やる夫がDQ1でロトと賢者の子孫のようです 感想
完結したやる夫・やらない夫が主なAA作品の感想レビュー タイトル:『やる夫がDQ1でロトと賢者の子孫のようです』ジャンル:ゲーム(DQ3)、コメディ+バトル、ちょっとシリアスあらすじやる夫がDQ3の遊び人、蒼星石が勇者で冒険する話――の続編というかその未来の話。原作ゲームの時系列もDQ3→DQ1の順なのでそれに準拠。ただし、ヒロインと冒険するわけではなく、DQ1らしくヒロインを助けるために頑張るやる夫の話。こちらも綺麗なやる夫。 評価:1~10での独断と偏見評価キャラクター:キャラクタのチョイスからその魅力6点やる夫自体は好きで、敵キャラもかなり良い感じなんだが、いかんせんキャラ数が少ないのがネック。登場キャラはどれもいい味を出してます。特に悪魔の騎士と大魔導が。 ストーリー:オリジナリティや、『あらすじとしての』面白さ8点ゲーム準拠でストーリーラインは捻り用がないが、もともとDQ1に背景的な部分は殆ど無いRPGだったので、その心情などが加わって、全く新しいDQ1として楽しめる。特に気に入ったのが大魔導の設定などもちろん悪魔の騎士――ギルガメッシュ戦など、バックボーンを描いているところもいいと思う。 構成:起承転結や盛り上がり、魅せ方など8点特に良かった。前作を引き継いでいるので感情移入が楽、というのもあるが、前作よりもさらに波が意識されているように思う。ずいぶん短い作品なのにこれだけ盛り上げられたら十分すぎる。 雰囲気:台詞回しなど(好みが大きいが) 8点好みのセリフ回しは少ないが雰囲気は好き。基本的に勧善懲悪のDQ1なのに、敵にも敵の理由をサラっと描いたりして、深みが醸されている。短いので掘り下げては居ないが、それだけで十分だといういい例。一般性:万人受けしそうかどうか9点ぜひとも前作を読んだなら続けて読んでほしい。前作が気に入ったなら間違いなくこちらも楽しめるはず。 その他感想こちらを先に読んでもそれなりに楽しめるかもしれないが、個人的には前作、やる夫がDQ3で遊び人(賢者)になったようですを読んでから読んでほしい。 励みになるのでどうかポチっと応援よろしくお願いします。