カテゴリ:8月の誕生花
夏から初秋に、まっすぐ伸びた茎先につぼみが固まってつき、白い小さな花が白い花柱と黄色い葯をつけたおしべを突きだして、順々に咲き、丸い小さな実が黒紫色に熟します。 8月5日の誕生花は、林下の日陰で群生する山野草、ヤブミョウガ(薮茗荷)。 花の名は、林下や薮に生え、葉が香味野菜のミョウガ(茗荷)に似ていることから名づけられ、ミョウガは香りがして食用にした芽香(めか)が転訛したものだそうです。
花言葉「謙譲の美徳」は、薄暗い林下でひっそりと咲きながらもよく目立つ白い花のやさしい姿からつけられたのでしょう。 ひとつのつぼみに見えますが、花茎が伸びるに従って、花が輪生して積み重なって咲く一日花で、午後になるとおしべと花弁が閉じた花から花柱が突き出しています。 花言葉「報われない努力」は、この変わった花のどこからきているのでしょう。 ミョウガに似た葉をつけても、花が独特の香りと紅色の花芽を薬味に利用されるミョウガに似ていないことからきているのでしょうか。
鳥が運んだ実から花を咲かせたヤブミョウガはフェイジョアやユスラウメの葉が茂った木陰に、タネや地下茎でどんどんふえて、つぼみがふくらみ始めると目につきます。 花が少しずつずれて咲いていくので、花後につく乳白色の実が薄緑色から薄茶色、褐色、藍色と変わって、黒紫色の実が落ちるところまで見られます。 ツユクサ科ヤブミョウガ属、半耐寒性多年草、原産地:日本、中国、台湾 ヤブミョウガ(薮茗荷)の花言葉:報われない努力、苦しみを和らげる、謙譲の美徳。 ヤブミョウガ(薮茗荷)の誕生花:8月5日 流通時期:夏に日陰の林道や植物園の木の下などで見かけます。
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Last updated
2013.08.05 10:33:09
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