどこを慌てふためいているのか。

​◎ワクチン接種を拒否する若者たちには義務化しかない​
 ワクチン接種者は高齢者層で7割を越えているのに、27日現在で全体ではまだたった27.7%だ。
 したがって50歳台以下の層に、デルタ型ウイルスが襲いかかっているのが現状だ。
 ワクチンが普及するにつれ、感染者数も減少が期待されるのだ。
 しかし油断できないのは、若い層を中心にSNSのデマ情報に惑わされ、確信的な非接種者層が存在することだ。少数なら問題ないが、20歳台では3割以上が「接種をしない・接種に慎重」なのだという。彼らを貯水池に、インド型武漢肺炎ウイルスはまだまだ拡大する可能性は残る。しかも、この層は、活動的で盛り場に集まってくる層でもある。
 政府は、新たに法律を制定し、合理的な理由が無い限り、ワクチン接種を拒否できないようにするべきだ。武漢肺炎を抑え込むには、それしかない。緊急事態宣言など、なまくら刀なのだから。

​◎ごく僅かだが接種者へのブレークスルー感染も​
 もう1つ、少数例ながら、ワクチン接種者にも感染者が出ていることだ。これを、「ブレークスルー(突破)感染」という。もともとファイザー製ワクチンでも、5%程度はワクチンが効かないことは想定されていた。
 しかしブレークスルー感染があっても、ワクチン接種者は重症化を免れることが多い。
 アメリカの例だが、東部バージニア州では7月22日までに人口の6割近い約456万人が接種を終えた。それでもブレークスルー感染は、0.03%の1377人いた。うち入院はたった114人だった。
 同州でも新規感染者は出ているが、感染者の99.3%は未接種者だった。死者は約2500人出ているが、その98.5%は未接種者である。
 つまりワクチン接種先進国のアメリカの例でも明らかなように、ワクチンこそ最強・唯一の武漢肺炎の防御策なのだ。
 こうした事実からも、繰り返すが武漢肺炎をある水準以下に制圧するには、ワクチン接種の義務化は避けられないし、避けるべきではないと僕は考える。

昨年の今日の日記:「香港のドルペッグ制はいつまで持続可能か、静かに米ドルへの逃避が始まっている香港ドル」





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Last updated  2021.07.30 05:35:06



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