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家族留学奮闘記

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2024.08.03
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テーマ:海外生活(7773)
忙しく7月を過ごしていたらいつの間にか8月になっていた。自身が渡米してからすでに1年が経過しようとしていると思うと驚きを隠せない。家族が合流してゆっくり振り返る余裕もないほど忙しいのだけれど、記録に残しておかないと折角の留学が「忙しかった」の一言で片付けられてしまう。研究を続けながらもなんとか合間を縫ってブログを細々と続けたいと思う。
決して順風満帆な留学生活ではないし、悔しい思いをする場面もあるが、この経験は今しかできない経験だと感じている。30代半ばはすでに若者のカテゴリーからはみ出てしまっているかもしれないが、「若いうちは買ってでも苦労をしろ」という言葉は真理のような気がしている。時間、お金、労力を含め非常に大きな自己投資をしているが、きっと私の将来の肥やしになっていると信じたい。


下の子どもは1週間ほど高熱が続いたり、ドアに指を挟んでしまったり、ソファーから転倒したりと相次ぐトラブルに見舞われたが、幸い大事には至らず元気に家の周りを走り回っている。
上の子どもはELD(English Language Development)というサマープロプログに6月の下旬から8月1日まで約1ヶ月半ほど通っていた。小学校の学区が提供する母国語が英語以外の児童達が一堂に介して英語を学ぶプログラムだ。月曜日から木曜日までの週に4日9時から14時まで開かれ、朝ごはんやおやつまで提供される。しかも送迎バスまでついていて参加料が無料なのだ。
夏休みの3ヶ月間、旅行も行けず何も計画がなかった我が家には学区が提供する無料のサマースクールが天からの恵みのようにも思えた。
最近では上の子どもが気遣ってサマースクールで提供されるお菓子やジュースを下の子どものために持ってきてくれることがある。もしかしたら上の子どもにも心配をかけてしまっていると思うと非常に申し訳なく思った。
一時は一ドル160円を突破し、スーパーで1回買い出しをするだけで日本円で2万を超える時もあった。この間に日本銀行による為替介入も2回〜3回ほど行われ、円ードル為替レートは先が見通せない混沌とした状況にある。2年目は奨学金がぐっと減額されるため円建ての貯金を切り崩しながらの生活が続く。どんどん減っていく預金を眺めて本当に家族と留学が終わるまで生活できるのか不安が押し寄せてくることがあるのも事実だ。この壮大な冒険にどのような結末が待っているのか自分でもわからない。筋書きのない道を進むのは恐怖がつきまとうが、最後まで諦めず留学を志した時の覚悟を貫きたいと思う。円が持ち直して一ドル130円台まで戻ってくれると助かるのだが、流石に現在の一ドル160円では円がとても貧弱な通貨に思えてしまう。SNSを開くと他国から来ているクラスメイトが夏季休暇中にヨーロッパやハワイに旅行している写真や動画が目に入る。きっと円安が続けば海外旅行客が日本に押し寄せるが、日本人は国外になかなか出られない状況が続くのであろう。国力が衰退するにつれて直面する厳しい現実を見ているようである。美しい自然と伝統的な文化資本、漫画などの豊かなサブカルチャーを有する日本が再度活性化することを願いたい。
春学期と夏学期の振り返り、日々出会う英語表現の数々、アメリカで車を購入する際に思ったこと、書きたいことは山ほどあるのになかなかアウトプットの時間を作れずにいる。これから少し短いブレイクに入るのでそこで日々の気づきを綴りたいと思う。
軽い気持ちで始めたこの「家族留学奮闘記」ももう少しで1周年を迎える。有難いことにブログを開設してから訪問者が3万人を突破しようとしている。(8月3日現在)私の駄文や愚痴にお付き合いいただき感謝に堪えない。不定期な更新だが、今後もブログを更新してささやかながら社会全体に還元したいと思う。
写真:家の近くで見つけたカマキリ


それでは今日も良い1日を

きたろう





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最終更新日  2024.08.03 13:43:41
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