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カテゴリ:生活
とうとう4日(日本時間で)になり
「あぁ、これで私も“二十数歳”を迎えたのか。」 と実感していたその頃、私の携帯が鳴りました。 「あら!早速お祝いの電話だったりして。」 なんて思いながら電話に出ると、母からでした。 血の気が引きました。 なぜかって? 母が電話を掛けてくるなんて滅多にないからです。 だいたい電話を掛けてくるのは“父親”、大抵、父親が少し話した後にすぐ母親に替わる、と言うのがいつものパターンなのです。 なので、母親が電話を掛けてきたと言うだけで “これは何かあったのだろう。” と直感しました。 私が恐る恐る 「どうしたの?」 と聞くと 母親から 「今さっきね、お祖母ちゃんが亡くなったのよ。あなたの誕生日と同じになっちゃったわね。」 と聞かされました。 「そうだったんだ。」 そう言った後、私は耐えられなくなって電話口で大泣きしてしまいました。 母親もそれにつられて泣いてしまいました。 母親の近くにいたルル(犬)までもが“わんわん!!”と泣き出す始末。 少し経って落ち着いてから母親は 「もう随分長生きしてくれたし、本人も満足だったと思うよ。それに、先月はあなたもお祖母ちゃんに会えたんだし本当に良かったと思うよ。お疲れ様って言ってあげなくっちゃね。」 そう言いました。 実は3日の夜、なぜか突然、沢山の雑貨物や写真が入った箱を整理しはじめ、その時に何かが入った封筒を見つけました。 中を見ると沢山の写真。 元会社の同僚達との食事会で撮った写真、近所の桜を見に行った時の写真、そして、どうしてだか2年前に祖母と撮った写真が数枚だけ入っていました。 それを眺めながら 「あぁ、お祖母ちゃんまた会いに行くからね。早く復活してね!!」 そう思ってからまた封筒の中に戻しました。 でも!前の封筒をしまっていた場所ではなく、いつでも取り出せるような場所に移してからしまったのです。 もちろん、無意識で。 更には、2日の日に近くのモノプリ(スーパー)に行った時の事。 無造作に置かれていたSoldesの売れ残り達にふと目が止まり、何気なく覗いてみると太くて大きいロウソクが2本入りで80サンチームほどでした。 元々は2ユーロ40だったのでかなりのお買い得。 色々な色があって、その中には私の好きなピンク色もあったにも関わらず、私が買ったのは白色。 これらはただの偶然でしょうか。 私には何となく虫の知らせというか、ただの偶然には思えずにいます。 結局、3日の夜に見つけた写真をまた取り出し、素敵な写真入れに入れて飾り、2日に買ったロウソクは今ずっと灯しています。 私の祖母は明治生まれ、96歳でした。 さすがは明治生まれ、とても気が強く、なんでも自分でやらないと気が済まない性格でした。 病院大嫌い、介護されるの大嫌い。 そのせいか、倒れてからたったの1ヶ月ちょっと、ほとんど介護も受けずに祖母は他界しました。 私が先月祖母に会った時はあまり言葉もままならなかったのですが、その後奇跡的にもだいぶ言葉が話せるまでに回復していたようです。 (この話を聞いたときは、さすがはお祖母ちゃん、きっともっと回復してくれるだろう、と思っていました。) そして、祖母と同居していた孫のお嫁さん(私から見たら従兄弟のお嫁さん)から電話で 「お祖母ちゃんね、Lilieちゃんが来ていた事をしっかり分かっていてね、○○(うちの母の名)とLilieが会いに来てくれた。嬉しい。って言って泣いていたんだよ。」 と教えてくれました。 電話を切った後、またも大泣きしてしまいました。 さて、祖母が亡くなった事をすぐ仕事場にいた彼に連絡をしたら、とてもショックを隠しきれずにただただため息をつくばかり。 実は、この場(HP)ではお知らせしていなかったのですが、彼の祖父も先日亡くなったばかりなのです。 彼の祖父に続き私の祖母までが・・・。 なぜこんな不幸なことが続いてしまったのでしょうか。 本当に残念でなりません。 私も彼も悲しみが深く、昨日の夜は私の誕生日祝いどころではありませんでした。 そして、彼の家族や友人達から早速(フランス時間で4日になってから)お祝いの電話をもらいました、と、同時にお悔やみの言葉も。 言う相手も複雑ながら、受ける私もとっても複雑な心境でした。 私の尊敬する1人で人生の大大大先輩であった私のお祖母ちゃん、感謝してもしきれないくらい! 本当にありがとう!! どうぞ安らかに眠ってください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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