ラーメン「風に吹かれて」(長野市安茂里)
ラーメン「風に吹かれて」長野市安茂里地元のテレビ局SBC(信越放送)の「マジテレ」でも取り上げられ、それ以前に新聞でも見かけたこのお店。信州大学を卒業した学生さんが、就職せずに、中古の屋台トラックを購入し開業したラーメン屋さん。上は醤油ラーメン550円+ネギ醤油(0円)。左下は塩ラーメン(550円)+エビ醤油(0円)。JR安茂里駅前のデリシア(アップルランド)駐車場にお昼と夜、お店を出している(日曜休み)。くだんの学生さん、大学の時からラーメンを色々研究して、その熱意の結果、お店を開くに到ったという。というわけで、かなり期待して言ったのだが・・・。正直、おいしくない。香味油を好みで選べるのだが、スープ自体にうまみがない。醤油は「昔懐かしい」と言えばいいが、深みはない。塩は塩の味がストレートすぎる。これで、香味油がなかったら、単なる味気ないスープ。まずくはないが、「これは」っていう驚きはない。そして、麺。コレがもっといけない。ユルユル。一口食べて、やめようかな、って思ってしまった。サービスエリアのカウンターで食べるラーメン、っていう印象(そういうところは期待もしないので、ダメージも少ないのだが。)。店舗は150万円だかで買った中古のトラック。だから、人が動くたびゆさゆさ揺れるのは仕方がないが、弱い人だと寄ってしまうかも。加えて、心象を悪くしていたのは・・・店主の友達なのか、若い女性が店内(車内)にいて、店主と友達会話をしている、しかもかなり大きな声で。店主もそれに普通に応じている。その女性はテーブルを拭いたりと手伝い風のこともしているのだが、でも・・・。客商売なのだから、そこら辺のメリハリというか、ケジメはしっかり付けておかないと、って思う。正直、イメージ最悪。食べ終えて車に乗り、私「半年後、まだやっていたらもう一回来て試しても良いかな」、妻「1年後ね・・・。チャルメラの方がいいわね・・・」その日は、いつも行く行列のできる近所のお蕎麦屋さんに行くか、こちらに行くか悩んで、「一度ぐらいは」とこちらを選んだのだが、帰り道、かなり激しく後悔してしまった・・・。精神的に満たされなかったので蕎麦屋に寄っていこうかと思ったが、お腹は一杯。尚更満たされない。おまけに、香味油のせいか、ちょっと気持ち悪くなってしまった。う~ん、なんとも消化不良な昼食であった。余談だが、店主さんと女友達との会話の中で、チャーシュー丼(300円)を食べた女友達は「ちょっとチャーシュー、油っぽいね。もう少しネギがあった方がいいんじゃない?これだと男の人は良いかもしれないけれど、普通はちょっと辛いかも」とコメント。これに対し店主は「そう?今日の肉は脂身がおおかったから。肉の差だよ」と余り気に留めるようでなくかわしていた。が・・・肉に油の個体差があるのは当然。その差をいかに調整するか、が腕の見せ所じゃないのかなぁ。湿度により麺の湯で具合を加減するプロは多いはず。脂身の加減でネギの量をコントロールするぐらいの器量があってもいいと思うのだが・・・(肉の個体差は、客の知ったことではないのだから。)店主さん、頑張っているのかもしれないが、もう少し色々考えては???お客さんからお金を貰っているのだから。わざわざ不快な思いをしてまであなたのお店に行かなければいけない義理はないのだから。厳しい物言いだけれど、あなたのお店がなくても私の生活には痛くも痒くもないのだから。長野市のうまいラーメン屋探しの旅は続く。