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May 27, 2006
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カテゴリ:出来事
日本へ行ってから、上海の親戚と友達の結婚式は一回も参加することができなかった。

今日は、双子のいとこの亮くんの結婚式だった。

最後に参加した結婚式から数えると、もう10年以上も経った。

というのは、今時の結婚式はその時の結婚式とは違って、より簡単で、日本の結婚式のようなものだと思っていた。

しかし、午後5時半に、宴会場に着いて、席に座ってから、その雰囲気から自分の考えは違うと分かった。


中国人は、面子を重んじる民族。

その結婚式は、最も代表的なもの。

披露宴が高級であればあるほど、その新郎新婦の両家の面子がある。

今回のいとこの結婚式もそのようなものだった。


正直に、私の知らない人は私の知っている人よりずっと多くて、新婦の方の親戚とお父さんの方の友達が3分の2も足したそうで、ビックリ!

お婆ちゃんは、古くから新郎の家は新婦の家に30名以内の披露宴に参加できる人数しかあげないのに、今日は何でこんなことになったと、怒ってばかりだった。

それもそうだけど、今回の結婚式のすべての費用は、2台のテレビの費用以外、全部おばさんが出したの。

本来お金持ちの家ではないのに、今回の結婚式の費用は、おばさんとおじさんに大きなダメージを与えたそうで、本当にかわいそう。

いとことその嫁さんの不孝に、怒りを感じる。

でも、今日は結婚式。

どんなに不愉快なことがあったとしても、新郎新婦、そして両家のお父様とお母様に祝福を贈るべき。


隙間を見付けて、おばさんのそばへ、こっそりと500元のお金を差し上げた。

去年の年末に、がんの手術を受けたばかりのおばさんにとって、このお金は少ないものだが、でも、少なくともこれ以上子どもたちのことを思って、自分たちを虐待して欲しくない。

あまりにも節約すると、栄養不足でまた倒れてしまうかも。

おばさんの回復をこころから祈っている。

そして、いとこが結婚して、家を持つようになってから、親の苦労が分かって、親孝行ができるように、こころから祈っている。


いくら夫婦生活が円満としても、親に優しさと思いやりがなければ、本当の生活、生活が本当に円満とは言えない。

親があっての子ども。

むしろ、こんなに自分たちのために尽くして下さる親。

中国のその古い良くない風習がいつか無くなって欲しい。

<終>





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Last updated  May 29, 2006 05:25:00 PM
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