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弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」

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2020.07.25
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カテゴリ:誕生花のない花
晩春から秋に、鋭いトゲ(棘)のあるつるの三角形の葉のわきから伸びた花茎の先に、深く5つに裂けたガク(萼)の基部が白く先が淡紅色の花弁のない小さな花が咲きます。

誕生花のない花は、インパクトのある名前の野の花、ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)。

花の名は、鋭い逆トゲのある茎で他の草などに絡まって伸びていく姿を継子(ままこ)いじめにたとえ、継子の尻を拭うことに見立てて名づけられました。

別名のトゲソバ(棘蕎麦)は、トゲをもち、花や実がソバ(蕎麦)に似ていることから呼ばれています。

 

花言葉「見かけによらぬ」は、見るからに痛そうな下向きの鋭いトゲをつけた茎先に咲くピンク色の花の可憐さからつけられたのでしょう。

花言葉「変わらぬ愛情」は、ほんのりピンク色の花が終わると、ガク(萼)が閉じて実が熟すまで抱いていることからきているのでしょうか。

 

ママコノシリヌグイは花枝に金平糖のようなつぼみをつけ、花をちらほら咲かせ、実を結ぶとつぼみより大きくふくらみ、閉じた花被(ガク)の間から黒いタネをのぞかせている花もあります。

数年前にはママコノシリヌグイだけがよく分枝するつるで線路わきのフェンスに巻きつき、線路際まで藪をつくっていましたが、今では夏のつる性の多年草に埋まれて、花を咲かせています。

タデ科イヌタデ属、つる性一年草、原産地:日本、朝鮮半島、中国
別名:トゲソバ(棘蕎麦)

ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)の花言葉:変わらぬ愛情、見かけによらぬ。

ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)の誕生花:―

流通時期:―

セイロンライティア
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Last updated  2020.07.25 10:30:05
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