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カテゴリ:水
水のことを考え始めた時に、水だけを見るのではなく、 何故そんなに水が重要なのかという根本も見ておく必要があると 思ったので、今回は少し水の重要性について調べてみたいと思います。 私が水に目覚めた最大の理由は、人にとって水が欠かせない物だからと 言う事が非常に大きいわけですが、水が人に与える影響を考えた時に 一番思ったことは、「人の体の6割が水」だと言う事です。 このことはわりと多くの人が認識している事でもあると思いますが、 これが赤ちゃんだと更に割合は高くて8割と、人の体は水によって 大きな影響を受け易い状況にあると言う事に気付いたからです。 人の生命の最小単位は細胞ですが、この細胞はタンパク質、核酸、糖質 などの生体高分子と呼ばれるものと、脂質や様々なイオンなどが複雑な 構造で組合わさっていて、これらを結び付けているのが水の大きな役目 なのだそうです。だから、人体の半分以上が水と言うのも納得です。 水の中にタンパク質、核酸、糖質などが浮かんでいて、 それらを細胞膜という皮膜で取囲んだものが細胞、 これらの20兆以上の集合体が人体と言うことなのです。 血液の9割、脳は8割、網膜も9割以上が水なのだそうです。 つまり、体のもととなる水が如何に大切かと言うことが ここからも解るわけです。 人は生命活動を維持するために、絶えず水を摂取・排泄して循環させる 必要があります。 この水の循環がスムーズにできないと様々な障害が起きます。 体内からの水分の排出量は、何もしなくても成人男性で糞尿約1.4リットル、 発汗などの皮膚などから蒸発で約1.0リットル、合計で2リットル以上も排出されます。 逆に1日に0.5リトッルでも尿が出なかったとすると、体の中に毒素などが貯まり 危険な状態になります。 このようなことから、俗に人は1日あたり2リットル以上の水を飲む必要が あると言われているのです。 水分補給は排泄を行うためにも絶対に必要なわけです。 しかし、2リットルもの水を実際に飲むのは非常に困難なことですし、 実生活で2リットルもの水を意識的には殆ど飲んでいないのに、 私達は問題なく生活しています。 これは、飲むだけではなく、食べる事からも水分を摂取しているからで、 三食きちんと食べているにも関わらず、 更に2リットル以上もの水を飲む必要は実はありません・・・。 但し、たくさんの水分を摂る事は、利尿や排泄を促進し、 体内の毒素や老廃物をよりスムーズに排出する事ができるので、 健康にとても良いとされているのです。 人は体内の全体水分量のたった1%水不足になっただけで、 猛烈な喉の渇きを覚えるのだそうです。 仮に1日水を飲まないとすると、体内の2.5%近くの水分が失われる 計算になります。これでは脱水症状を引き起こしてしまいます。 脱水症状は、大人で2~4%、子供で5%ほどの水分量が不足すると なると言われています。水分補給は大切ですね! 体内の水分の比率は全ての人が大体同じと言うわけではなく、 年齢や性別、更に肥満度などによって異なるのだそうです。 平均して男性が約60%に対して女性は約55%、 痩せている人が60%に対して太っている人は40%くらいだそうです。 その中でも赤ちゃんは約80%とかなり高い割合となっています。 赤ちゃんは成長するために盛んな生理活動が行われるため、 大量の水が必要なのです。 ですから、成長期である赤ちゃんはより水分の割合が高く、 子供から大人になるにつれ、その割合は下がって行きます。 実はこれらの事から言えることは、 老化を防ぐためには水を多く摂ると良いと言うことです。 老廃物の排出を促進し、水の循環を良くすることで、 老化を少しでも食い止め、より健康な体を維持する事が できるという考え方です。 これはとても理にかなっていると思います。 ![]() 近年、私達は無農薬の食品を選ぶようになり、 化学合成したものを口にしないと言うような風潮があります。 しかし、これらの事に関心を向けるなら、 より直接的に体に影響を与える水の事にもっと大きな関心を 寄せるべきではないかと言うのが、私が水に関心を持ちは始めた 最大の理由でもあります。 水は全ての生き物の元となるものです。 水に関心を持たないのは大きな片手落ちではないかと思うのです。 ![]() ![]()
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Last updated
2006.06.07 10:46:06
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