2010/01/17(日)00:21
腹膜播種の話。
昨日は時間外に行ったので、今日も朝から東大病院へ。
入院手続きと検査の予約とかのために、
一番最初に相談センターでお会いしたSuteki先生の診察。
のんびり待って、やっと会えました。
今回行う腹腔鏡検査とは、腹膜播種があるか無いか見る検査。
スキルス胃癌は腹膜播種(癌が胃を突き破りお腹の中に癌がばら撒かれている状態)
という転移をとることが多い胃癌です。手術で全部とるのは無理。
そしてそれが様々な症状を引き起こして、
予後がとってもとっても悪くなるとの事。
開腹すると絶対癒着が起きて癒着した腹膜の間に播種ができることもあるから、
その前に腹腔鏡で検査をして、播種があれば腹腔にポートという
管がついたものを埋め込んで、直接腹腔に抗がん剤を入れるみたい。
播種がある→そのまま東大で治療。
播種がない→本家本元病院で手術
そう考えてました。
播種が無いということの日本語の理解についてなんだけど、
無いっていっても、見えない、検査上ないということらしい。
もしかして1ヶ月前にあったのかもしれないのが、
TS1で見えなくなっていたら…絶対また出てくるのですって。
え・・・・・・・・・・・・・
検査する一番ベストだったのは、
TS1をやる前だったらしいのだけど、いまさらだし。
あったのが消えていたら、予防的観点からやっておいたほうがよいか??
そうなのかな??
でも本家本元病院の教授先生は「今が切り時です」って。
切り時。胃を切り取るチャンスは一度だと思っています。
全部取れないと、「根治」には手が届きません。
午後から遅ればせながら職場へ。
金曜日から入院なんて急だったから、
患者さんをお願いしたり、仕事をすこぉししたり、
いろいろな人に励ましてもらったり、共に悩んでもらったり。
職場の一部の人にしか病気の話はしていなかったから、
検査入院してしばらくお休みしますって挨拶しました。
なんだか何かが小さくなった気分。
つかないようにしていた、ためいき一つ。