カテゴリ:出来事
日本から上海に戻ってきて、大変忙しい仕事に終われてばかりの生活は、やっと一段落落ち着いてきた。もう戻って一年以上も経つというのに、新しい友達は一人もできなかった。
まさか!? 自分でもまさかと言いたい。 が、仕事で疲れて、免疫力が低下され、休みさえ取れたらラッキーという日々は、自分の私生活はほとんどないようなものだった。そのため、親友たちにも何回も説教されたり、怒られたりしていた。もちろん、私のことをこころから心配しているからとは理解できるが、でも結局は一日一日と同じように繰り返している。 今日は、初めて同僚に家での晩御飯を招待された。 Henryは、私の部下であって、11歳下のとても陽気な男の子。センターでは、たくさんの子どもとお母さんたちに好かれる人気者。実家の大連から離れて一人で上海に来て、私との面接を通して、私達の会社に入って、こうやって一緒に仕事をしている。 仏教からは、「縁」と言う。 今でもお互いに良く覚えているのは、面接する時に彼は私を日本人と間違えて、「中国語、お上手ですね」と褒めてくれていた。本当に面白かった♪ 今の上海は、私が日本へ行く前と比べると、外地からの人がたくさん増えている。上海の家賃は、物価と同じように上がる一方、そのため、二人、三人、四人、そしてそれ以上の人数での同棲という形の賃貸が現れ、増える一方。中国人同士も、外国人同士も、中国人と外国人同士も、色々な形の生活形式が現れている。 Henryは、一人の男性と一人の女性と三人で2LDKの部屋を借りて、一人1ヶ月1000元ずつで共同生活を送っている。 今日は、Henryと彼の同室に住むSongに誘われて、晩御飯を食べに行った。 男の子二人に晩御飯を誘われて、全部作ってもらうのは、今まで初めて。私がいくら手伝うと言ってもキッチンには入れてくれなかった。 一時間半後に、5つのおかず、1つスープのディナーができた。 中国風の肉じゃがは思ったよりずっと美味しかった。 こんな人の家で晩御飯を食べるのは、戻ってきて初めて、こんなに楽しく晩御飯を食べたのも大久し振りだった。 もちろん、最後のお片付けは私がやる。 綺麗好きな私が掃除したキッチンは、その二人の男の子をびっくりさせてしまった。 「こんな綺麗なキッチン、これから使うのが負担になるよ」、「じゃ、これから週に一回、家に食べに来て、私達のキッチンを綺麗にしてね」とと冗談に言われた。 時間はあっという間に過ぎた。 楽しかったからこそ、時間が経つのを早く感じてしまうだもの。 やっと自分の生活を取り戻した。 やっと新しい友達ができた。 これからは、仕事の奴虜にならないように仕事と生活をちゃんと分けることにする。 自分の健康のためにも。 <終> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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