2004/10/11(月)17:46
子連れでレストラン
今日は義理の両親とその親友(旦那の祖母代わり)とあたし達家族で車で1時間半離れたCHATEAU CHINON という街まで行き、レストランで昼食を取った。あたしはこの手の会食に行くのは、乗り気がしない。
CHATEAU CHINON という街はかの有名な?ミッテラン(前仏)大統領 の出身地で、そのレストランでもミッテラン大統領が会食した時の写真が飾ってあった。 街には大統領が街にプレゼントした博物館がある。 私の住んでいる町にあるF1で有名なマニクールサーキットも彼のお陰でできた物で、地元ではいまだにとても親しまれている。
レストランは丘の上にあり、中からは周りの展望が一望できる窓際に席が予約してあった。ギャルソン達もきちんとした身なりで丁寧な物腰である。 ここで長い昼食が始まる。 いや~~な予感がした。
席について食前酒を頼む。テーブルの上は皿とたくさんのグラスであふれている。 喉が渇いていた子ども達はオレンジジュースを飲む。 一息ついたところで、娘がテーブルの上のグラスを倒し、中のジュースが全部こぼれてしまった。拭くまもなくテーブルの上の厚い生地のクロスにしみこまれていく。 いつもはグラスなんか倒さないのに、、、
前菜が運ばれてくると同時に子どもにはお子様メニューのハンバーグが持ってこられる。 皿にはステンレスでてきた、半円状のボール型のふたがかぶせられている。 娘はものめずらしくて手を伸ばし、ギャルソンが「熱いので注意してください」といってる先から 「あち~~!!」といって泣き出す始末。
時間がたつに連れてテーブルについてられない娘。2歳前の娘には酷な時間。 娘が席と立って歩き出すと、息子も一緒に遊びたくて席を立つ。 床に座ったり、寝ころばったり。 まだ前菜も食べていないのに、もうこんな状況かい!!
あたしと旦那は二人を怒ったり、なだめたり、何とか席に着かせようとするが、なぜか今日は二人とも落ち着きがない。あたし達は食べている気がまったくしない。とうとうワインテーブルを遊びの対象にし、ひっくり返りそうになり、隣にいたあたしは間一発で落っこちそうになるワインを受け取り、冷や汗もんだった。
レストランに入って1時間半がたっていた。メインが運ばれてきたが、子ども達は 今度は「おしくらまんじゅうしようか。」といって遊びだす。 あたしはもう、食事どころではない。 周りのお客さんにも邪魔になるので、仕方なく中座して子どもと一緒に外にでる。 子どもを怒ったり、こずいたりして食事をするのもいやだった。そうやって親に怒られる子どもはもっとかわいそうだった。 結局、中に戻ったのはデザートが来てから。
フランスに来てから義理の両親が月に1回ぐらいはレストランで食事をしたいといって、あたし達をつれて行くのだが、あたしはそのたびに子供の世話でいそがしく、何を食べたのかも覚えてないくらい気を使うのだ。 誘われるたびに、子連れでレストランは大変だから行きたくない断るのだが、義理の両親は、「あなた達が来ないならあたしたちも行かないわ、」と泣き脅しにかかるので、仕方なくいくはめになる。
フランスでは子連れでレストランお断りのお店がいっぱいある。 しかし子ども連れだと周りの人はもちろん、自分も楽しむことはできない。 そして子ども、も大人たちのつまらない話に付き合って2時間も席に座っていることなんてまったくごめんである。 子ども達も遊びたい年ごろになり、じっとしていろという方が無理。
今日で、義父母とのお付き合いのための子連れレストランは最後にしよう。
義父母がなんと言おうとも。。。