鯵の開きと私と特売

2003/04/05(土)05:48

粗末な棺からこどもの足が見えてた

ただの木枠の箱に布がばさっとかけられていて、死んだときの身体の形のままなのかこげた左手がすこし上もむいていた。やせこけた足も黒かった。11人家族のほとんどを失った父らしき人が乱雑におかれた棺にかこまれて呆然と座り込んでいた。かなり強烈な写真だった。もうその新聞は手元にないけれどあの写真は忘れられない。こんな写真を見ても「フセインの独裁から国民を救うための戦争」といいきるんだろうか。多少の犠牲は仕方ないことだと。子をなくした親がそれで納得するんだろうか。私は、恨んで恨んで行動に出てしまうかもしれない。テロにも参加してしまうかもしれない。それがあらたな犠牲を生み恨みの連鎖を作るとわかっていても。なぜ国のトップのやらかした罪の罰を国民が受けなければならないのか。今日の私は・・・暖かい春の陽射しのなかで子ども達を近くの公園に連れて行ってひさびさにのんびりした時間を過ごした。あまりにも違う彼と私の状況。伝える言葉も今はないけれど、彼のような親がもう増えないことを願います。

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