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カテゴリ:恋人 へ
あなたと付き合ったとき私は17歳で、そんな私はもう22歳。
あなただって36歳なんだもんね。どうりで私も大人になるわけだ。 「必ず迎えにくるから」って言ったあなた。 それに応えようとした私。 でも私はもう大人になってしまった。 年月は私を随分とすれさせてしまって、 高校生の時に馴染んでいた制服や校則だった2つ結びは もう私にはもう似合わないだろう。 高校生の頃の私はとても真っ直ぐで、 前から吹いてくる風をものともせずに、 大人とか世界とか未来が憎くて、 あなたが遠すぎて少しでも近づきたくて、 ただただがむしゃらに前に進むことができていた。 ある意味今よりずっと大人だった。 でも、今、私の目の前に大きく横たわる 茫漠とした大人とか世界とか未来とかいうやつは、 私がどんなに頑張ったとしても少しも変わることなんかないって、 私には分かってしまった。 むしろ私をどんどん巻き込みながら傷を付けていって、 ともすれば私を飲み込もうとするってことを知ってしまった。 私は変わった。 たぶん、私が好きなのは、 17歳だった私と31歳だった頃のあなたなのでしょう。 そしてあなたが好きなのも、 31歳だったあなたと17歳だった私なのでしょう。 もう今の2人では、あんな世界が溢れるような恋は二度とできない。 あなたが嫌いな訳じゃない。 だけど、さよなら。 あなたと出会えたことは、私にとってとてもよかったことです。 どうかどうかお元気で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月16日 09時32分39秒
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