カテゴリ:12月の誕生花
春に芽吹いた掌状にさけた葉のわきに、淡黄緑色の雌花と雄花が別々に咲き、夏には緑の大きい葉に見え隠れした球形の実は晩秋になると落葉した枝に垂れ下がって鈴をぶらさげたように見えます。 12月21日の誕生花は、ギリシャ・ローマ時代から植えられてきた街路樹、プラタナス。 花(木)の名は、古代ギリシャ語のplatys(幅が広い)で、葉が大きいことから名づけられました。 別名のスズカケノキは、山伏の法衣の篠懸衣(すずかけころも)に球形の飾りがついていることから篠懸の木と名づけられ、球状果が鈴なりにつくので、鈴懸の木と書くようになったそうです。
花言葉「天才」は、古代ギリシャの都市国家アテネで、プラトンやアリストテレスなどの哲学者たちがプラタナスの並木道の木陰で、哲学などを説いたことからつけられています。 アテネの北西郊外にアカデミアを創設したプラトンがプラタナスの木陰で弟子たちにしばしば講義し、瞑想にふけったことからプラトンにプラタナスをかけて生れた花言葉とも聞いています。 小学校に通うプラタナスの並木道は冬になると、丸いイガイガの実をどっさり落としていましたが、今ではどの通りも街路樹に別の木が植えられ、植物園で見かけるだけです。
プラタナスはスズカケノキ属に属する植物の総称で、スズカケノキとアメリカスズカケノキ、それらの交配種のモミジバスズカケノキなどがあります。 植物園のプラタナスは淡い灰褐色の樹皮がはがれてまだらになっているので、交配種のモミジバスズカケノキのようです。 スズカケノキ科スズカケノキ属、耐寒性落葉低木、原産地:ヨーロッパ南東部~西アジア プラタナスの花言葉:天稟、天才、非凡。 プラタナスの誕生花:12月21日、12月23日 流通時期:苗木を秋~春に見かけます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.12.21 10:30:07
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