2005/03/05(土)22:05
パリで再会
今日は、まだ暗い朝の6時に家をでて、駅に向かう。
列車の暖房が効かず、2時間、寒い電車でコートと手袋をはめて座っる羽目になった。
おまけに何か動物を轢いたのかなんかで、電車は30分停止して、予定よりかなり遅れてパリに着く。その日に限って携帯電話を置いてきてしまったことが悔やまれた。
パリにて久しぶりの親子の対面。。
といっても8ヶ月ぶりか。
今回の5日滞在の日程のうち、3日間だけ一緒に過ごすことになる。
両親には飛行機の疲れがでたらしく、あまり活動的ではなかった。 (あたしには都合が良かったが)
しかし、、例のヴィトンのお店には一応足を入れてきました。
学生旅行と重なったため?店の中は若い日本人の女の子であふれていました。 店員に対応してもらうために待たされている人たちもけっこういた。 店の様子は、、 と言うか店員の応対も無かったので、フラーーっと見て周って出ることにした。
年を取ると物欲もなくなるのか?おとなしい父だった。
街はいい天気だったが風はけっこうあり寒い。
「外は寒いし、疲れたし、あったかいところを歩き回りたい、座って何か食べたい。」といので、プランタンにはいり、そこの上階で昼ごはんを食べることにした。
最上階のカジュアルなレストランに入る。けっこう綺麗なのね、天井がドーム状のステンドグラスになっていた。
そこで、まあ適当に頼んで3人で食べることになった。
子供抜きでレストランでゆっくり食べるなんて久しぶり。 はあ、なんて楽なんだろう。 なんて思いながら親子の会話を楽しんでいた。
目の前に若いカップルが座っていて、そのうちの女の視線を痛いほど感じる。
目をむけるとなぜかあたしを見ている。
「もう、そんなにアジア人が食事してるのが珍しいの!?」なんか腹ただしく思いながら、食事を続けていた。
食事も進みデザートを食べている間にそのカップル達は出て行った。
そのすぐ後に、テーブル係りがやってきて、テーブルの上の勘定票を探し、
「ちょっと、ここの担当はだれよ!」
なんていいだして、ウエイターはすぐに、客を探しにいったが、後の祭り。
2,3人のウエイターたちが固まってきたが、誰も清算しなかった様子。
上司っぽいウエイトレスがやってきて、怒り出した。
どうやら食い逃げされたらしい…
あのカップルの女のほうはあたしの視線を気にしていたのか。。。食い逃げするタイプのようなカップルに見えなかったし、あまりにもスマートに出ていったので、驚いた。 食い逃げ犯を目の前で見たのは初めてだった。
両親はもう歩きたくないと言うので、市内観光が出来る赤い2階建てバスに乗りパリ中を見て周る。バスの中はイヤホンでだが、日本語の案内つきで、2階の最上階のまん前に座ることが出来、「パリはもう飽きた、、」などとえらそうなことを言っていた父が一番喜んでいた。
本当はあたしはセーヌ川クルーズと言うものをやってみたかったのだが、両親は、ホテルに戻ってゆっくりしたいと言うので、早めに帰った。
「どうしたの? 急に年取ったみたいよ、まだまだ元気だと思っていたのに。」 と言うと、
父は今年で70歳になると言う。
両親の海外旅行はこれが最後かもしれないなあ。。