中高年、高齢者にアミノ酸の必要性 1
筋肉(骨格筋)は、人の運動を司る組織です。筋肉は身体運動を行うために必要である以外に、血液中の糖や脂肪を取り込んで消費する最大の組織です。適切な運動を身につけそれを維持することは生活習慣病を予防し健康を維持する重要なポイントになります。分かっていても既に身体が思うように動かない!やる気が湧かない!翌日の疲労や筋肉痛を考えるとできない!関節痛や腰痛、軟骨の異常などの持病を抱えて動けないなど・・・いままで運動とは無縁の生活を送っていた中高年の方には,なかなか良いと分かっていても出来なのがトレーニングやスポーツですね。特に高齢者では健康な場合でも筋肉が萎縮して筋肉量が減り、身体運動が不自由になるという現象(サルコペニア)が起こるので、筋肉量を維持し萎縮を防ぐための対策が必要です。昔は筋肉トレーニングによって筋肉が壊れその修復過程で筋肥大・筋肉強化が起こるといわれていました。最近の研究では、筋運動がたんぱく質合成を促進するメカニズムは、筋収縮によって生じるストレスが骨格筋を作る成長ホルモンの分泌につながることが分かっています。これが今流行の『成長ホルモンの分泌を活性化させて若返ろう!』という加圧トレーニングの仕組みです。筋トレーニングや運動効率をあげるには少なくとも2日に1回はトレーニングを行うことです。その際、アミノ酸を摂取してからトレーニングや運動(ウォーキングや散歩など)をするとたんぱく質合成が増加し、運動後に更に摂取するとやはりたんぱく質合成が増加することが分かっています。骨格筋のたんぱく質合成は血液中のアミノ酸濃度に直接影響されて変化します。血液中のアミノ酸濃度が低下した場合、骨格筋たんぱく質合成速度が低下します!逆にアミノ酸濃度が上がると非常に早いスピードで骨格筋たんぱく質合成が進むのです。たんぱく質の合成と分解のバランスがプラスにならなければ、トレーニングや運動のの効率は上がらないのです。またアミノ酸を摂取するタイミングですが、多くの研究の結果、運動の直前と直後の速やかな摂取が筋タンパク質の合成に効果的です。また安静時にアミノ酸を摂取することで筋たんぱく質の合成が増加することがわかっています。運動の出来ない寝たきり状態の宇宙飛行士がアミノ酸を摂取して筋肉が萎縮することを防いでいます。たとえ今現在、運動できない状態の高齢の方、トレーニングする時間のない中高年の方など安静時にアミノ酸を摂取することで筋肉の萎縮を防ぎます。また、起床してからのアミノ酸摂取では少なくとも多少の動き(通勤、散歩、家事労働)などでアミノ酸が有効に働きます。特に必須アミノ酸(バリン・リジン・ヒスチジン・ロイシン・メチオニン・トリプトファン・スレオニン・フェニルアラニン・イソロイシン)が必要不可欠です。食物から高濃度のアミノ酸を摂取することは、難しいと思います。好き嫌いやなんだかの食事制限のある方も多いのが高齢者です。やはり有効な方法は、自分の状態に合ったサプリメントで必要な栄養素を補うことです。別サイト『アミノ酸系のサプリメントの上手な取り方』も参考にして下されば分かると思いますが、市場に出回っているアミノ酸系サプリメントは高機能サプリメントではありません。口から飲んで消化分解されて血液に取り込まれますので吸収は緩やかです。『LifeFORCE』は舌下に直接スプレーすることで、瞬時に血液中に筋タンパク質合成に必要不可欠なアミノ酸濃度が高まります。最近の研究では、必須アミノ酸と炭水化物をサプリメントとして与えることで28日間のベットレスト(寝たきり状態)による筋肉量の減少が防止できたことが報告されました。特に必須アミノ酸の中でもロイシンは筋たんぱく質の合成を高めるために重要なアミノ酸であることが分かっています。