2006/01/18(水)06:18
バス男 ヘタレでもいいではないか
私はヘタレです。それも、すごく最高に。特に今、生涯最高にヘタレ度満開です。
この映画は、ただのアホ映画だと思って見たのだが、意外にもハートウォーミング?で、元気をもらった映画であった。
ヘタレって、一生懸命ヘタレと、努力も何もしない諦観ヘタレがいると思う。
主人公のナポレオン・ダイナマイトは、一生懸命生きてるのに、世間から見ればかなり変人ヘタレ君だ。イラストを描くのが好きみたいだが、パッと見、そのイラストってスッゴイ気持ち悪い。けど、あれは見る人が見たらピカソっぽく見えるかもしれない。紙一重っっての?
なぜかダンスに凝り始めるが、中古ビデオを見ながら、自分の部屋でダンスを猛練習する姿は、悲しいほどブザマに見えた…
が、しかし!ジャミロクワイの曲をバックに踊りまくるヘタレ。ホント、感動的なシーンでした。
失敗することや傷つくことを怖がる前に、行動してしまってるナポレオンって、本当は熱い青春野郎っていう気もしてきた。失敗=青春じゃん!どんどん失敗しろって。
しかも、ナポレオンって世間の人が自分をどう思おうと、ほとんど気にしてない感じ。ホントは大物なのかも。心も優しいし。
私は最近、どうも人の目を気にして、臆病なヤツになってたが、マジで彼を見習ってやりたいことやろうと思ったりした(思っただけだが)。
この映画、もっと流行ってほしい。頑張ってるヘタレな人を、もうちょっとやさしく見る人が増えるように。