元商社マンの回想録

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海外での生活に憧れ、商社に入社。

憧れの海外生活11年。訪れた国、約50カ国。

色々な経験を通して、その国を知り、日本を知りました。

自分の半生を思い出して、書き留めてみます。
2005年01月30日
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事務所の向かいの殺人事件の犯人は、殺された女医の夫のお兄さんでした。

この事件の約2ヶ月前に女医の夫が心臓麻痺でなくなりましたが、亡くなった夫のお兄さんは、弟と普段からあまり仲良くなかった弟の妻が心臓外科の知識を使って弟を殺したと信じ込んでしまい弟の敵として妻を殺した訳です。

イスラム教では、被害者の家族がその罪を許せば刑が軽減される事があります。

この犯人は、弟と一緒にガスレンジなどを作る大きな工場を経営しており、会社、被害者の家族の間でも人望の有る人でした。

この事件でも、被害者の家族の殆どは死刑を反対し刑の軽減に同意しましたが、一度に娘と孫を失った女医の母親が最後まで刑の軽減を拒否し予定通りに刑が執行されました。

朝の八時半に事務所に出ると事務所の前には双方の家族、近所の住民が集まり、何事かと会社のイラン人に聞いて初めて公開絞首刑が有ることを知りました。

集まった家族が騒いでいるので、何かと聞くと、犯人の家族が最後の最後まで一生懸命に女医の母親に刑の軽減をお願いしているとの事でした。

2時間くらい経ってから、一台のトラックが到着しました。
屈強な男4-5人が下りてきてトラックからサッカーのゴールのような絞首刑台を下ろしました。

これを見た犯人の家族が泣き叫んで居ました。

さらに1時間経過のあと一台のバスが到着し、中から犯人が連れ出されました。

所が犯人は笑顔で家族と会話を交わしています。
よく聞くと、絞首刑の場合、2-3日前から食事を取らせず大量の麻薬で不安を取り除くのだそうです。

彼は進んで小さな台の上に乗り刑の執行となりましたが、その詳細な様子は一寸生々しいので書きません。

日本でもさらし首が有ったように、前時代的とは言え犯罪の軽減の為には見せしめが一番効果があるのでしょうか?

イスラム教のこのような公開での刑の執行は、イランだけでなく他のイスラム国でも行われています。

最近の日本での残忍な犯罪を見ると、犯人を殺しても、まだ
気持ちが収まらないであろう被害者の家族の気持ちは良く理解できます。

イスラム教のこのような一面をただ残酷と言い切れない不思議な感情があります。
色々な事を考えさせられる経験でした。
















最終更新日  2005年01月30日 16時47分22秒
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