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2025.02.03
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テーマ:海外生活(7793)
カテゴリ:役立つ英語表現
英語で友人とやりとりをしていると面白い表現に出くわす。彼らはコミュニケーション手段として英語を使っているだけなのだが、日本で生まれ育った自分にとってはそのような何気ない英語による日常会話が新鮮に思える。先日も米国人を含めたグループチャットで気になる表現があったのでご紹介したい。
まずはグループ内のやりとりをご覧いただきたい。
友人A:Hey evening team! Did anyone see a laptop charger left at the Office today? Thanks!
友人B:Not me.
友人C:Possibly on my desk? But I could be imagining it. 
この仮定法+進行形の合わせ技は英語的にも非常に面白い。まず仮定法を用いることで確証がないことを示していることがわかる。
そして進行形(be+-ing)は動詞の行為が一時的であることを強調している。つまり、恒久性を持つ一般動詞のimagineを進行形のbe imaginingとすることで刹那的なニュアンスを与えることができる。この一時的な動作の強調が話者の自信のなさの表れと捉えることができる。
つまり友人Cは「机の上じゃない?思い違いかもしれないけど」と伝え、念の為友人Cの机の上を探すよう友人Aに促しているのだ。EFLで学習してきた英語学習者にはこのような細かいニュアンスは伝えるのが非常に難しい。
I can imagine it./ I could imagine it./などと言い換えることもできるかもしれないが、どうも私にはしっくりこない。”I can imagine it.”に至っては上記の文脈では全く意味をなさないのではないだろうか。やはり思い違いかもしれないことを相手に伝えるためにもこの状況では仮定法と進行形を組み合わせるのが良さそうだ。
このように細かく見ていくと文法というのはルールとルールが幾重にも重なって形成されていることがわかる。一つのルールをわかっていたとしてもそれだけではプラグマティックスを含めた微妙なニュアンスは理解しきれない。このニュアンスを暗示的な学習のみで理解するのは幼少期から膨大な量の情報の蓄積がないときっと厳しいのだろう。
「文法学習」といってもその文法が話者に与える心理状況の度合いなども含めたら中高6年間のカリキュラムでは補いきれないのだろう。たった週に数時間の学習でスラスラと話せる英語話者を育てるという目標自体が私にとってはtall orderに思えてならない。学習者に合った現実的な目標設置が求められるだろう。

今後これ以上話すと記事の本筋からどんどん離れてしまうので今日はこの辺りで終わりにしたい。
写真:アメリカの夕やけ(とにかく広い!)




それでは今日も良い1日を。
きたろう





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最終更新日  2025.02.03 01:20:54
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