秘密の隠れ家

物質にも自然現象にも
感情にも左右されない、
永遠の真実は、
目には見えないのだ。
…
なにものもそれを邪魔できない。

(博士の愛した数式、小川洋子)



この感じ、このイメージ、このスタンス、
私が求めている空間的な愛に近いの。。。。


彼とは友達を通して出会った。

去年の初秋。

私はその頃
片思いなのか付き合ってるのか
分からないような相手が居たの。

お互い告白っぽい事もされたし、したけど
全ては曖昧だった。


私にとって　その人は　ある意味　初恋で・・・
あんなに人を好きになったのは初めてだったの。

ご飯も食べたくない
勉強も手につかない
彼の事しか考えられない
自分の周りもよく分からなくなってくる・・・




危ない恋。




あの時なら　私　彼のためなら　何でもしたと思う


そんな恋だったから
彼から発せられる全ての言葉が　魔法の言葉と仮す

とろ～～～んとなっちゃうくらいじゃ済まされない
体中に電撃が走って　それ以上　彼の言葉（告白）を聞いてられなかった


そんな彼が　いきなり音信不通になった　
何日かした後、
「お見合いをする予定」「結婚する」って言ってきたの。


オミアイ？ケッコン？？　ソレ何？？？　タベモノ？？？

ワタシジャ　ダメナノ？？？


事はスムーズに運んだ
次の日からメールは一切　来なくなった
遊びに誘われることも　なくなった



愛も友情も恋も・・・大事なものは目に見えない
大切なものはいつも　見えない　不完全　壊れやすい


ねぇ　恋に数式ってないの？


今、全てが見えなくて、狂いそうなのよ。
素直になれないのに　放っておいてほしいのに
私は　泣き虫で　あまえんぼ　なんだもの・・・・・。